春から秋の間で枯らしてしまった植物

こんばんは。

今回は、できればやっぱりご紹介したくないことなのですが、もう秋も終わりだということもあり今年(2021年)の春から秋の間で枯れてしまった植物をご紹介します。

以前も枯らした植物をご紹介するときに、「植物を枯らしてしまう原因には様々な事柄があります」とお伝えしていますが、今回は季節的なこともあるのか突然といったことが多かったと思います。

明日から12月ということもあり、今日までをひと区切りとして、前回の枯らしてしまった植物以降(7月以降)に枯らした植物をご紹介します。

※今回は目次はありません。

 

ヘミオニティス・アリフォリア

UCHIのヘミオニティス・アリフォリアは2021年3月7日に、冬でも水切れが早いことと併せ、植え替えをした様子をご紹介しました。

 

植え替え後は特に変わった様子もなく、適度に水を与え、こまめに葉水で水分を補い過ごしていました。

しかし夏だったことも影響してか、何日か(数日)水やりを怠ってしまうと取り返しのつかない状態になってしまっていました。

 

 

こちらがその取り返しのつかない状態になってしまった、2021年7月6日のヘミオニティス・アリフォリアの様子です。

 

 

こちら(先ほどの写真の左側)の葉は元々枯れかかっていたので仕方がなかったのですが、それでもアッという間にこのような状態になってしまいました。

 

 

そしてこちらが状態が良かったのに枯らしてしまったヘミオニティス・アリフォリアの細長いハート型の葉の様子です。

このような面影のない姿になってしまったことから水切れもそうですが、やはり湿度にも問題があるように思えます。

 

 

ただこの時、根元付近には新しい葉が出てきている様子もあり、まだ諦めず改善もできるのではないかといった様子もありました。

 

 

そこで枯れてしまった葉は仕方がないので、このようにカットしました。

 

 

そしてこちらの出てきている葉を育てることにし、毎日葉水などして水分を補っていましたが、ご存じの方ならお分かりいただけると思いますが、シダ植物の一種ということもあり、湿度管理が難しくなかなかこのような新しい葉を大きく育てることができません。

 

けれども何とかビニール袋で覆ったりと工夫してみましたが、新しい葉が大きく生長することなく、数日後に枯れてしまいました。

 

 

ペペロミア・ニパドラ

UCHIのペペロミア・ニパドラは2021年4月4日に、生長してやや印象が変わりだした様子と併せ、植え替えしたこともご紹介しました。

 

その後のペペロミア・ニパドラはより茎が伸びて葉と葉の間隔が広がるような様子こそありましたが、一応はトラブルなく過ごしていました。

しかし6月下旬にセメント鉢に植え替えたペペロミア・ニパドラに異変があり、アッという間に根元が黒く変色して溶けたようになり枯れ、その後すぐに、同じようにビニールポッドに植えた株にも異変が起こりました。

 

 

こちらがその異変が起こった、2021年7月9日のペペロミア・ニパドラの様子です。

朝、様子を見ると、突然このようにペペロミア・ニパドラが倒れていました。

 

 

葉は少し前からこのように落ちたりしていましたが、ここまで一気に落ちたのは初めてです。

 

 

そして倒れているペペロミア・ニパドラの根元付近を見てみると、セメント鉢に植えた株同様に根元が黒く変色し始めていました。

 

 

このような異変が生じると、このまま土に植え直しても枯れることは間違いありません。

そこでまだ変色していない先端付近をピンクの線辺りでカットして挿し木することにしました。

 

 

そしてこのように4本挿し木するために準備しましたが、すぐに挿し木することはせず、断面がしっかりと乾くのを待つことにしました。

 

 

そしてこちらが3日後の、2021年7月20日の挿し木するためにカットして準備した茎の様子です。

1本はすぐに枯れてしまい、残った茎の断面も黒っぽく変色しています。

 

 

嫌な予感がしましたが、赤玉土だけで挿し木して様子を見ることにしました。

 

しかし残念ですがやはり成功することなくすぐに枯れてしまいました。

 

 

ベンジャミン・スターライト

UCHIのベンジャミン・スターライトは2020年11月23日に、植え替えの効果は限定的ながら、その時の姿にはそれなりに満足しているその時の様子をご紹介しました。

 

その後は時季的なこともあり、あまり変化がありませんでした。

 

 

そしてベンジャミン・スターライトは2021年1月29日に、YouTube用に撮影をしていますが、この時もあまり変化はありませんでした。

※葉の色はYouTubeのサムネイル用の設定で撮影したもので、やや色合いがこれまでと違うように思えますが、実物は特に変化はしていません。

 

 

しかしその後の2021年3月29日のベンジャミン・スターライトは一遍しています。

 

 

このように少ないながらも残っていた葉が、維持できず枯れてしまいました。

 

 

このような葉はもう改善はできません。

しかしベンジャミンは葉が減っても適切に管理できればまた葉が増えることは同じフィカス属のベンジャミン(ベンジャミナ)で経験があります。

 

 

そこで枯れた葉を取り除いて改善を待ち望んでいましたが、春から夏の間もずっとこのような状態のままでしつこくねばりましたが、徐々に葉が落ちてなくなり、秋にさしかかっても改善することがなかったので諦めることにしました。

 

 

ユーフォルビア・ソテツキリン

UCHIのユーフォルビア・ソテツキリン(蘇鉄麒麟)は2021年1月16日に、多くの葉を維持できなかったことと、幹(茎)が歪んだままの様子をご紹介しました。

 

またこのご紹介では、そのユーフォルビア・ソテツキリンの幹(茎)が歪んでしまう主な原因について、読者の皆様にあえて一つその原因を絞って選んで答えていただきました。

その結果がこちらで、合計25票もいただきました。

 

  • 日照時間より光量不足 (17 票)
  • 徒長したこと (3 票)
  • 水が多い (2 票)
  • 風通し (2 票)
  • わからない (1 票)
  • 水不足 (0 票)
  • 気温(室温) (0 票)
  • その他 (0 票)

ご協力ありがとうございました。

 

その後無事に冬越しを終え、アンケートの結果も参考にさせていただき、なるべく日当たりの良い窓際に置いていたので改善したことがありますが、一度伸びて歪んだ幹は改善することなく、またそれでも伸びようとすることにも対処ができずにいました。

 

そこでやはりお伝えしていたように、株姿(幹)の改善に取り組むことにしました。

 

 

そしてこちらが改善に取り組む決心をした、2021年7月14日のUCHIのユーフォルビア・ソテツキリンの様子です。

何をさておいても幹がすごい角度になっていることがお分かりいただけると思います。

 

 

なるべく日当たりの良い窓際に置いていたので葉はこのように増え、状態が改善していると感じられます。

 

 

ただウンベラータやアルテシーマならまだしも、やはりこの幹の曲がり方を無視するわけにはいきません。

 

 

また何もせずに放置していると、鉢から抜け出してしまいそうな様子もありますので、ここは思い切った対処をすることにしました。

 

 

それはこのように思い切って同切りしていったん幹を短くして、株姿(幹)を改善することです。

時季的にも生育期で、道具もアルコール消毒した清潔なハサミでカットして、根元と中間部と上部の3ヶ所でカットしました。

 

 

するとこの根元部分からは、特に溢れるぐらい白い液体が滲みでてきました。

ここで慌てて拭き取らず、自然に乾くのを待ち、またカットした幹も断面が乾いてから土に挿し木することにしました。

 

 

そしてこちらが同切りして3日経った、2021年7月17日のユーフォルビア・ソテツキリンの様子です。

変色するなどの異変はありませんでした。

 

 

そして断面ですが、先端が縮れましたがしっかりと乾いている様子です。

この株は抜き出していないので根付いたままだということもあり、今後は他のものより問題なさげな印象です。

 

 

そしてこちらがカットした幹のそれぞれの断面の様子です。

こちらもしっかりと乾いているような感じで、右側の幹は先にご紹介したものと同じようにやや断面が縮れています。

 

 

そこでこのようにビニールポッドに赤玉土だけで挿し木しました。

もちろん中間部は上下が逆にならないように目印を付けて、間違わないようにしました。

あとは発根を待つだけだと安易に考えていました。

 

 

しかしそう考えているように事は運びませんでした。

こちらが土から抜き出していない株の8日後の、2021年7月25日の様子です。

 

言葉を失いました。

 

最後に確認したのはこの2日前で、その時は特に異変もなかったのですが、この日の朝、様子を見るとこのような状態になっていてとてつもない悪臭がしていました。

 

ただ残りのカットした幹は大丈夫だったので焦らず気長に根付くことを期待していましたが、その後このような状態になることはありませんでしたが、発根することがなく縮れて枯れてしまいました。

 

ただただ残念です。

 

もうこれ以上こういった様子を書くことは気乗りがしませんが・・・続けます。

 

 

チランジア・ジュンセア

UCHIのチランジア・ジュンセアは2021年4月10日に、その存在感に改めて惹かれ新たな株で再挑戦し始めた様子をご紹介しました。

 

ほかのエアプランツ同様に水を与えて育てていましたが、何故か突如チランジア・ジュンセアだけが変色して枯れてしまいました。

水を与えた後、逆向き(下向き)にしてしっかりと水を切り、以前枯らした経験から風通しの良い場所に置いていましたが残念です。

 

コーヒーの木

UCHIのコーヒーの木は2021年9月19日に、偶然なのかそれとも必然なのか、活発な生育期にそれぞれ2cmずつだけ伸びた様子をご紹介しました。

 

 

UCHIのコーヒーの木の背が高い大きめの株は、植え替え65cmを目指していたので、その時は少し残念な気持ちがありましたが、今考えると2cmしか伸びなかったということはなんらかのサインだったのかもしれません。

ただ焦っても仕方がないので、その後もこれまでと変わりない置き場所で土の様子を見て水の与えていました。

 

しかしある日からこれまでとは違い、水を与えても葉がシャキッとするといった様子にならず、変だとは感じていたのですが、徐々に葉の様子が変化し始め、ついには生気が感じられない様子になってしまいました。

 

 

こちらが葉に生気が感じられなくなった2021年10月4日の、UCHIのコーヒーの木の様子です。

 

 

生気が感じられない葉の様子ですが、茶系に変色している葉もありますが、気になるのは緑の葉で、色は緑のままでもこれまでと様子が違います。

 

 

それは上部でも同じ様子で、何があったのか理解できませんでした。

ただ葉の色合いから枯れているかも微妙な状態です。

 

 

一番上には新葉の様子もありますが、なんとなく色合いが悪く、またその下の茎にもシワのようなものが入っています。

 

 

けれども根元だけには異変が感じられず、弾力もこれまでと変わりありません。

 

 

ただこの時に察しました。

このコーヒーの木は枯れてしまうと。

 

この後はやはり葉の色こそ変化はありませんでしたが、水分が抜けたようにパリパリのような状態になり、最上部の新葉も同じ感じだったので改善することは難しいと思い諦めることにしました。

 

最後に測ったのが約42cmで、購入当初が約15cmということなので、27cm伸ばすことができましたが、もうそんなことより枯らしてしまったことが悔しく残念です。

唯一の希望は小さな株は今も健在だということです。

 

様々なご意見などがあると思いますが、今年の春から秋の間に6品種の植物を枯らしてしまいました。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。