弱々しい胡蝶蘭を素焼きの鉢へ植え替え

こんにちは。

今回は、弱々しい状態の「胡蝶蘭」をビニールポッドから素焼きの鉢へ植え替えをした様子をご紹介します。

UCHIの胡蝶蘭は前回、葉に黒の斑点が現れ、その対処をした様子をご紹介しましたが、その後なんとか冬越しは終えたものの、今はその時よりも株が弱々しい状態です。

またついに1株が枯れてしまい、残すとこ2株となってしまいましたので、このままではさすがにまずいと思い、なんとか状態を改善するため、ビニールポッドから素焼きの鉢へ植え替えたいと思いますので、その作業の様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIの胡蝶蘭
  • 胡蝶蘭の植え替え
  • 植え替えをした胡蝶蘭
  • 植え替えをして1週間経った胡蝶蘭

 

UCHIの胡蝶蘭

UCHIの胡蝶蘭は2020年1月24日に、葉に黒い斑点(黒カビ)のようなものが現れた様子をご紹介しました。

 

その後も葉が枯れたりして、全ての株が弱々しい姿になり、なんとか冬越しはできましたが、春に1株が枯れてしまいました。

 

そして前回のご紹介から4ヶ月半が経ち、今ではUCHIの胡蝶蘭は2株だけになってしまいましたが、弱々しいながらもなんとか過ごしています。

そんな弱々しいUCHIの胡蝶蘭は、今もビニールポッドに植えたままで、元気を取り戻し、いつかはもう一度花を咲かせてもらいたいので、状態の改善を期待して植え替えをしたいと思います。

 

それでは植え替えの作業の前に、現在の胡蝶蘭の様子をご紹介します。

 

 

こちらがUCHIの胡蝶蘭の様子です。

2株とも前回ご紹介したときよりも葉が減ってしまい、あまり元気とは言えません。

 

 

しかし2株ともこのような新しい葉が出てきています。

 

 

また胡蝶蘭をよく観察すると、このようにおそらく新しい根が伸びてきている様子もあります。

こういった様子から、UCHIの胡蝶蘭はまだ改善する猶予は残されていると思います。

 

 

そこでこのようにビニールポッドのままの胡蝶蘭を素焼きの鉢へ植え替えたいと思います。

 

しかし植え替えの前に調べてわかったのですが、胡蝶蘭の植え替えは4月が適期で、遅くても6月までに済ませるのがおすすめといった情報がありました。

もっと早くに決断すればよかったのですが、このまま後1年過ごすより、植え替えた方がいいかと思い、思い切って植え替えをしたいと思います。

 

それではまず、胡蝶蘭の植え替えの準備を始めます。

 

 

胡蝶蘭の植え替えの準備

胡蝶蘭は通気性の良い鉢が最適のようですので、こちらの素焼きの鉢へ植え替えます。

 

 

しかしサイズ的には今植えられているビニールポッドより、一回り大きいぐらいのサイズ感なので、もうワンランク大きな鉢にすればよかったかとも思います。

 

 

そしてこちらが胡蝶蘭の植え替えに使うため購入してきた苔です。

ここで今使っている苔と見た目が違うことに気が付き、パッケージを見てみると「山苔」と記載されていることに気が付きました。

 

苔にも種類があり、一般的に胡蝶蘭に使う苔は水苔のようで、山苔はどちらかというと盆栽などに使われる苔のようです。

しかし使えなくもないようで、開封してからでは交換はしてもらえませんので、この山苔を使いたいと思います。

 

また苔はすぐに使うのではなく、水をかけ、1日(できれば2日程)かけて戻して使えるように事前に準備しておきます。

 

それでは準備を整えましたので植え替えを始めます。

 

 

胡蝶蘭の植え替え

こちらが1日かけて戻した山苔で、2株分(もう一皿)用意しました。

もっと膨らむのかと思いましたが、あまり変化はありませんでした。

 

 

それでは胡蝶蘭の植え替えを進めます。

まずはビニールポッドから胡蝶蘭を抜き出しました。

 

 

そして絡んだ古い根を、時間をかけ、この写真のようにほどきました。

 

 

次にこの緑系の色をした根(ピンクの円で囲った根)以外をカットして取り除きます。

作業はきれいな根に傷をつけないように慎重にする必要があります。

 

 

すると1株でこのように古い根(枯れた根)がごっそりと取り除けました。

この作業をもう1株にもします。

 

 

そして古い根を取り除く作業を終えてみると、このようにかなりスッキリとしました。

これでよかったのかと、不安を感じる程です。

 

 

最後に不要な作業になるかもわかりませんが、ピンクの円で囲った枯れた葉の残骸のようなものが残っていて、特に根元付近は黒く変色したような感じもあるので、無理しない程度に取り除きました。

 

それでは植え替えた胡蝶蘭をご紹介します。

 

 

植え替えをした胡蝶蘭

こちらが植え替えをしたUCHIの胡蝶蘭です。

水は与えていませんが、山苔に含んでいた水分で、素焼きの鉢がほんのりと濃い色合いにかわりました。

このような余分な水分の吸水性と早く乾かす通気性が胡蝶蘭を植える鉢には求められるようです。

 

 

このようにたっぷり山苔を詰め込んで植え替えしましたが、今後無事に山苔で育てられるのか今も気になります。

 

 

そして苦肉の策ですが、もう1株はこれまで使っていた水苔で植えることにしました。

2年ぐらいで水苔を交換した方がいいようですが、カビなどがない場合再利用も可能といった情報もあったので、再利用しました。

※病原菌などがある場合も再利用しないようにした方がいいようですが、おそらく病原菌は目視では判断できないと思います。

 

 

一応これで水苔で植えた胡蝶蘭と山苔で植えた胡蝶蘭に分かれました。

 

そこでやはり気になるので読者の方へお伺いさせていただきます。

胡蝶蘭に使う苔(コケ)について

  • 水苔を使うべき (56%, 10 票)
  • どちらでも問題ないが、水苔を使った方がいい (28%, 5 票)
  • どちらでも大差はない (11%, 2 票)
  • その他 (6%, 1 票)
  • 山苔でも問題ない (0%, 0 票)
  • わからない (0%, 0 票)

合計投票数: 18

貴重なご意見をいただきありがとうございました。

 

 

またこのような胡蝶蘭の根の手入れや植え替えは初めてで、また使用した苔や再利用した苔など、いろいろ気になることがあります。

そこで今回は植え替えをして1週間経過した、UCHIの2株の胡蝶蘭の様子を続けてご紹介します。

 

 

植え替えをして1週間経った胡蝶蘭

こちらが今日(2020年6月10日)で植え替えて1週間になる、UCHIの胡蝶蘭のそれぞれ様子です。

一応これといった異変を感じることはなく、ホッとしています。

 

 

そして水苔を再利用して植えた胡蝶蘭には、新しい葉はより大きく生長したような印象すらあります。

 

 

植え替え後から今日まで水を与えていません(葉水のみ)ので、水苔も山苔もしっかり乾いています。

植え替えから1週間経ったので、今夜はたっぷりと水を与えたいと思います。

 

 

今のところ(まだ1週間ですが)水苔を再利用した胡蝶蘭は生長している様子もうかがえますので、特に問題はなさそうです。

しかし根の状態も気になりますので、もうしばらくはしっかり状態を観察し続けたいと思います。

 

 

そして山苔を使った胡蝶蘭も今のところ異変がないので、このまま育て、またタイミングを見て液体肥料を薄めてそれぞれの株へ与えたいと思います。

 

あのきれいな花はとうぶん期待できそうにありませんが、しばらくはこの弱々しい状態の改善を目標として、また今後二つの胡蝶蘭に新たな変化がありましたら、その様子をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。