葉のふちや表面にも赤茶系の模様が感じれるようになった大和錦

こんにちは。

今回は、これまでより葉のふちや表面にも赤茶系の模様が感じれるようになったエケベリア属の多肉植物「大和錦」の様子をご紹介します。

時季的なことはもちろんですが、そのことを除いても品種によっては育て方や株の状態などによって、葉の色合いや模様(斑)にかなりの違いがあることがありますが、おそらく今の時季の様子としてはこれまでで最も良い状態でないかというような色合いに変化しているのが大和錦です。

その最もたる要因は置き場所が大きいのでないかと思いますが、これまでは葉の外側の色合いはお伝えしてきましたが、今では外側だけでなく、葉のふちへの色づきや、表面にも赤茶系の模様が感じれるように変化していますので、そういった様子の大和錦の様子と、土の入れ替えなどのお手入れもしていますので、その作業も併せてご紹介します。

今回の目次

  • UCHIの大和錦
  • 大和錦のお手入れと土の入れ替え
  • 土の入れ替えとお手入れをした大和錦

 

UCHIの大和錦

UCHIの大和錦は2021年6月3日に、以前(この紹介の2年前)とは違う色の花を咲かせた様子をご紹介しました。

 

またこのご紹介では今後双頭のまま育てるかどうかをアンケートさせていただいていて、その結果から株分けせずに双頭のまま育てています。

そんな大和錦はずっと元気に過ごしていて、今では冒頭でお伝えしているように、葉のふちへの色づきや、表面(内側)にも赤茶系の模様が感じれるように変化していておそらく今の時季の様子としてはこれまでで最も良い状態でないかと思います。

 

しかしそんな大和錦にはそろそろお手入れしておくべき必要があるので、まずはその表面の赤茶系の模様をご紹介する前に、前回のご紹介から約2年1ヶ月程が経った現在の全体的な様子をご紹介し、見栄えを整え土の入れ替えなどのお手入れをしたいと思います。

 

 

こちらがそろそろお手入れしておくべき必要がある、UCHIの大和錦の様子です。

この様子からも何から対処したらいいかは一目瞭然です。

 

 

まずはその対処すべき花の様子ですが、今季の花もやはり前回ご紹介した時と同じ色合いだったので、大和錦の花の先は濃いめの黄色系の色合いをしていて、先以外の部分は赤色に近いピンク系の色合いをしているものが一般的な状態の花だといえます。

その花を取り除かず枯れるまで放置したものがこちらで、UCHIでは株への影響を考慮して一度でもご紹介したことがある多肉植物の花は、その花が咲く前などに花茎ごと取り除くようにしていましたが、状態が良い品種は花を咲かせたか咲かせていないかは経験上あまり株の状態に影響がないように思えるようになりました。

 

そして花より気になる様子があります。

 

 

それはこちらで、葉の外側(裏側)の模様が以前より赤みが強い様子なことはいい感じだと思いますが、それより気になるのは下葉が枯れていることで、どうしても毎年どのエケベリア属の品種の下葉はこのように枯れてしまいます。

 

このままにしているとやはりカイガラムシなど害虫が発生しやすくなります。

そこでちょっと時季的に遅くなりましたが、この機会に土も古くなっていることもあり、葉の様子をご紹介する前に、枯れた花や葉のお手入れと併せて土の入れ替えもしたいと思います。

 

 

大和錦のお手入れと土の入れ替え

まずは枯れた花はねじるようにして根元に花茎を残さないように取り除きました。

 

 

次に大和錦を鉢から抜き出しました。

比較的に新しい白っぽい根が土の側面を覆うように伸びていて、大和錦の状態はとても良さげな印象を受けました。

 

 

そして古い土を振るい落し、ある程度根をこの程度まで整理しました。

 

あとは赤玉土(小粒)6と日向土(細粒)2とピートモス2のブレンドの土で植えるだけですが、この間にこれまで使っていた素焼きの鉢もなるべくきれいにメラニンスポンジで洗いました。

 

それではこの土の入れ替えとお手入してから10日が経った、大和錦の様子をご紹介します。

 

 

土の入れ替えとお手入れをした大和錦

こちらが土の入れ替えとお手入してから10日が経った、UCHIの大和錦の様子です。

見るからにすっきりとした様子になりました。

 

 

そしてこちらが葉の内側の様子で、以前も全体的に濃い緑になんとなく赤黒っぽい斑点のような模様が入っている印象でしたが、今では葉全体としては薄い緑系の色合いとなり、何より赤茶系の斑点や線状のような模様が入っていることがお分かりいただけるのでないかと思います。

また以前は紅葉時以外ではあまり感じられなかった葉のふちも、赤茶系に色づいています。

 

 

ただやはり下葉を多く枯らし、それを取り除いたことで、株と鉢の口径の大きさからどうしてもすべての茎を土で埋めることができなかったので、ピンクの円で囲った部分の茎が見えてしまっています。

 

今回は仕方がありませんが、なるべく下葉も枯らさないように管理できるようにしたいと思います。

 

 

UCHIの大和錦はこれまでは葉の裏側(外側)には赤系の模様が入ることはお伝えしていましたが、葉のふちや表面にも赤茶系の模様が入るようになりました。

正しい見解かはわかりませんが、おそらく屋外でしっかりと日に当て育てている健全な大和錦の今の時季の色合いとしてはまずまずな様子でないかと思います。

 

ただ日当たりだけでなく、土や肥料などによっても影響があると思いますが、なるべく今のような色合いを保つように育て、紅葉時に全体が赤く染まることはお伝えしていますので、次は以前より真っ赤に紅葉した大和錦の様子をご紹介できればと考えています。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。