渇望していたコウモリラン(ビフルカツム)の姿

こんにちは。

今回は、ビカクシダ属の観葉植物「コウモリラン」(ビフルカツム)の貯水葉が水苔を覆うようになりましたので、その様子をご紹介します。

以前も貯水葉が生長を始めて広がりだす様子をご紹介していますが、その後は理想としている緑色の貯水葉のまま、まるで水苔を包み込むような姿をご紹介できずにいました。

しかし時間は掛かりましたが、ようやく貯水葉が変色することなく緑色のままで水苔を覆う姿をご紹介できるまでに育てることができましたので、その渇望していた姿へ生長してくれたコウモリランの様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのコウモリラン
  • コウモリランの貯水葉の変化
  • 渇望していた水苔を覆うまでに貯水葉が生長したコウモリラン

 

UCHIのコウモリラン

UCHIのコウモリランは2020年12月19日に、いつ落下してもおかしくない様子と、その状況に対処するのと併せ水苔の交換をした様子をご紹介しました。

 

このご紹介後はワイヤーでの影響はありませんでしたが、やはり貯水葉は徐々に残っていた緑系の部分が茶系へと変色してしまいました。

けれどもそれは仕方がないことだと割り切って育てていたのですが、予定していた春に思いの他、お伝えするような変化がなかったので、その時の様子をご紹介することは見送り、そのまま夏を迎えていました。

しかし活発な生長が期待できる夏の間も新しい胞子葉が増えるような変化はありましたが、なかなか期待している貯水葉が出てこないまま時間が経ち、気が付けば夏が終盤に差し掛かりだした頃にようやく待ち望んでいた新しい貯水葉が出てきてくれました。

 

ただ貯水葉は管理の仕方によってはすぐに枯れたりするので気が抜けません。

そこで焦る気持ちを落ち着かせ、ご紹介せずにある程度生長するまで大切に育てることにしていました。

 

それではその貯水葉が今どうなっているのかなど、現在のコウモリランの様子をご紹介します。

 

 

こちらが前回のご紹介から10ヶ月が経った、UCHIのコウモリランの様子です。

結論からお伝えすると、コウモリランはほぼ待ち望んでいた姿へと生長してくれています。

 

 

今もこのように淡い色合いの新しい胞子葉が生長を続けているので、株の状態としては、良い状態で維持できているのではないかといった手応えを感じています。

 

 

また以前この先端が割れていない胞子葉の様子もご紹介していますが、そういった葉の状態も維持できていて、今では新しい葉がその下にも増えたりもしています。

 

そして何より今回お伝えしたいのは、やはり貯水葉の様子です。

先の写真から何となくお分かりいただけると思うのですが、今では貯水葉が水苔をほぼ覆うまでになりました。

これには時間が掛り、ざっくりとですが覆うまでの変化の様子を撮影していますので、その貯水葉の変化の様子をご紹介したいと思います。

 

 

コウモリランの貯水葉の変化

まずこちらが、2021年9月14日のコウモリランの貯水葉の様子です。

新しく貯水葉が出てきてからしばらく経っていますが、この程度まで生長してくれれば、触れたり、傷つけたりすることがなければ大きく生長するといった確信が持てると思い撮影しました。

 

 

そしてこの時撮影するきっかけとなったことがもう一つあります。

それはもう一枚のピンクの円で囲った貯水葉が出てきたことです。

これを無事に育てることができれば、理想としてる水苔を覆った姿へと育てることができるのではないかと期待が膨らんだ頃でもあります。

しかし期待のし過ぎは禁物で、まだまだこのサイズの貯水葉ならいつ枯れてもおかしくありません。

 

 

そしてこちらが先のご紹介から10日が経った、2021年9月24日のコウモリランの貯水葉の様子です。

この時片側の水苔をほぼ覆うまでに貯水葉は大きく広がるように生長してくれました。

 

 

そして反対側の貯水葉のその時の様子がこちらで、こちらも徐々にですが生長しているような様子が感じられます。

これならと、期待がとても膨らんでいました。

 

しかしこれまでの経験からとにかく焦らず、これまでのペースを守りながら水を与えて、待つように心を落ち着けました。

 

そしてこの様子から1ヶ月が経った、今朝のUCHIのコウモリランの様子を改めてご紹介します。

 

 

渇望していた水苔を覆うまでに貯水葉が生長したコウモリラン

こちらが改めてご紹介する、水苔を覆うまでに貯水葉が生長した、UCHIのコウモリランの様子です。

 

 

まずこちらが先に片方を覆うように生長した貯水葉の様子です。

傷付くことなく、このように流木付近まで広がりましたが、もう片方の貯水葉がさらに覆いかぶさる様子が印象的です。

 

 

そしてこちらが反対側のあとから出てきた貯水葉の様子で、多少外側に少し色が変わった部分がありますが、こちら側の貯水葉もほぼ水苔を覆うまでに広がるように生長してくれました。

 

 

あともう少し頑張ってもらいたいのが、この吊り下げている向きからいうと下の方の部分で、今後この部分まで覆ってくれるのかはわかりませんが、期待できなくもないと感じています。

 

 

そして気に入っている様子として、このように貯水葉と胞子葉が重なる様子です。

特別お伝えするような様子でないかもしれませんが、このようにきれいな緑色をした貯水葉が、胞子葉と重なる様子にちょっとした達成感のようなものが感じられます。

 

 

そしてなによりお伝えしたいのが、このように緑色のままの状態の貯水葉が水苔を覆った様子です。

本当に長かったのですが、ようやくこういった姿をご紹介できるまでに育てることができました。

 

 

しかしやはりこのような傷みがある葉もあり、これはこの株の一番古い胞子葉で、先の方が枯れていたり、何か所か茶系へと変色し始めている部分もあります。

この他の胞子葉でも傷がある葉もあるのですが、その原因がわかっていません。

取り合えず今はこのような部分がより傷んだりしないようにすることが大切なので、そういった部分でもまだまだ経験が必要です。

 

 

ただ時間が掛りましたが、流木に水苔とワイヤーを使って固定して、緑色の貯水葉のまま水苔を覆うように育てることができたのは一つの成果です。

こういった姿が長い間渇望していたコウモリランの様子で、今後なるべくこの状態を維持して育てたいと思います。

 

 

UCHIのコウモリランはひとまず理想としていた姿へ育てることができましたが、これからまた気を引き締め、まだまだより良い姿を目指して育てたいと思います。

しかしこれからは生育は鈍りますので、変化よりも状態を維持して、無事に冬越しすることを優先事項とします。

 

引き続き葉水などで水分と湿度を補いながら管理して、今後どういった新たな変化があるのかも期待しつつ、またそういった様子が感じられれば、その時のコウモリランの様子をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したコウモリランの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のコウモリランの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。