艶やかなハート型の葉を持つフィロデンドロン・グラジエラエ

こんにちは。

今回は、艶やかなハート型の葉を持つフィロデンドロン属の観葉植物「フィロデンドロン・グラジエラエ」別名ハートフィロデンドロンの様子をご紹介します。

ハート型をした葉が特徴の植物といっても様々な品種があり、またその葉にも大きさや色合い、そして質感などにも違いがありますが、先日購入したフィロデンドロン・グラジエラエの葉もハート型をしているのですが、他のハート型をした葉とは大きさやカタチよりも質感に違いを感じられます。

その質感はというと同じフィロデンドロン属の一部品種と同じ、しっとりと艶やかな質感をしているといった特徴がありますので、購入したフィロデンドロン・グラジエラエの全体的な様子と併せ、その特徴の艶やかなハート型の葉の様子などをご紹介します。

今回の目次

  • フィロデンドロン・グラジエラエについて
  • フィロデンドロン・グラジエラエの育て方
  • UCHIのフィロデンドロン・グラジエラエ

 

フィロデンドロン・グラジエラエについて

フィロデンドロン・グラジエラエはフィロデンドロン属の観葉植物で、やや大きめのハート型をした葉が特徴でもあることからハートフィロデンドロン(フィロデンドロン ハート)としても周知されています。※因みに英語表記がPhilodendron Grazielaeとなることから、「フィロデンドロン・グラジエラ」とも表記されている場合があります。

そのハート型の葉は同じフィロデンドロン属の一部の品種(フィロデンドロン・シルバーメタルなど)と同じしっとりと艶やかな質感をしているので、ハート型をしている葉を持つ観葉植物の中では他とは違う異色な様子があります。

 

 

こちらがそのフィロデンドロン・グラジエラエの葉の様子です。

ハート型をしていることは一目瞭然ですが、表現が難しいのですがしっとりと艶やかな質感をしていることもこの写真からお分かりいただけるのではないかと思います。

 

またフィロデンドロン属といえばやはりセロームといった印象が強く、茎や株元が立ち上がった直立性(自立する)植物といった姿を連想してしまいますが、つる性の品種も多く、フィロデンドロン・グラジエラエも気根を伸ばして他の植物などにからみつくように生育をする品種に分類されますので、小さな株の場合はともかく、とちらかというと自立するといった感じよりは支柱などがない場合は垂れ下がるように伸びて生長します。

 

そんなフィロデンドロン・グラジエラエは原産地からも基本的には高温多湿環境を好むようで比較的に春から秋までは管理しやすいようですが、冬(寒さ)はやはり苦手なようです。

 

それではまずは基本的なフィロデンドロン・グラジエラエの育て方をご紹介します。

 

 

フィロデンドロン・グラジエラエの育て方

基本的には高温多湿を好みますが、一般的な室内の遮光された日が当たる場所や、明るい場所などで育てられます。

 

日当たり

強い日差しは避け、室内の遮光された日の当たる場所や明るい場所が最適です。

 

水やり

春から秋は土が乾いたら与え、冬は土と株の状態を確認しつつ基本的には乾かし気味に管理します。

 

冬越し

室内で最低7℃できれば10℃、そして水を控え乾かし気味に管理して冬越しをします。

 

より詳しいフィロデンドロン・グラジエラエの育て方はこちらでご紹介します。

 

それではUCHIのフィロデンドロン・グラジエラエの様子をご紹介します。

 

 

UCHIのフィロデンドロン・グラジエラエ

こちらがUCHIのフィロデンドロン・グラジエラエの様子です。

サイズ的にもまだ苗といった様子ですが、特徴のハート型の葉は少し離れた場所からも見て取れます。

 

 

そしてこちらが先ほどもご紹介したハートフィロデンドロン(フィロデンドロン ハート)と呼ばれ親しまれる、フィロデンドロン・グラジエラエのハート型の葉の様子です。

この葉は比較的しっかりと生長している葉で、ややキズや傷みもありますが、それでもしっとりとした光沢のある艶やかな質感をしていることが感じられると思います。

 

 

そしてこちらはおそらく開いてそれ程間もない若葉の様子です。

まだ淡い色をしていることもあり、より光沢がりそしてしっとりとした質感も感じられます。

 

 

その若葉の上にはこれから生長して開くことが予想される新芽が伸び始めています。

こういった様子も含め、葉のカタチや色合い以外の様子は以前ご紹介したシルバーメタルとそっくりです。

 

 

またこのように茎にもしっとり感と光沢があることも同じで、先にお伝えしているようにフィロデンドロン・グラジエラエはつる性(半つる性)ですので、茎(つる)の節などには他の植物へからみつくために気根が伸びてくるのも特徴のひとつです。

 

 

そしてフィロデンドロン属全般にいえることですが、この時季(7月から8月)なら比較的容易に挿し木で増やすこともできるのですが、フィロデンドロン・グラジエラエを挿し木するならピンクの円で囲ったように気根が伸び始めている場所でカットすることで、もう枯らしてしまっているフィロデンドロン・シルバーメタルを水挿しにして発根させた経験からも、より成功率を上げることができると思います。

 

 

フィロデンドロン・グラジエラエはやはりしっとりとした艶やかなハート型の葉が最大の特徴といっても過言ではなく、またその特徴をまとった葉はハート型といった愛らしいカタチと合わさると無二の魅力がありますのでなるべく数多くこの葉を増やしていきたいと考えています。

ただこの写真からもお分かりいただけると思いますが、UCHIのフィロデンドロン・グラジエラエは、今はこのような一般的なビニールポッド(普通鉢タイプ)でなく、もちろん意味があると思いますがやや縦長の深鉢タイプのビニールポッドに植えられているので、室内では鉢の下部付近の水はけ(乾き)が気になるのと、これは正確な情報かは定かではありませんが環境の変化にやや敏感だといった情報も耳にもしていますので、無事にUCHIの環境に馴染んで(順化)してくれるか今は気がかりです。

 

そこで水はけだけはなるべく早く(今夏中に)改善したいと考えていて、ちょうどフィロデンドロン・グラジエラエは今が植え替えの適期だということもありますので、しばらく様子を見て株の状態に問題がなければ早めに別の鉢へ植え替えたいと思いますので、また植え替えをする際はその作業の様子をご紹介します。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。