2m超えの遺伝子を持つミニ・モンステラ

こんにちは。

今回は、2m超えの遺伝子を持つモンステラ属の観葉植物「モンステラ」の子株の様子をご紹介します。

UCHIのモンステラは元気というより元気過ぎる様子で過ごしていて、何度かお伝えしているように2mを超える大きさに生長したことにより、移動が困難で、撮影が難しく、様子をご紹介することが難しい状態です。

どうするか悩んでいたところ、ちょうど根元付近からわき芽が出てきていて、そのわき芽を採取して子株として育てたいと思い、そしてその様子をご紹介していこうと考えました。

また本来子株は、pupやoffset、またはカットして発根させたらcuttingなどと表現するようですが、もっとわかりやすくmini(ミニ)としミニ・モンステラとしてご紹介していきたいと思いますので、まずはカットし、水挿しで発根、鉢上げまでの様子をご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIのミニ・モンステラ
  • 水挿しで発根したミニ・モンステラ
  • 水挿しにしたミニ・モンステラの鉢上げ
  • 鉢上げして3日後のミニ・モンステラ

 

UCHIのモンステラ

UCHIのモンステラは2024年7月15日に、瞠目する気根の様子をご紹介しました。

モンステラの瞠目する気根
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その後はとにかくグングンと生長して、気が付けば2m、いや、2mを超える程にまで生長しました。

こうなると移動させるのが困難で、どのようにしてご紹介するか悩んでいたところ、冒頭でお伝えしているようにちょうど根元付近からわき芽が出てきていて、わき芽は以前からも出てきてはいたのですが、出ては枯れ、また出てきては枯れを繰り返していて、その原因はおそらく日に当たりづらいこともひとつの原因でないかと思います。

 

そこでUCHIのモンステラはご紹介しにくい状態ですので、その枯れてしまうわき芽を採取して子株として育てその様子をご紹介していこうと考えました。

 

それでは早速ですが、まずはそのわき芽を採取した2025年6月20日の様子からご紹介していきたいと思います。

 

 

こちらがUCHIのモンステラのわき芽の様子で、以前のご紹介でも何度かその時々の様子をご紹介していますが、出てきては枯れを繰り返していて、この時ちょうどこれから葉が開こうかといったベストタイミングでした。

 

 

部屋の角に置いているのでやや確認しにくいのですが、目視できるだけでもピンクの円で囲っている部分のように2ヶ所に気根が見て取れます。

 

 

そこで先のピンクの円の下の気根より下でカットしました。

 

 

そして改めてカットしたわき芽を見てみると、結構気根が伸びていて、今回はこのピンクの円の3ヶ所の気根からの発根を目指します。

 

 

もちろんここは水挿しで発根させます。

これで3ヶ所の気根をしっかりと水に浸けることができました。

 

ここでどの気根が一番早く発根するのか想像して、読み進めてください。

 

しばらく時間がかかるかと思いましたが、時季が適期だったこともあって発根は想像以上に早く成功しましたので、その時の様子をご紹介します。

 

 

水挿しで発根したミニ・モンステラ

発根は想像以上にすぐでした、こちらは2025年6月25日の様子で、水挿しにして5日後の様子です。

 

 

まずこの時目に入ったのは、筒状だった葉がこのように7割程度まで開いていることです。

ただ筒状だった時には気が付きませんでしたが、葉先の方にやや傷みがあり、また少しなんだか元気がない様子です。

 

 

しかしそれは気のせいで、たった5日で無事に発根しました。

 

 

なんとなく一番上が真っ先に発根すると思っていましたが、想像もしなかった3ヶ所同時発根です。

この様子から元気がないわけではないと思います。

 

ただ、まだまだこの根の様子では心細いので、もう少ししっかりと根を育ててから鉢上げしたいと思います。

 

 

水挿しにしたミニ・モンステラの鉢上げ

さすが2m超えのモンステラのわき芽です。

毎日根が伸びていることがわかるほどで、生命力の高さを感じながら見守り、発根から13日が経った、2025年7月8日のミニ・モンステラの様子がこちらです。

 

葉が9割程開いて、なによりピンと立ち上がっている様子が印象的です。

 

 

根も結構生長しました。

 

全体的な様子をご紹介するためYouTubeにも公開しましたのでご覧ください。

 

 

 

ガラス瓶だとわかりづらいので抜き出して観察したいと思います。

生長した根の様子で、どの根も結構しっかりと生長しているのですが、一番下の根が特にしっかりと太く生長しています。

 

まだ余力すら感じるのですが、逆にそういったタイミングだからこそ、今が鉢上げの適期でないかと思いました。

 

 

3本の根を土に埋めるには、結構高さが必要で、こちらのプラスチックの縦長の鉢がちょうどよいのではないかと思います。

 

 

大き過ぎないかと思われた可能性もありますが、このように並べてみると、底がやや上がっていて、なおかつ底石を敷くとなるとこの高さでもちょうどいい感じです。

 

ここでいつもならオリジナルブレンドの土を使いますが、今回は以前購入していた観葉植物用の土(開封済み)がそろそろ古くなり始めているので、今回はその観葉植物用の土を使いたいと思います。

 

それでは鉢上げして3日後のミニ・モンステラの様子をご紹介します。

 

 

鉢上げして3日後のミニ・モンステラ

こちらが鉢上げして3日が経った、今朝のミニ・モンステラの様子です。

大きな異変はないのですが、少し気になる様子があったので今日ご紹介することにしました。

 

 

それは正面からではわかりにくいのですが、横からみるとこのようにまたぐねっとした様子になってしまったことです。

 

 

気になる様子もあるミニ・モンステラですが、これはおそらくまだしっかりと根付いていないことで水分を吸収できないことが原因か、もしくは置き場所の日の当たる角度が原因となっているのでないかと推測しています。

 

ちょっと暑すぎますが、時季的にはまずまずで、そもそも親株は2mを超える生命力があり、その遺伝子を持ったこの子株も、今さえ乗り越えさえすれば素晴らしい様子を見せてくれると思いますので、しばらくは気が抜けませんが、置き場所での向きを変えたりしつつ、葉水で水分を補い、しっかりと様子を見たいと思います。

 

そして今後はこの子株をUCHIのミニ・モンステラとして、その時々の様子をご紹介していこうと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

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