鉢に合ったバランスで自立させたいマドカズラ

こんにちは。

今回は、鉢に合ったバランスで自立させたいモンステラ属の観葉植物「マドカズラ」の様子をご紹介します。

マドカズラは以前は迫力のある姿を目指していたのですが、状態を悪くしてからは何とか改善させることに比重が移り、そしてかなりの月日をかけ、ようやく株の状態が安定した様子へと改善できたと思います。

これまでの経験から今後は管理しやすいようにコンパクトなままで維持していこうと思いますので、その中でより良い見た目とするため、今植えている鉢に合ったバランスで自立させたいと考えています。

そこでなるべく自立できる程度にカットし、そのカットした茎はまた水挿しで発根させボリュームアップにと、こういった作業を繰り返して育てていこうと考えていて、そのための最初の作業をしましたので、その作業の様子と併せ、現在のマドカズラの様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのマドカズラ
  • マドカズラのつるをカットし整え、そして水挿しに
  • 5日後の水挿しと鉢に合ったバランスに整えたマドカズラ

 

UCHIのマドカズラ

UCHIのマドカズラは2022年7月3日に、耐えに耐え、そして訪れた絶好の機会に植え替えをした様子をご紹介しました。

 

その後はしばらく落ち着いた様子でどちらの鉢の株も過ごしていましたが、残念ながら苦手としている冬にプラスチックの鉢の株を枯らしてしまい、磁器鉢(深鉢)の方も太めの茎は同じように冬に枯れてしまいましたが、その他の発根させ植え替え(鉢上げした)ものはしっかりと根付いた様子で、今も安定した様子で葉を増やしながら過ごしています。

 

このようにようやく株の状態が安定したものの、まだまだ茎がとても細く、支柱がないと垂れ下がるような様子となってしまいます。

マドカズラはつる性なのでこれは仕方がないことですが、それでもある程度の高さであれば自立した姿で保てることもあり、以前のような迫力のある姿も魅力的ですが、状態を悪くしてしまったことをきっかけに、今後は管理しやすいコンパクトでおしゃれな感じに育てたいと思うようになりました。

 

ただ今はまだ茎が細く単独で自立は難しいので、本来は支柱としては使わないあるものを支柱として使って茎を立てていて、茎が自立できるぐらい太くしっかりとするまではその支柱で支えながら伸びたらカットして調節するといったことを繰り返し育てようと考えていますので、そのための最初の作業を行いたいと思います。

 

それではその前に、安定した状態とはどういった様子なのか、現在のあるものを支柱として使って茎を立てているマドカズラの様子をご紹介します。

※マドカズラはつる性である程度の長さ(自立できる程度)までを茎、垂れ下がるぐらい伸びた茎をつるとしてご紹介させていただきます。

 

 

こちらがあるものを支柱として使って茎を立てている、UCHIのマドカズラの様子です。

ようやくこういった姿で安定した状態を保てているといった様子へ改善させることができました。

 

 

葉は比較的にどれも小さめですが、この鉢のサイズからしておそらくこれぐらいかもう少し大きめ程度のものしか付かないような気がしています。

しかし大胆に穴が開いた葉はマドカズラらしい葉で、枚数も増え重なり合い、こういった様子が気に入っています。

 

 

ただ茎の様子ですが、マドカズラはつる性なのでどちらかというと自立に向く植物ではありませんが、あまり伸ばさず短めに維持することで自立した様子に仕立てることができます。

 

今はその茎は手前のものだけが太めで、残りの2本はかなり細く、どれも支柱がないと折れるのでないかといった感じで傾きます。

そしてその支柱に使っているあるものとは竹串で、太さ高さがちょうどよい感じですが、やっぱり見た目がいいとはいえません。

 

 

なるべく支柱を使わず自立した姿の方が見栄えがいいので、もっと茎が太くなるまで伸びた茎(つる)の長さを調節を繰り替えし育て、またその茎は水挿しにして発根させボリュームアップに使いたいと思います。

 

それではその最初の一歩として、こちらの伸びたつるをカットして整え、そしてそのカットしたつるは水挿しにしたいと思います。

 

 

マドカズラのつるをカットし整え、そして水挿しに

マドカズラの伸びたつるはピンクの線辺りでカットしたいと思います。

これはピンクの円で囲った部分から発根する可能性が高いからですが、これは間違ってはいませんが、この茎でいうと最も早く発根するのはこの部分ではありません。

これは以前経験していて、ピンクの円の部分は発根しないわけでないので目印とするには問題ないといえますが、必要以上にこだわらなくても問題はないです。

 

 

また自立させることも目的なので、このように支柱がなくても重みで傾くことがないこの程度の長さでカットしました。

 

 

そしてこれも少し見た目が悪いですが、ペットボトルをカットして水をこの程度まで入れたものを準備しています。

 

 

あとはこのように水挿しにし、発根するのを待つだけです。

こういった作業は何度も経験していてご紹介もしていますので、先のお伝えした発根はどの部分が早いのか、そして生育期なら何日で発根するのかをご紹介したいと思います。

 

それではこの作業から発根を確認できた5日後の今朝の水挿しの様子と併せ、現状で鉢に合ったバランスに整えたマドカズラの様子をご紹介します。

 

 

5日後の水挿しと鉢に合ったバランスに整えたマドカズラ

こちらが発根を確認できた5日後(今朝)の水挿しの様子です。

葉の様子にも異変はなく、むしろ水挿しにしてからシャキッとしたようにも思えます。

 

 

そしてこちらが発根した様子で、下の気根部分でなくピンクの円で囲った1番上の気根部分から発根(伸び始めて)いることがお分かりいただけると思います。

これは前回の写真や以前の水挿しにした様子からも1番上の根が最も太く生長しているので、おそらくマドカズラに限ってではないかもしれませんが、マドカズラは水挿しにすると最も上(根元起点として先端)の出てきて間もない膨らみ(まだ色が白っぽい)気根から発根する(根が伸びる)といえそうで、これから下の気根も徐々に下の方でも発根していくと思います。

 

因みにもっと正確にお伝えするなら2日前には膨らみだし、昨日でもやや伸び始めている様子でしたが、この今朝の様子が間違いなく発根しているといえるので今朝の様子をご紹介することにしました。

 

このように生育期なら短期間で発根させることが可能ですので、またつるが伸びたらカットしてと、このような作業を繰り返してボリュームアップをしていこうと思います。

 

 

そして茎同士を絡めたりして竹串をとりあえず2本抜き、なるべくより良い見た目となるようにしました。

 

 

そしてこちらが現状で鉢に合ったバランスに整えた、UCHIのマドカズラの様子です。

どうしても完全な自立は現状で難しく、やろうと思えば残している1本の竹串も抜けなくもないですが、マドカズラは葉水を好むこともあり葉水するとその水の重みで傾いたりしてしまいますので、今はここまでようやく改善できたということもあり、できる限り無難に育てていくため竹串を1本残しました。

 

今後お伝えしてきた作業を繰り返して株数(茎)を増やしつつ、それぞれの茎を太くするよう心掛け、この鉢に合ったバランスで自立させたオシャレなマドカズラへと育てていきたいと考えています。

理想としている姿へ仕立てるにはかなり時間がかかる気がしますが、また機会を見てマドカズラは思い描いているような、より良い姿にできたかをご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

147日後の様子をご紹介します。

 

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マドカズラの育て方をご紹介します。

こちらの育て方のご紹介では、マドカズラの育て方だけでなく、これまでにご紹介しているマドカズラの様子の一覧や、品種によっては全体的な様子をご紹介するために一回転させた動画もご用意しています。