茎が伸びた玉つづりの仕立て直しと、その42日後

こんにちは。

今回は、茎が伸びたセダム属の多肉植物「玉つづり」の仕立て直しと併せ、その42日後の様子をご紹介します。

玉つづりは学名でセダム・モルガニアナム(Sedum Morganianum)と呼ばれるセダム属の人気の品種で、茎が伸びて垂れ下がる特徴を活かしてハンギングでも楽しむことができる多肉植物です。

しかしUCHIでは棚に置いて育てているので、茎が伸び過ぎると他の植物の鉢と干渉したりすることもあり、管理状態によっては、その伸びた茎の根元付近の葉が落ちたりして見た目が悪くなってしまうこともあります。

そこで本来は去年の秋にご紹介するとお伝えしていた玉つづりですが、考えていたより去年はご紹介するような目立った変化がなくご紹介できずにいましたが、それから1年が経っていますので、1年越しとなりましたが、そこそこ伸びた茎があるので、仕立て直しをして株姿を整えましたので、その作業の様子と併せ、その後どういった変化があったのか、作業から42日が経った様子も併せてご紹介します。

今回の目次

  • UCHIの玉つづり
  • 玉つづりの仕立て直し
  • 仕立て直しをしてから42日経った玉つづり

 

UCHIの玉つづり

UCHIの玉つづりは2020年6月26日に、まずまずな姿へ変化を遂げた様子をご紹介しました。

 

このご紹介後は気になるようなトラブルはなく過ごしていたものの、冒頭でお伝えしているように、予定していた去年の秋に目立つ変化はなく、いつの間にか1年以上も時間が経ってしまっていました。

そして1年越しとなった今秋ではさすがに変化が感じられることもあり、それは先ほどもお伝えしたような別の植物の鉢に干渉するようにまで伸びた茎があることです。

 

それでは早速そういった変化が感じられる、1年越しとなった今秋の玉つづりの様子をご紹介したいと思います。

 

 

こちらが1年越しとなった、今秋のUCHIの玉つづりの様子です。

このように棚に付いて這うように伸びた茎が印象的です。

 

 

けれども前回のご紹介から、かなり時間が経っていることを考えると、鉢の中の変化が乏しいような気もします。

 

 

そして玉つづりはこのように茎が伸びる特徴を活かして、吊り下げられる鉢に植えてハンギングで楽しめることでも人気があります。

しかし玉つづりは、手前と奥の伸びた茎の様子を見ていただければお分かりいただけると思いますが、しっかりと管理できていないとこのように伸びた茎の根元付近の葉がなくなって茎が丸見えになってしまうこともあります。

好みによるかもしれませんが、これでは玉つづりの魅力が半減してしまいます。

 

 

また株の状態によってはこのように同じ鉢内でもシワシワになってしまう株もあります。

 

そこでUCHIでは棚に置いて育てていることもあり、そろそろ伸びた茎をカットして、見た目を整えるために仕立て直しをしたいと思います。

また土も古くなっているので、この機会に新しい土へ入れ替えもしたいと思います。

 

それでは作業を始めます。

 

 

玉つづりの仕立て直し

まずはどのように仕立て直すかというと、計画としては伸びた茎をピンクの線辺りでカットして挿し木にしようと思います。

そして枯れた茎などは多少カットするつもりですが、手前の枯れたように見える茎には新しい葉が出てきていますので、このような茎は残すようにします。

 

 

まず玉つづりを鉢から抜き出しました。

鉢のふちに沿って竹串などを差し込んでほぐすようにすると、このように難なく取り出すことができました。

ただ慎重に作業しないと、玉つづりの葉は簡単にポロポロと落ちてしまいます。

 

 

そしてなるべく新しい土で植え直すために、古い土をできる限り取り除きました。

全く葉が落ちなかった(取れなかった)とはいえませんが、まずまずいい感じに作業ができました。

 

 

そしてそういった作業を終えてみると、それぞれの株の根の様子にはかなりの違いがあります。

それはやはりこのように茎が伸びた株の根の量は多く、それ以外の株の根の量はやや少ない印象があることです。

 

 

そして先ほどのシワシワの株の根を見ると、やはり弱々しい感じで、根付いていたのか疑問に感じるほどの量しかありません。

ただ枯れていなかったので、これはこれで機能していたのかもしれません。

 

あとは、伸びた茎を先ほどのピンクの線辺りでカットし、土は赤玉土(小粒)4.5と日向土(細粒)4.5とピートモス1のブレンドの土で植え直し、カットした茎は挿し木にしました。

 

 

もちろんシワシワの株も諦めず、このように一緒に植えました。

今後の変化に期待したいと思います。

 

 

そしてこちらが仕立て直した直後の玉つづりの様子です。

 

古い土を取り除くため根が丸見えになるようにまでふるい落としたことと、挿し木も成功するのかといったことも気になると思いますので、この仕立て直しの作業から42日が経った、今朝の玉つづりの様子をご紹介したいと思います。

 

 

仕立て直しをしてから42日経った玉つづり

こちらが仕立て直しの作業から42日が経った、UCHIの玉つづりの様子です。

無事にどの株も枯れることなく、元気に過ごしています。

 

 

挿し木も枯れたりシワシワになったりすることなく、無事に根付いてくれたようです。

ただ42日前の作業後の様子と比較しても、それほど見た目に変化がないように思えます。

こういった様子は去年も同様で、おそらく玉つづりは他のセダム属より生長が遅いと思いようです。

 

 

そして気になるシワシワの株ですが、こちらは42日経った今も変化がありません。

ただ少し触れて引っ張るようにすると、しっかりと土に絡んでいる感触があるので、根付いていないわけでもなさそうなので引き続きこのまま様子を見守りたいと思います。

 

 

仕立て直しをしたUCHIの玉つづりは、良くも悪くも42日(6週間)経ってもあまり変化がありませんでした。

しかし見方を変えれば、枯れなかっただけでも良い成果です。

 

もっと鉢の中や外側の周囲にかわいい葉が溢れかえるような様子をご紹介したいと思うのですが、なかなか思うように育てることができず、セダム属を育てる難しさを感じずにはいられません。

そして今日ご紹介したのは、気温が一気に下がったこともあり、今後は生長が鈍化してより変化が乏しいと思いますので、今の玉つづりの様子をご紹介することにしました。

 

今後はあまり変化が期待できないので、この状態を維持するように心がけ、また次の生育期を待ちたいと思います。

なかなか理想とするような様子へ育てることができていませんが、そこは気長にわずかな変化を楽しみつつ育て、また玉つづりに新たな変化がありましたら、その様子をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

743日後の様子

 

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玉つづりの育て方をご紹介します。

こちらの育て方のご紹介では、玉つづりの育て方だけでなく、これまでにご紹介している玉つづりの様子の一覧や、品種によっては全体的な様子をご紹介するために一回転させた動画もご用意しています。