こんにちは。
今回は、冬でも育てやすい観葉植物と多肉植物をご紹介したいと思います。
基本的に冬生育型の植物以外は冬は育てるというより管理すると表現が当てはまるかと思いますが、一般的にわかりやすいように育てるという表現にしました。
多くの植物は冬越しが植物を育てるうえでのポイントになります。(UCHIでは夏の可能性もありますが・・・)
植物図鑑や植物系の専門誌などでも冬をやり過ごすための「冬越し」の方法やポイントなどが記載されているように、いかに冬を上手に管理して枯れさせずにするかが課題です。
しかしその中でもやはり冬でも育てやすい(管理しやすい)植物が存在します。
そこでUCHIの経験での独断によるご紹介になりますが、去年の冬に比較的問題が少なかった観葉植物5種と多肉植物5種をご紹介したいと思います。
※一応あくまでUCHIの環境と経験でのご紹介ですので予めご了承ください。
今回の目次
- 観葉植物の冬越し
- 冬でも育てやすい観葉植物
- 多肉植物の冬越し
- 冬でも育てやすい多肉植物
観葉植物の冬越し
多くの観葉植物は冬の管理方法が重要で、それぞれの品種にあった適温で基本的には水を控え、乾かし気味に管理します。
冬に植物が枯れやすいのには様々な原因がありますが、よくある原因としては冬に休眠している(もしくは生育が鈍っている)植物に水を与え過ぎ根腐れさせてしまうことです。
しかし水は全く不要ではありませんので、植物によりますが、1、2週に一度少量をまた場合により半月一度は少し与えたりすることも必要な場合があります。
そして冬室内で育てる観葉植物に対し注意することとして、エアコンの風が直接あたらない場所に置くことが必要です。
またエアコンで室内が乾燥しやすくなるので、多くの観葉植物は葉水をこまめにしてあげることで乾燥や病害虫予防にも有効なので、葉水は冬越しするひとつのポイントになります。
冬でも育てやすい観葉植物5種
ポトス(ゴールデンポトス)
ポトス(ゴールデンポトス)はに初めてご紹介しました。
明るい室内ならほぼトラブルなく育ってることが可能だと感じています。
つる性の植物なので飾り方も工夫ができますので、初心者の方から上級者の方めでおすすめの観葉植物です。
またポトス・ステータスも同じく冬も室内なら問題なく過ごすことができました。
こちらがUCHIのポトス(ゴールデンポトス)の現在の様子です。
最後にご紹介の時よりも若干つるが伸びましたが、やはりもう生育の速度は鈍りだしていますのであまり変化していません。
ベンジャミン
ベンジャミンはに初めてご紹介しました。
ベンジャミンは環境の変化に敏感ですが、冬だから管理が難しいといった印象はなく、室内の日が当たる窓際などでは特に気を使わなくても冬越しできます。
多少葉が落ちたり、変色したりすることもありますが、基本的には水を控え気味にし葉水して冬は過ごすようにします。
こちらがUCHIのベンジャミンの現在の様子です。
冬はエアコンで室内が乾燥するので葉水意識して管理していて、そのおかげかこれまで病気にはかかったことがありません。
しかしカタチを整えるため剪定し一時はスカスカになったものの、現在も剪定を繰り返しながら、まだまだ葉が詰まっているとはいえませんが一応ご覧いただいている状態を維持しています。
もし冬にベンジャミンの葉が落ちても、慌てずしっかり管理(水の与えすぎには注意が必要)さえすればベンジャミンは春から秋の間に新しい葉をつけてくれます。
パキラ
パキラはに初めてご紹介しました。
葉は枯れたり変色したりはしましたが、室内では比較的管理しやすくそしてパキラは丈夫です。
パキラも冬は乾かし気味に管理しますが、葉水で乾燥を防いであげることが上手に冬越しするポイントになります。
こちらがUCHIのパキラ現在の様子です。
パキラ夏はとても元気に過ごしていたのですが、9月上旬ぐらいから葉の先が枯れ現在でほとんど葉の先が枯れてしまいました。
しかし株は元気な様子です。
アンスリウム
アンスリウムはに初めてご紹介しました。
アンスリウムは寒い11下旬に購入しましが、トラブルが比較的少ないです。
これはUCHIの環境だけかもわかりませんが、アンスリウムの問題点としては比較的すぐにハダニが発生するということです。
葉がベトベトする場合はよく葉を観察して、赤茶系の粒のようなものが付着していないか確認してください。
もし葉の表面に付着物が確認できなくても裏側にいる可能性もあります。
またハダニが発生した場合直ぐに葉水しながら拭き取り、その後の経過を見守るようにしてください。
しかしこういったポイントを押さえているとアンスリウムは室内なら無難に冬越しできます。
こちらがUCHIのアンスリウムの現在の様子です。
最近ハダニが発生して一時期葉がベタベタしましたがすぐに対処できたので、特徴のピンクの仏炎苞はありませんが元気に過ごしています。
アグラオネマ・アンニャマニー
アグラオネマ・アンニャマニーはに初めてご紹介しました。
アンニャマニーもほとんどトラブルを経験していません。
葉が変色することも他の観葉植物より少なく、室内なら確実に冬越しできると思います。
また葉がグリーンベースの葉にピンクの班が入るので、クリスマスなどの演出にもピッタリの観葉植物です。
冬越しのポイントはアンニャマニーも葉水ではないかと思います。
こちらがUCHIのアグラオネマ・アンニャマニーの現在の様子です。
アグラオネマ・アンニャマニーは本当に丈夫で手がかかる印象がありません。
また今回は簡単なご紹介のみしますが、「ヘデラ・スイートハート」(アイビー)や「ユッカ」「モンステラ」も比較的室内なら無難に冬越しできた観葉植物です。
多肉植物の冬越し
多肉植物は冬型(冬生育型)の多肉植物を除いて、基本的には水を控え、断水もしくはより乾かし気にして冬越しします。
多肉植物は品種にもよりますが夏型と春秋型は冬はほとんど水を必要としません。
これも冬に生育が鈍ったり休眠するからで、この時季に水を与え過ぎると根腐れしてしまいます。
しかし品種によりますが、葉のシワが目立つなどの状況により月に1度もしくは2度程度少量を与えたりする必要もあります。
このような状態を観察することが、室内の温度管理も合わせて多肉植物を無事冬越しするポイントになります。
冬でも育てやすい多肉植物5種
※冬型多肉植物(メセン)は除外します。
神刀
神刀はに初めてご紹介しました。
神刀は冬もそうですが、基本的に年中問題なく過ごすことができる多肉植物です。
神刀の注意点は水の量で基本的には乾かし気味にして管理し、水の与え過ぎにだけには注意が必要です。
しかしそれ以外は特に気を使わなくても窓際などの日当たりの良い場所を確保できればトラブルなく生長してくれます。
こちらがUCHIの神刀の現在の様子です。
神刀も水を与えること以外本当に手がかかっていません。
冬は断水に近い状態で冬越しします。
子宝弁慶草(クローンコエ)
子宝弁慶草(クローンコエ)はに初めてご紹介しました。
子宝弁慶草(クローンコエ)は室内でも育てていますが、屋外でも育てていてUCHIでは冬も問題なく屋外で過ごしています。
子宝弁慶草は比較的水分を好むので、他の多肉植物よりよく水を与えるようにしていますが、根腐れには気を付ける必要があります。
特に冬は水を控え目に管理したほうが無難です。
こちらがUCHIの子宝弁慶草の現在の様子です。
子宝弁慶草は水が切れるとぐったりとするので、少なめの量の水を頻繁に与えるように管理していました。
因みに子宝弁慶草の特徴の子株は全て移動の際に落ちてしまいました。
キンビフォルミス
キンビフォルミスはに初めてご紹介しました。
ハルオシア属は比較的冬を無難に過ごせる印象があります。
やはり冬は水は控え、乾かし気味にして管理することが無難に冬越しするポイントになります。
こちらがUCHIのキンビフォルミスの現在の様子です。
キンビフォルミスは丈夫なのですが、UCHIのキンビフォルミスは葉が徒長し原形がなく今後どの様にカタチを整えればいいのか悩んでいます。
ロゲルシー
ロゲルシーはに初めてご紹介しました。
ロゲルシーは冬があまり得意ではないようですが、UCHIのロゲルシーは屋外でも冬越しできています。
ですが、ロゲルシーはさび病のような症状にかかりましたので、冬の管理方法が影響した可能性も多少あるのかもしれません。
そしてその状態が悪い株の比較的きれいな部分をカットして冬に挿し木したのですが、枯れることなく冬越しできていますのでご紹介させていたきました。
そしてこちらが屋外で育てているロゲルシーです。
UCHIではロゲルシーを室内で管理している株もあるのですが、4株のうち夏に3株枯れてしまいましたが、1株は元気に過ごしていますが、このご紹介している屋外で置いていたロゲルシーは日当たりの良い場所に置いていたのがよかったのかとても元気な姿をしています。
このロゲルシーは冬も室内へ移さず屋外で育てるつもりですが、ロゲルシーの葉は肉厚ですが根が細いので冬は断水に近い状態で管理し、根腐れは避けるようにしたいと考えています。
ゴーラム
ゴーラムは
ゴーラムは本当に丈夫な多肉植物で、年中順調に過ごしています。
またゴーラムは株分け(元々別々のものを一つの鉢に植えられていた状態)ににたこともしましたが、どちらの株も問題が未だにありません。
多少夏の断水でシワが気になることもありましたが、冬も室内で乾かし気味に管理することで無難に冬越しできます。
こちらがUCHIのゴーラムの現在の様子です。
ゴーラムも本当に手がかかりません。
夏の断水の影響で未だにシワがなかなか消えませんが、そのこと以外は本当に丈夫な多肉植物です。
また今回ご紹介していない多肉植物で、一概にはいえませんがハオルシア属がセダム属の多肉植物も冬に強い印象があります。
今回は冬に育てやすい(管理しやすい)植物を独断でご紹介させていただきましたが、もしこれから植物の購入をご検討されているならどの植物も早めにご自宅の環境に慣らすことが大切だと思います。
出来れば真冬ではなく今(10月上旬)から11月上旬に購入して早めに順化することをおすすめします。
また今回ご紹介した観葉植物や多肉植物の基本的な育て方はこちらでご紹介していますので、ぜひご覧ください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。