こんにちは。
今回は、残念ながら冬の寒さの影響で状態を悪くしてしまった植物をご紹介します。
冬(寒さ)を苦手とする植物は、置き場所や水の与え方など工夫をして被害を最小限に止め冬越しさせるようにしますが、やはり根本的な問題は室温だと思います。
しかし観葉植物のためだけに24時間エアコンを利用して室温を維持するのは現実的に無理があり、そんな中UCHIでは10種の植物が状態を悪くしてしまいました。
寒さだけが原因でない品種もありますが、弱ってしまった10種の植物の内、まずは5品種の現在の様子と自分なりに思いつく弱らせてしまった原因をご紹介します。
今回の目次
- ラセンイ(螺旋藺)
- パキラ・グラブラ
- アグラオネマ・マリア
- カラジウム・リンデニー
- アフェランドラ・ダニア
ラセンイ(螺旋藺)
UCHIのラセンイは2019年12月27日にインパクトのある螺旋(らせん)を描くような伸び方をした葉の様子などを交えご紹介しました。
ラセンイは冬の寒さがだけ原因といったことではありませんが、葉にツヤやハリがなくなってしまい、葉が枯れてしまっているような印象です。
そのラセンイの様子をご紹介します。
ラセンイは離れて見るとそんなに状態が悪く感じませんが、以前と比べると、色が褪せたような感じがします。
こちらがラセンイの特徴的な葉ですが、近くで見ると水分がなくなりカサカサ様子が感じられます。
ラセンイは冬なので、控えめにした水の管理方法が悪かったのか、このような状態になってしまいました。
冬でももっと土を湿らし状態を維持する必要があったのかと思います。
色褪せしたような葉は内側みスカスカになったような感触ですが、根元付近の色合いの良い葉はまだ葉に硬さもありますので、これ以上の状態の悪化は防ぐように努力したいと考えています。
またタイミングを見てラセンイは葉をカットするなどのお手入れをしたいと思います。
ラセンイの状態を悪化させたと考えている原因
・水の控え過ぎ
・寒さの影響
などが原因ではないかと考えています。
パキラ・グラブラ
UCHIのパキラは2019年12月17日に葉先や枯れたり変色したりと、お手入れをした様子をご紹介しました。
また2019年10月11日に冬でも育てやすい観葉植物の一種としてもご紹介しています。
しかしそのご紹介を否定するように、パキラは状態を悪くし、大きな葉を全て失ってしまいました。
小手先の対策では葉の状態を維持することはできませんでした。
それでは大きな葉を全て失った(小さな葉は残っています。)パキラをご紹介します。
こちらが葉を全て失ったパキラです。
UCHIではパキラを大小4株育てていますが、この生長の様子をご紹介している株だけが冬に葉を全て失ってしまいます。
一応小さな葉は何とか維持できていますが、大きな葉を失ったパキラは寂し気な様子です。
しかしこの状況を去年も経験しており、根腐れしていなければこのまま乾かした状態を維持し、前後はあると思いますが3月中旬頃から今残っている小さな葉は大きく生長し、また新しい葉も出てくると思います。
置き場所としてはパキラにとって一番良い環境に置いているこの株が、何故いつも葉を失ってしまうのか原因を掴めていませんが、また新しい葉が出て生長したころにパキラの様子をご紹介したいと思います。
パキラの状態を悪化させたと考えている原因
・冬前からの水の控え過ぎと状態への変化の対処
・栄養不足や土の排水または保水性など
・寒さの影響
などが原因ではないかと考えています。
アグラオネマ・マリア
UCHIのアグラオネマ・マリアは2019年11月28日に苦手な寒さの影響で葉に元気がない様子をご紹介しました。
またこのご紹介での予想どうり葉の状態の悪化はどんどんと進み、今では状態がよいといえる葉が一枚もありません。
しかし何とか完全に枯れずに耐え忍んでいるアグラオネマ・マリアをご紹介します。
こちらがひたすら寒さに耐え忍んでいるアグラオネマ・マリアです。
見るからに元気がない様子がうかがえます。
元気な頃はピンと上を向き、深い緑とやや淡い緑の班が特徴でしたが、今では全ての葉が黄色がかった色合いに変色して、垂れ下がるような状態になってしまいました。
しかし根元付近の様子をみると、根腐れした様子はありません。
葉は全て枯れてしまいそうですが、このまま維持できれば春ぐらいから新しい葉が出てくると思います。
やはり原因は寒さ(室温)かと思います。
しかし比較的室温が高いリビングの片隅に置いているアグラオネマ・マリアの子株も同じ状態です。
以前のご紹介の時には葉に異変はありませんでしたが、寒くなるにつれ親株同様に葉が変色して、ぐったりと倒れこむようになってしまいました。
また子株は親株のように株がしっかりとしておりませんので、根元を見る限り寒さを乗り越えれば回復する可能性もあると思いますが、親株よりは状況的に難しいのかとも思います。
とにかく今の時季を乗り越え、以前のようなシャッキと上を向いたアグラオネマ・マリアをご紹介できるように努力します。
アグラオネマ・マリアの状態を悪化させたと考えている原因
・寒さ(気温10℃は必要と考えていましたが、12,3℃は状態を維持するのには必要ではないかと思います。)
などが原因ではないかと考えています。
アフェランドラ・ダニア
UCHIのアフェランドラ・ダニアは2019年7月25日に水切れしたアフェランドラ・ダニアの様子をご紹介しました。
このご紹介の後の秋にアフェランドラ・ダニアはカイガラムシが発生してしまい、多くの葉を失ってしまいました。
そしてその後苦手な冬を迎えてしまい、現在では葉どころか株の状況すらわからない状態になってしまっています。
こちらがあの葉脈が印象的だったアフェランドラ・ダニアです。
葉の問題はおろか、株の状態すら危うい印象です。
茎は枯れたらカットして様子をみていましたが、もうこの長さまで短くなってしまいましたので、現在の長さのままにしています。
このような状態になってしまったアフェランドラ・ダニアですが、残りの根元の茎にはハリと弾力があり、完全に枯れてはいないと思います。
思いだけではどうしようもありませんが、まだ可能性あると思もおもいますので、このままの状態を維持できるならば暖かくなるまで様子を見守りたいと思います。
アフェランドラ・ダニアの状態を悪化させたと考えている原因
・カイガラムシの被害によって葉を失い株を弱らせたこと
・その後の時季的な要素(寒さ)
などが原因ではないかと考えています。
カラジウム・リンデニー
UCHIのカラジウム・リンデニーは2020年1月4日に寒さが苦手とご紹介し、まだ葉がきれいな状態をご紹介しました。
このご紹介で”葉をすべて失った場合などは球根植物なので鉢ごとビニール袋に入れ休眠させる”とご紹介しましたが、その対応が刻一刻とせまっています。
まずはカラジウム・リンデニーの現在の様子をご紹介します。
乾かし気味を維持しながら葉水などで水分を補うよう管理していました。
ですが、定価の5分の1の価格で販売されていることからカラジウム・リンデニーはやはり冬の管理は難しいのだと思います。
葉は痛みぐったりと下を向き、この唯一残っていた葉は時間の問題で枯れてしまいそうです。
もうこのような状態になってしまったので休眠させるしかないと思います。
作業自体は簡単なので、近いうちにその作業の様子をご紹介したいと考えています。
カラジウム・リンデニーの状態を悪化させたと考えている原因
・寒さ
などが原因ではないかと考えています。
まず冬の寒さで弱ってしまった植物5品種をご紹介しました。
この経験は次に活かすようにしたいと考えています。
時間がとれれば夕方もしくは夜遅くても明日には残りの5品種を引き続きご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。