気がかりなことばかりのジュエルオーキッド(マコデス・ペトラ)の水苔の交換

こんにちは。

今回は、気がかりなことばかりのマコデス属の蘭科の一種「マコデス・ペトラ」別名ジュエルオーキッドの水苔を新しいものへ交換した様子をご紹介します。

マコデス・ペトラは葉の恍惚とした様子が特徴でジュエルオーキッドとも呼ばれていますが、その葉を維持するにはやはり温度や湿度、そして水苔(水こけ)などの状態を適切に保つ必要があります。

しかしその水苔に白いカビが発生してしまい、このままでは間違いなく株に悪影響が及んでしまいそうです。

そこで水苔を交換するには適期とはいえませんが、カビが発生してはこのままにできませんので、水苔を新しいものへ交換した様子と、それ以外にもマコデス・ペトラには気がかりなことがあるのでそういった様子を併せてご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIのマコデス・ペトラ
  • マコデス・ペトラの葉が変色して枯れた様子
  • マコデス・ペトラの水苔を新しいものへ交換
  • 水苔を新しいものへ交換したマコデス・ペトラ

 

UCHIのマコデス・ペトラ

UCHIのマコデス・ペトラは2020年5月30日に、特徴の恍惚な葉が圧巻な姿と併せ、初めての様子をご紹介しました。

 

このご紹介後もずっとそれなりに良い状態のまま過ごせていましたが、朝晩が寒くなり始めた11月頃から下葉が枯れだし、今ではこれまでの下葉だった葉はすべて枯れてなくなっています。

そんなマコデス・ペトラには様々な気がかりなことがあり、特に一番気になるのは水ゴケの状態で、水苔にカビが生えている様子が見て取れます。

しかし今はもちろん水苔を交換するには適期とはいえませんが、冒頭でもお伝えしているように、このままでは間違いなく株に悪影響が及んでしまいますので、水苔を新しいものへと交換したいと思います。

 

それではその作業を始める前に、まずは前回のご紹介から約6ヶ月半が経った、現在のマコデス・ペトラの様子をご紹介します。

 

 

こちらがUCHIのマコデス・ペトラの様子です。

まず気がかりな要因として茎が伸びたようにも思えますが、これはこれまで付いていた葉が枯れてしまったことも影響しています。

 

 

そして次の気がかりは、ピンクの円で囲った部分を見て頂けると、一部が枯れているような状態です。

これはこの葉が開き始めた頃からこの辺りが枯れているような状態で、そのまま現在の大きさにまで生長しました。

 

 

そして最も気がかりなのは、こちらの水苔の状態です。

明らかに白っぽいカビが発生している様子がお分かりいただけると思います。

 

 

この水苔のカビが原因で葉が枯れているのか、または気温が下がっていることや、湿度などが原因なのかわかりませんが、さすがに水苔はこのままにはできません。

そこで水ゴケを新しいものへ交換するため慌てて水苔を購入して2日かけて戻して準備していますので、その新しい水苔に交換したいと思います。

※この様子も撮影していますが、また別の機会にご紹介したいと思います。

 

それでは水苔の交換作業を始めたいと思いますが、その前に茎がここまで目立つようになる前の葉が変色したころの様子を撮影していますので、その様子を先にご紹介します。

 

 

マコデス・ペトラの葉が変色して枯れた様子

こちらが2020年11月27日のマコデス・ペトラの様子で、これで3枚目の葉がこのようにピンク系の色合いに変色した頃です。

 

 

マコデス・ペトラの葉は状態が悪くなると、まず黄ばむような色合いになり、そしてこのようなピンク系の色合いへと変化します。

黄ばむような色合いになるともう改善はできませんので、そのままにしていても問題ないと思いますが、今回は手で取り除きました。

また黄ばみ出した頃の様子もあるので、後程ご紹介します。

 

それでは水苔を新しいものへ交換します。

 

 

マコデス・ペトラの水苔を新しいものへ交換

まずはマコデス・ペトラを丸形の鉢カバーから取り出しました。

 

 

そしてプラスチックの鉢からマコデス・ペトラを抜き出します。

すると水苔の上部にだけカビが発生していたようです。

しかしおそらくカビの胞子はカビが発生していない下部分の水苔にも付着していると可能性は十分にあります。

 

 

そのため全て新しい水苔に変えるために、マコデス・ペトラの根に傷がつかないよう作業して、古い水苔を取り除きました。

一応時間をかけて丁寧に取り除いたので、根に傷は付けずに取り除けたと思います。

 

 

そしてこちらがマコデス・ペトラの根の様子です。

前日植え替え作業をご紹介した、ポトス・マーブルクイーンなどのポトス系の根と太さ色合いが似ている気がします。

 

 

そしてこちらが取り除いた古い水苔です。

アノ小さな鉢に結構な量が入っていたことがお分かりいただけると思います。

 

 

そして丁寧に根に水苔を巻くようにして、同じぐらいの量になるように意識して鉢に入れ込みました。

これできちんと交換できていると思いますが、交換の仕方としてこれで良かったのかと不安がありますので、このあと3日様子を見ることにしました。

 

それでは水苔を新しいものへ交換して3日経った今朝のマコデス・ペトラの様子をご紹介します。

 

 

水苔を新しいものへ交換したマコデス・ペトラ

こちらが水苔を新しいものへ交換して3日が経った、今朝のUCHIのマコデス・ペトラの様子です。

水苔を交換して3日様子を見ましたが、今のところ特に目立つ異変はないので、まだまだ気が抜けませんが今はとりあえず安堵しています。

 

 

そして今UCHIのマコデス・ペトラの1番大きな状態の良い葉がこちらで、今朝撮影する1時間程前に葉水しているのでやや水滴が残っていますが、相変わらずジュエルオーキッドと呼ばれるだけの恍惚な様子には違いありません。

またその奥や少し上辺りのまだ小さめの葉が、この1番大きな葉に負けず劣らずのサイズまで生長するのが待ち遠しいです。

 

 

またこちらがこれからよりピンク系へと変色して枯れてしまう、先ほどお伝えした黄ばんだ様子の葉です。

水苔を新しいものへ交換したからといってこのような状態になった葉の改善はできませんが、今後はこういった状態にならないよう努力したいと思います。

 

 

時季的には適期とはいえませんが、カビの生えた水苔を新しいものへ交換ができたので、気がかりなことの一つは手が打てました。

しかしすべての気がかりなことを改善できたわけでなく、マコデス・ペトラはこれからの管理の仕方が重要で、室温が高いリビングに置いて、なるべく湿度を保ち、場合によってはプラスチックのケースなどに入れるなどの工夫をして、冬越しをしたいと考えています。

 

冬越しは初めての経験でどのようなことが起こるのか気がかりは尽きませんが、また無事に冬越しができれば春辺りにその時のマコデス・ペトラの様子をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したマコデス・ペトラの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のマコデス・ペトラの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。