一か八かで炎天下へ移したベンジャミン・バロック

こんにちは。

今回は、一か八かで炎天下へ移したフィカス属の観葉植物「ベンジャミン・バロック」の様子をご紹介します。

ベンジャミン・バロックは冬の間で想像以上に冬に葉を落とし、このままでは枯れてしまうのではないかといった状態になりました。

その後は何とか春を迎えたものの、思いのほか特徴のカールした葉の量が改善しないことから、6月頃から屋外(軒下)に置いているとまずまずの手応えがあったので、無謀なような気もしましたが、以前の経験などからより日差しに当てるために一か八か炎天下へ移すことにしました。

そこで炎天下に移したベンジャミン・バロックは、今どういった様子なのかをご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIのベンジャミン・バロック
  • 改善の手応えが確実なものと感じた頃のベンジャミン・バロック
  • 一か八かの炎天下のベンジャミン・バロック

 

UCHIのベンジャミン・バロック

UCHIのベンジャミン・バロックは2020年11月8日に、魅力のカールした葉が減ってしまった様子をご紹介しました。

 

この後は無事に冬を過ごすことだけを考えていましたが、想像以上に環境が合わなかったのか、みるみるカールした葉を減らし、このまま枯れてしまうのではないかといった様子にまで葉が減ってしまいました。

 

そして冒頭でもお伝えしているように、何とか春を迎えたものの、新しい葉が出てきては生長する前に落ちてを繰り返し、思いのほか葉の量が改善することがありませんでした。

 

そこで以前同じフィカス属のベンジャミンを改善した経験や、ガジュマルの葉の量が増えた経験から、やはりフィカス属は生育期に日差しに当てることが重要だと思いますので、6月頃から屋外に置いて育てていると、新葉の落ちる量が減り、葉が生長して定着するといった手応えを感じるようになりました。

 

それではそういったことを経た、前回のご紹介から約9ヶ月程が経った、UCHIのベンジャミン・バロックの現在の葉の様子をご紹介します。

 

 

今では部分的には購入当初よりカールした葉が詰まり、ようやくこういった様子をご紹介できるまでに改善しました。

 

 

まだこのように淡い色合いの葉が多く混じっていますが、やはりフィカス属は特に生育期は日当たりを好むと実感できました。

 

それではこのように葉の改善への手応えを確実なものと感じた頃のベンジャミン・バロックの様子をご紹介します。

 

 

改善の手応えが確実なものと感じた頃のベンジャミン・バロック

こちらがその手応えを感じられた2021年7月17日(2週間前)の、UCHIのベンジャミン・バロックの様子です。

実は少しベンジャミン・バロックは諦めかけていて、撮影すらしていなかったのですが、屋外に置いて約1ヶ月半でこういった様子へ改善しました。

しかし以前と比べれば随分と葉が減っていることもお分かりいただけると思います。

 

 

淡い色をしているのがベンジャミン・バロックの新葉の様子で、この頃からようやく茎に新葉が定着するようになりました。

こういった様子になる以前はこのように新葉が定着することはなく、芽生えてはすぐに落ちるといったことを繰り返していました。

 

 

改善に手応えを感じている中で、このように一向に葉が出てこない茎もあります。

こういった茎はすぐに折れて、今後も葉が出てくるような様子ではありません。

 

 

そこでボリューム不足になることは覚悟して、このようにカットしたり、土から抜き出したりして対処しました。

 

 

そしてこちらが枯れた茎に対処した全体的なベンジャミン・バロックの様子です。

茎だけ取り除いたのですが、やはり先ほどよりボリューム感が失われてしまいました。

しかし枯れた茎などをそのままにしていると病害虫の発生原因になり兼ねませんので、取り除いてよかったと思います。

※葉が出てこない茎でも、枯れていると確実に判断できない場合は取り除かないほうが賢明です。

 

 

そして最後にこの時のベンジャミン・バロックは改善する活力が増している様子なので、以前も与えていた観葉植物用の錠剤肥料を与えることにしました。

 

そして改めて屋外へ戻すことにしましたが、先ほどもお伝えしているように以前の経験(フィカス属の葉の量を増やした経験)から、より日差しに当てるため一か八か炎天下に移すことにしました。

 

それでは一か八か炎天下に移して2週間が経った、UCHIのベンジャミン・バロックの現在の様子をご紹介します。

 

 

一か八かで炎天下に移したベンジャミン・バロック

こちらが、一か八か炎天下に移して2週間が経った、UCHIのベンジャミン・バロックの様子です。

遠目からでも特徴のカールした葉の量が増えていることがお分かりいただけると思います。

 

 

他のフィカス属の経験ではいい感じに改善してくれましたが、やはりベンジャミン・バロックでは同じ現象が起きるかわからず、一か八かの賭けでもありましたが、今回は葉焼けはせず、特に茎の先端付近に所狭しとカールした葉が詰まるといったような、いい感じの結果が表れてくれました。

※必ずしもこういった結果に結びつくわけでなく、やはり基本的には強い直射日光は、葉焼けの原因となってしまいますので注意が必要です。

 

 

今回の結果は生育期であること、そしてある程度は順化していたこと、株の状態が改善に向かっていたこと、そしてこのように肥料を与えたことがうまく機能した結果ではないかと思います。

また水はほぼ毎日夕方、もしくは早朝に与えていて、その際は葉にも水がかかるように与えていました。

 

 

そして目立たないことですが、比較的根元よりの部分の葉も落ちることなく定着してくれているのが印象的です。

状態が悪いとこれぐらいの葉の大きさで落ちてしまいます。

 

 

ただ気になるのは今後の置き場所で、しばらくはこういった淡い色の葉などがしっかりとした緑色になるまで現在の置き場所で育てる予定ですが、フィカス属は環境の変化に敏感で、いい感じに改善しているベンジャミン・バロックでも、おそらく室内などに移すとまた葉が落ちてしまうのではないかといった懸念があります。

 

 

秋以降にどのように室内へ移動させるかといった課題を今から感じていますが、今はいい感じにより良い姿へと改善しているUCHIのベンジャミン・バロック。

夏の間はこのまま炎天下で育て、なるべく強い株へと育てたいと考えていますが、そういった反動がないように、なるべく室内よりの環境へと時間を掛けた順化を意識して室内へ取り込む予定を組んでいきたいと考えています。

 

けれでもあまり先のことを考え過ぎると変化を楽しむことができず、また、まだまだ良い結果も期待できそうですので、次の課題に対処する前に、また秋辺りに炎天下へ移したベンジャミン・バロックがどのような変化を遂げたのかををご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したベンジャミン・バロックの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のベンジャミン・バロックの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。