こんにちは。
今回は、かなり生長したサンスベリア属の観葉植物「サンスベリア・ボンセレンシス」のわき芽の様子と併せ、問題解決のために期待を込めて株分けをした様子をご紹介します。
UCHIのサンスベリア・ボンセレンシスはずっとトラブルなく過ごしてくれているのですが、解決できていない問題があります。
それはわき芽の葉の様子で、そのことについては何とか改善させたいと考えているのですが、だからといって明確な解決策があるわけでなく、結局のところ気が付けば1年以上の時間が経っていて、今ではそのわき芽はサイズだけでいうと親株に引けを取らない大きさにまで生長してきました。
ただその間もなかなか変化がなかったのですが、気が付けば新しい葉にこれまでとは違う僅かな期待が持てる様子があることに気が付きました。
しかし待てど暮らせどそれ以上に変化はなくこのままでは期待止まりとなりそうなので、その希望が絶えない間に期待を込めて株分けすることにしましたので、その様子と併せ株分けの作業もご紹介したいと思います。
今回の目次
- UCHIのサンスベリア・ボンセレンシス
- サンスベリア・ボンセレンシスの株分け
- 株分けしたそれぞれのサンスベリア・ボンセレンシス
UCHIのサンスベリア・ボンセレンシス
UCHIのサンスベリア・ボンセレンシスは2021年12月15日に、これから本当にアノ肉厚で丸みのある棒状の葉になるのかとその時の葉の様子などをご紹介しました。
この約1年5ヶ月前から問題視しているのが葉の様子で、サンスベリア・ボンセレンシスは肉厚で丸みのある棒状の葉が最大の特徴なのですが、わき芽の葉は肉厚が足りず、丸まり切らない様子をしています。
そこでそのことについて読者の皆様にその原因についてご意見をおうかがいしていて、合計32票もご回答をいただきました。
その結果がこちらです。
サンスベリア・ボンセレンシスの葉が肉厚で丸みのある棒状にならない原因について
- わからないが興味がある (17 票)
- 生長が遅く今後徐々に変化する (5 票)
- 育て方(日当たりや水の量や養分など) (4 票)
- 葉の個体差 (3 票)
- そもそもこれはサンスベリア・ボンセレンシスではない (2 票)
- その他 (1 票)
ご協力ありがとうございました。
結果でいうとわからないといったご回答が多く、今後徐々に変化する可能性も捨てきれず、育て方などに問題があるとは考えつつもそのことに抜本的な解決に向けた対策がとれないまま生長を続け、気が付けば約1年5ヶ月以上の時間が経ってしまいました。
ただ冒頭でお伝えしているように、新しい葉にようやくこれまでとは違う僅かな期待が持てる様子があり、しばらくそのまま育てていてもそれ以上に変化はないので、このままでは期待止まりとなりそうな予感しかしません。
そこで希望が絶えない間に期待を込めて株分けすることにしましたので、まずはその作業をする前の様子からご紹介していきたいと思います。
こちらが前回のご紹介からちょうど1年5ヶ月が経った、UCHIのサンスベリア・ボンセレンシスの様子です。
この株はほぼ変化はありませんが、しいてお伝えするならあのシワ(くぼみ)はしっかりと水を与えることで消えています。
そしてこの親株よりも明確に生長したといえるのがアノわき芽です。
こちらがかなり生長したわき芽の様子です。
時間が結構経っているので当然といえば当然ですが、サイズ感だけでいうと親株に引けをとらないぐらいに生長しました。
それなりに迫力のある姿へと生長し、葉の厚みもそれなりに感じられますが、どの葉もこのように中央がくぼんで丸まらない様子は改善できていません。
しかしこのわき芽の中央の最も新しい葉はこれまでとは違いかなり内側へ丸まろうとしているような様子があり、これはもっと内側への肉付きが改善できればサンスベリア・ボンセレンシスの特徴の肉厚で丸みのある棒状の葉へと育てることができるのではないかと期待がもてそうで期待していましたが、待てど暮らせどずっとこの状態のままで変化がありません。
そこでそういった様子へ育てる解決策となるかはわかりませんが、この希望が絶えない間に期待を込めて株分けしたいと思います。
サンスベリア・ボンセレンシスの株分け
株分けしてからのことになりますが、わき芽はこちらのプラスチックの鉢へ植えようと考えていますが、この鉢は以前ベンジャミンの子株に使っていたもので、ベンジャミンの子株は三つ編みへ仕込むまで育てることができずに冬に枯らしてしまいました。
それでは気を取り直して株分けを進めたいと思います。
まず今植えられている鉢からサンスベリア・ボンセレンシスを抜き出しました。
するとこのようなプラスチックの小さな緑の鉢?ごと抜き出すことができました。
次に土のようなものを振るい落しました。
そしてこのプラスチックの小さな緑の鉢から抜き出そうとしたのですが、はみ出している根や絡み合っていることからこの鉢から簡単に取り出せません。
ただ親株は元に戻す予定で、わき芽はピンクの円で囲っている部分をカットすればある程度根を残して株分けできそうな様子なので、ピンクの円の部分でカットして分離することにしました。
無事に成功です。
そしてわき芽を取り出そうとしたのですが、やはり根が絡み合っていて簡単には抜き出せません。
そこで時間をかけて絡み合った根をほどきながらプラスチックの底のはみ出た根へも対処していると、両株ともこの鉢から抜き出せました。
そしてカットした断面などにルートンを塗布しました。
しばらくこのままにして、その間に親株の鉢や土を洗い、元の土で植えなおし、わき芽も赤玉土(小粒)8、ピートモス1、鹿沼土1のブレンドの土で植えました。
それでは株分けは成功したのか、この作業から1週間が経った、今朝の株分けしたそれぞれのサンスベリア・ボンセレンシスの様子をご紹介します。
株分けしたそれぞれのサンスベリア・ボンセレンシス
まずこちらが株分けしてプラスチックの鉢へ植えた、子株のサンスベリア・ボンセレンシスの様子です。
土へ植えてから3日目辺りに水を与えましたが、株の状態は問題がなく、今のところ株分けは成功といえそうな手応え感じています。
ただ当然ですが、葉が膨らむといったような肉厚に改善するようすはなく、今後にそういったことを期待したいと思いますが、ここで読者の皆様にこの植え替えで子株の葉が肉厚で丸みのある棒状の葉へ改善するかどうかおうかがいしたいと思います。
葉の長さや広がり方などから親株に引けを取らないサイズ感となりました。
しかしどうしてもその葉のカタチに問題を感じてしまいますが、それがより良いものとなるようこれからの葉の変化に期待したいと思います。
そしてこちらが株分けして元の鉢に植えなおした、UCHIのサンスベリア・ボンセレンシスの様子です。
株分けした子株とそれほど大きさは変わりませんが、やはり葉の厚みや丸まった棒状の葉の様子から存在感の違いが際立っています。
この株にも水を子株と同じタイミングで霧吹きで軽く与えていて、変色や葉の硬さにも違和感がないので、時季的に適期だったこともありとりあえず今のところ株分けは問題なかったといえそうな気がしています。
ただもうしばらくは気が抜けませんので水をたっぷりと与えることはせず、霧吹きで軽く与えるようにして様子を見守り、今季の生育期の間により良い変化があることを期待しつつ、やっぱり気になるのは子株に変化があるかということだと思いますので、何か気になる変化があればまたそれぞれのその時のサンスベリア・ボンセレンシスの様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。