おはようございます。
今回は、夏の日差しをものともせず鉢の表面に手応え感じるセロペギア属の多肉植物「セロペギア・ウッディ」別名ハートカズラ・レディハートの様子をご紹介します。
今年の夏は異常な暑さで、植物達にも結構な被害がでてしまい、ブログの更新もかなり滞ってしまいましたが、そんな中、本来は親株でそういった様子を先にご紹介したかったのですが、あの夏の日差し中、屋外で過ごす子株の今の様子に手応えを感じれずにはいれません。
そこで今、屋外で過ごす子株はどういった様子なのか、またその逆に室内で過ごした親株はどうなのか、それぞれのハートカズラ・レディハートの現在の様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのハートカズラ・レディハート
- 室内で過ごすハートカズラ・レディハート
- 作業から3日が経ったそれぞれのハートカズラ・レディハート
UCHIのハートカズラ・レディハート
UCHIのハートカズラ・レディハートは2022年11月12日に、置き場所での違いが顕著に表れた様子をご紹介しました。
その後もそれぞれの置き場所で過ごしていて、何度ももう口にするのもいやな暑さだった今年の夏、屋外の子株はどうするか悩みましたが、特に異変もなく過ごしていたので、移動も遮光もぜず、その日差しを味方にしたかのように、鉢の表面がかなり理想的な姿へと生長を遂げました。
それではまずは前回のご紹介から10ヶ月半程が経った、屋外の直射日光下で過ごす子株のハートカズラ・レディハートの様子をご紹介します。
こちらが屋外の直射日光下で過ごす子株のハートカズラ・レディハートの様子です。
一見すると葉の色合いはともかく、つるの長さなど全体のボリューム感だけでいうとあまり変化がないように思えると思います。
しかしこちらの鉢の表面(鉢の口部分)を見ていただくと、春から夏の間でこのように葉が密集して詰まった理想的な様子に仕上がりました。
あの暑すぎる夏も直射日光が当たる場所に置いていたにもかかわらず、葉も枯れることなくこのような様子で過ごしていたことにはやや驚きがあります。
ただこのように順調な変化を遂げた子株のハートカズラ・レディハートにも改善しないといけない問題があります。
それは良く日の当たる向きの葉は濃く葉の模様が出たり、斑の部分がピンク系の色合いだったりして個性際立つ様子があるのですが、その逆の日が当らない向きの葉は違います。
そういった葉がこちらで、先ほどの葉の様子とは違い濃い緑一色でわずかの葉脈の筋のようなものが見えるぐらいで、先の葉のように模様や斑が入るような様子がありません。
もちろん屋外なので全く日が当たらないわけではなく、またその近くの葉はふちに斑入ったりもしていますので、なぜこういった葉がちらほら出てきたのか疑問に感じています。
問題といえば大げさです、できれば葉のそれぞれの個性を伸ばしたので、こういった葉が少量の場合は個性として楽しめますが、今後このような葉ばかりにならないようやはり日の当たる方向を考慮して、時折回転かせて(置き方を変えて)様子を見守りたいと思います。
それでは次に室内で過ごす親株は今どういった様子なのか、現在の様子をご紹介したいと思います。
室内で過ごすハートカズラ・レディハート
こちらが室内で過ごしている、親株に当たる、UCHIのハートカズラ・レディハートの様子です。
親株はレースカーテンで遮光された日が当たる場所で過ごしているのですが、ご覧いただいているように以前よりつるは伸びたものの、なんとなくボリューム感が減っていることがお分かりいただけると思います。
葉には白い斑が入るものが多く、屋外の子株の葉より大きなものが多いのですが、あまり健康的な様子ではありません。
これは水が不足しているからで、今年の夏は室内の株は水を与えると翌日葉が変色する品種が多く、暑さによる蒸れが原因だと思いますが枯れた植物(特に子株)が多かったので、なるべく乾かし気味に管理していたからです。
そしてその親株の鉢の表面はというと、以前からも表面を覆う葉が足りていませんでしたが、より状況を悪くしてしまいました。
このように、あの暑すぎる直射日光が当たる子株より、遮光された日が当たる室内の株の方が思うように育てられていません。
ただつるは伸びて葉もしっかりと付いていて、できることならこのままつるは長めにしたかったのですが、あまりにも鉢の表面が寂しすぎるので、ここはつるをピンクの辺りでカットしてそれを鉢に入れ込んだりして対応してみようと考えました。
まずこのようにカットしました。
次にあまりに絡みあっているのでほどきたいと思います。
しかしハートカズラ・レディハートを育てておられる方ならご存じだと思いますが、ハートカズラ・レディハートのつるが絡まるとなかなか簡単にほどくことはできません。
またその作業の過程でどうしても葉がポロポロ取れてしまいます。
アカン、何分あっても終わらんと、出身地が想像つくようなニュアンスが頭をよぎり、また以前カットして増やした時のやり方を思い出しいっその事このまま鉢に入れて根付かせる方が効率が良いのでないかと思いました。
そこでビニールポッドが余っているか探しに鉢を置いている場所にいったところ、いいサイズのビニールポッドがなくどうしようかと思っていると、こちらの以前ホヤ・カーティシーに使っていた鉢が目に入りました。
因みにホヤ・カーティシーはこの鉢に植え替え、その後さらに状態を悪くしてしまいましたが、今は株のサイズに合ったビニールポッドに植え替え、ギリギリの状態で枯れず過ごしています。
この鉢はこのようなカタチ(開口部を斜めにカットしたような形状)で、つるが伸びても反対側へ延びることへ制限をかけやすいので、子株のような反対側へ伸びて日が当たらず深い緑一色になることに対応できるのでないかと思い、このオリジナルの鉢を使うことにしました。
あとは枯らしてしまった植物の土を天気干しし、再利用する準備が整っている土がありますので、その土を半分、そして半分を同じブレンドの新しい土を使い、その上に先ほどのつるをむかごになりそうな部分なども意識せす、ほどかずそのままポンと置くようにし、屋外の日蔭気味の場所に置いて水を与え様子をみたいと考えています。
もしこのやり方で今度も成功すればかなり再現性が高いので気軽にハートカズラ・レディハートを育てて増やしたりできるといえそうです。
それではさすがにまだ根付くことはありませんが、この作業から3日が経った今朝のこの株と親株、そして屋外の子株を改めてご紹介したいと思います。
作業から3日が経ったそれぞれのハートカズラ・レディハート
まずこちらがつるを土に植えに置いただけの株で、今のところ経験どおり葉が変色したり枯れたりしていないので、このまま根付いてくれるだろうと期待しています。
そして親株に当たるUCHIのハートカズラ・レディハートですが、当然ながらよりひどい状態になってしまいました。
しかしこの様子を一変させる準備をしましたので、可能であれば今度こそ秋の間にそれなりの様子へ仕上げたいと思います。
そしてこちらが手応え十分の子株の様子です。
表面はいい感じになりましたが、つるが四方八方に垂れ下がり、葉が密集した感じにはまだまだ遠いので、今後はそういった様子と今後の葉の斑や模様も意識してより良い姿を目指して育てたいと思います。
UCHIのハートカズラ・レディハートはかなり寂しい見た目になってしまいましたが、今度こそ改善したいと思いますので、またそのための作業ができる準備が整いましたらそれぞれのハートカズラ・レディハートのその時の様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。