ガジュマルの気根とは別の膨らみ

こんにちは。

今回は、フィカス属の観葉植物「ガジュマル」の気根とは別の膨らみがある様子をご紹介します。

ガジュマルといえば幹の膨らみが最大の特徴で、何度もお伝えしていますがこの幹と思われている部分は気根で、株の状態が悪くなるとこの部分が細くなったりブニョブニョとした感触になることがあります。

またこういったこと以外で状態が悪いサインとしてはやはり葉の様子で、葉焼けや気温の影響などでも葉が減ったり色合いが悪くなったりと、目で見てすぐに感じ取れる変化があります。

そんな中、おかげさまでガジュマルの気になるが100を超え、植え替えたにも関わらず、ちょうど今そういったひとつのサインがあり、またその原因ではないかと思われる気根とは別の膨らみがありますので、現在のガジュマルの様子と併せその膨らみはどういったものなのかをご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのガジュマル
  • ガジュマルの気根とは別の膨らみ

 

UCHIのガジュマル

UCHIのガジュマルは2022年11月23日に、子株をオリジナルの鉢に植え替え三つ編みにする準備をした様子などをご紹介しました。

 

その後の子株は順調に冬越しを終え、春も異変なく過ごしていたのですが、活発な生育が期待できるまさかの夏の間に3株すべて枯れてしまいました。

しかし同じようなやり方で仕込んだベンジャミンの子株は今も健在なので、ガジュマルの子株が枯れた原因がわかりません。

期待を高めていただけに結構ショックを受けていますが、諦めずまた改めて挑戦したいと思います。

 

そして親株ですが、おかげさまで気になるが100を超えましたので、今屋外で過ごすガジュマルはどういった様子なのか、前回のご紹介から1年程が経った現在の様子をご紹介します。

 

 

こちらが屋外で過ごしている、UCHIのガジュマルの様子です。

このように無事に過ごしていますが以前の様子と比べ、明らかに減っているものがあります。

 

 

それは葉で、以前と比べ今はかなり葉が減ってしまいました。

 

 

その中でも上の方では葉はピンと上向きで元気そうな印象もありますが、葉は比較的にかなり細く小さめのものが多いように思います。

 

 

葉焼けが原因なのか寒さが原因なのか、またはそれ以外に問題があるのか、黄色く変色した葉が特に秋以降から増えだしている気がします。

 

以前も葉が減ってしまったことはありますが、それはもっと寒い1月下旬から3月で、それも葉焼けなのか寒さなのかハッキリとしませんが、時季的にいうと朝晩はともかく、まだ寒さが原因と考えるにはやや早い可能性もあります。

 

そこでその原因を探るため、葉が減ってしまったガジュマルをもう少し観察してみたいと思いますが、ガジュマルの特徴といえば気根の膨らみで、それとは別の膨らみがあることに気が付きました。

 

 

ガジュマルの気根とは別の膨らみ

まずガジュマルの状態を探るために忘れてはいけないのが、ガジュマルの特徴のこの気根の膨らみで、膨らみは一見しただけでわかるので、硬さはしっかりとしているのか、ブニョブニョとしていないのか状態を確かめ、そして害虫などがいないかも確かめます。

 

まず一見した様子だと害虫はいません。

そして気根は前回よりやや膨らんだ(太くなった)気がしていますが、それは期待が乗っかっている気がするので、おそらくあまり違いがないのではと思います。

そして状態としては硬さはしっかりとした感触で、根腐れなどしている場合はブニョブニョとした感触になるので、ガジュマルの特徴の膨らんだ気根に問題はなさそうです。

 

 

そしてこちらが反対側から見た様子で、やはり気根は太くなったのかは微妙なところですが、ヒョロヒョロと伸びた細い気根はどれも少しは太く丈夫そうな様子になっていると思います。

 

一応ここまでの様子から特徴の気根などには問題がないと判断しました。

 

しかし気根ではありませんが根に問題のひとつがあります。

 

 

それはこのように鉢の底から根がまたも出ていることで、葉が減ったことと直接関係があるかわかりませんが、根が鉢に収まらなくなってきているようです。

 

そしてまた植え替え前と同じ様子があり、それは鉢がパンパンに硬くなっているといういことです。

鉢の底から根が出ていて、鉢がパンパンに硬くなっているという状態は以前と全く同じで、よく鉢を観察すると鉢も植え替えする前と同じ状態だということに気がつきました。

 

 

まずこちらが鉢のある方向から見た様子で、一見なんともないように思えるかもしれませんが、別の方向から見るとはっきりと植え替えた時の鉢の様子と違いがあることがお分かりいただけると思います。

 

 

こちらが先の向きから90度程度回転させた鉢の様子です。

明らかに鉢がほっそりとしています。

 

気根とは別の膨らみとはこのことで、先の写真の鉢の様子では一見なんともないように思えたと思いますが、この写真と比較すると結構横へ膨らんで(広がって)いて、こういった様子は以前まで使っていた鉢と同じ現象です。

この時に同じように葉が減ったわけではありませんでしたが、もしかするとこういったこと(根詰まり)が原因で葉が減ってしまっている可能性があるのでないかと考えました。

 

 

ガジュマルも葉の状態から、当然根詰まりだけでなく、寒くなったことや、日の当たり具合なども影響してこのような葉の量に減ってしまっていると思いますが、まさか以前の鉢から1から2周り程大きな鉢に植え替え、そして1年半もただない間にまたこのような状態になるとは想像もしていませんでした。

 

 

しかしそれだけUCHIのガジュマルは元気に生長しているのだと思いますので、根詰まりだと決め打ちはできませんが、また次の生育期を目途に、より大きな鉢へ植え替え、このガジュマルにとってより良い生育環境を整えてあげたいと思います。

 

ただ当然ながらそのためにはこれからのより寒くなる冬を無事にやり過ごす必要がありますので、しっかりと株の様子を見ながら無事に冬越しをし、そして改めて春辺りに株が本当に根詰まりしているのかその時の状況などから判断して植え替えするか見送るのかを見極め、また子株を三つ編みにすることへの再挑戦もするのかも検討したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。