こんにちは。
今回は、鋸歯の状態にこだわりたいアガベ属の多肉植物「アガベ・チタノタ ブルー」の様子をご紹介します。
多肉植物などを題材とした植物ブログを長年運営し、それに伴い多くの園芸品種をご紹介させていただいていますが、まだ育てたことがない人気品種も多く、その一種がアガベ属です。
その理由のひとつとしてはやはり価格で、アガベ属は小さな苗でも自分の地域では高いので手が出しづらかったのですが、先日立ち寄ったホームセンターにアガベ属の小さな苗がとても安価で販売されていて、当然、残りも少ないことから選択の余地はありませんでしたが、初めてのアガベ属となるアガベ・チタノタ ブルーを購入してきました。
ただそのアガベ・チタノタ ブルーはアガベ属の特徴のひとつの鋸歯(トゲ)に少し問題があり、ある程度は仕方がないと思いますが、今後はその鋸歯の状態にこだわり育てたいと思いますので、まずはその鋸歯の様子などと併せ、現在のアガベ・チタノタ ブルーの様子をご紹介したいと思います。
今回の目次
- アガベ・チタノタ ブルーについて
- アガベ・チタノタ ブルーの育て方
- UCHIのアガベ・チタノタ ブルー
アガベ・チタノタ ブルーについて
アガベ属は多肉植物でも愛好家の方が多い品種で、葉の様子もそうですが、その葉のふちのトゲの様子が魅力で、この部分は鋸歯(きょし)や爪、サイドスピンとも呼ばれているようで、品種によって色合いやうねり具合(内向き・横向き)など様々な特徴があります。
またそのトゲでも葉の先端のものはスピン(トップスピン)とも呼ばれているようです。
そしてアガベ属の中でもかなり大きく育つ大型品種やそれとは逆にあまり大きく育たない小型の品種があり、チタノタはどちらかというと小型品種ですが、先の特徴と丈夫で育てやすいといった性質もあり、とても人気がある品種の一種です。
その中の一種がチタノタ ブルーで、アガベ属は葉の色合いから青葉系と黄葉系と分類されますが、アガベ・チタノタ ブルーは名前からも何となく察することができるのではないかと思いますが、青葉系らしい青みのある青銀色のような色合いの葉が特徴です。
こちらがそのアガベ・チタノタ ブルーの葉の様子です。
葉はこのようにやや青みも感じられる色合いで、硬く厚みがあり、葉のふちの鋸歯は赤黒い色合いで、先端の長いトゲにもその特徴があるのですが、この葉の先端のトゲは折れたのかトゲがなくなっています。
またこの葉はこの株では一番大きいのですが、もっと大きく(幅も広く)育てることができ、その分赤黒い鋸歯もより大きく迫力のある様子が楽しめますので、今後そういった様子もご紹介できればと思います。
それでは、アガベ属は基本的には育てやすい品種が多く、アガベ・チタノタ ブルーも比較的育てやすい品種ですが、やはり水の管理と置き場所には注意も必要ですので、まずはアガベ・チタノタ ブルーの基本的な育て方をご紹介します。
アガベ・チタノタ ブルーの育て方
風通しがよく日当たりが良い場所を好みます。
多湿が苦手なので、風通しの悪い場所や水の与え過ぎには注意が必要です。
日当たり
風通しのよい場所で、年中よく日が当たる場所が最適ですが、夏の強い日差しには注意が必要です。
水やり
春から秋は土が乾いたら水を与え、冬は基本的には乾かし気味にし、土と株の状態を見て適度に与えるようにします。
より詳しい七福神の育て方はこちらでご紹介します。
それではUCHIのアガベ・チタノタ ブルーをご紹介します。
UCHIのアガベ・チタノタ ブルー
こちらが、UCHIのアガベ・チタノタ ブルーの様子です。
まだとても小さい株で、やや上から撮影しないと鉢に半分ほど隠れてしまうほどの大きさです。
そしてこちらが先ほどもご紹介したアガベ・チタノタ ブルーの葉の様子で、とくに一番新しい中央の葉は鋸歯に傷みがなく小さいながらもいい感じで、先端のトゲ(スピン)もきれいに残っています。
こちらが側面から見た葉の様子で、青銀系の色合いの葉は硬く、厚みも結構あり、鋸歯も赤黒い様子が感じられることから健全な様子がうかがえます。
しかし反対の左側の葉や下の葉などは赤黒いというよりは傷みなどの影響がるのか縮れて白系に変色している様子なので、これは量販店などでは輸送や販売での展示から仕方がない可能性があるのですが、おそらくこれは本来の色合いでない気がしていて改善はできないと思いますので、より良い様子を楽しむにはやはり管理の仕方は重要です。
ただ株の中央からまた新しい葉が出てきていて、今後出てくる葉の鋸歯はなるべくどれもきれいな状態で残していけるようこだわって育てたいと思います。
UCHIの初めてのアガベとして、運よくお手頃価格でアガベ・チタノタ ブルーを入手しました。
葉の色合いはまずまずですが、株がまだ小さいこともあり、アガベの特徴のひとつの鋸歯の迫力を楽しめるという様子ではありませんが、だからこそ今後の生長での変化が楽しみです。
ただお伝えしてきたように鋸歯の状態には少しこだわりを持って育てたいと初めてのアガベに意気込んでいますが、現実的にはまだ経験がなく、そういったこだわりを持つのには時間と経験と知識が必要となりそうですので、今後生長し変化していくうえでの成功も失敗も経験とし、ここからアガベ・チタノタ ブルーの変化の様子をご紹介していければと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
その後の様子
31日後の様子ご紹介します。