寒さで弱ったアグラオネマ・サイアム オーロラの前途多難な出発

こんにちは。

今回は、寒さで弱ったアグラオネマ属の観葉植物「アグラオネマ・サイアム オーロラ」の回復へ向けたお手入れで、誤ってミスをしてしまい前途多難な出発になってしまった様子をご紹介します。

アグラオネマ・サイアム オーロラは亜熱帯地域原産なので、寒さがとても苦手ということもあり、園芸店で状態が悪いものがとても安価で販売されていました。

こういった植物を見るとなんとか回復できるのではないかと挑戦したくなる性分であることと、とても安価ということもあり、販売されている中でも新芽(新しい葉)が出てきているような今後に期待できそうな株を選び購入をしてきました。

そこで今できるお手入れをしたのですが、作業中想定外のミスをしていしまい、回復に向けた出立が前途多難な出発になってしまった、アグラオネマ・サイアム オーロラのお手入れ現在の様子を併せてご紹介します。

今回の目次

  • アグラオネマ・サイアム オーロラについて
  • アグラオネマ・サイアム オーロの育て方
  • UCHIのアグラオネマ・サイアム オーロラ
  • アグラオネマ・サイアム オーロラのお手入れ
  • お手入れをしたアグラオネマ・サイアム オーロラ

 

アグラオネマ・サイアム オーロラについて

アグラオネマ・サイアム オーロラは耐陰性が強いので、室内でも育てやすい観葉植物です。

そんなアグラオネマ・サイアム オーロラの葉は、濃い緑をベースとしてふちと中央の葉脈が赤く色づいた様子が特徴です。

 

耐陰性が強いので基本的には育てやすいアグラオネマ・サイアム オーロラですが、弱点もあり、それは寒さです。

アグラオネマ属の観葉植物として、UCHIでは「アグラオネマ・マリア」や「アグラオネマ・アンニャマニー」を育てていますが、寒さに弱い性質は共通しています。

これは亜熱帯地域の原産なので、10℃以下の環境は苦手のようで、UCHIのアグラオネマ・マリアの経験からも、たぶんイキイキとした状態を保つためには10℃以上の12,3℃は必要ではないかと思います。

 

しかし無事冬越しできればアグラオネマ・サイアム オーロラは乾燥にさえ気を付ければ比較的暑さには強いようですので、冬越しの工夫が試される観葉植物です。

 

今回はそんな寒さが苦手という性質からか、この時季に傷んだアグラオネマ・サイアム オーロラが格安で販売されていたので購入してきました。

まずはその傷んだアグラオネマ・サイアム オーロラの現在の様子をご紹介します。

 

 

UCHIのアグラオネマ・サイアム オーロラ

こちらが格安で販売されていたので購入してきたアグラオネマ・サイアム オーロラです。

この写真からもお分かりになるように、かなり状態が悪いことがうかがえます。

 

 

一番元気がありそうな葉がこちらの葉です。

しかしこの葉も中央の本来濃い緑色であるはずの部分が黄色く変色しています。

 

 

そして元気がないアグラオネマ・サイアム オーロラはこのように茎が傾くような状態で、本来のシャキっとした様子がありません。

この茎の様子は2020年2月7日に、冬の寒さの影響で状態を悪くしてしまった植物の中でご紹介した、同じアグラオネマ属のアグラオネマ・マリアと同じような状態です。

 

 

また完全に枯れてしまった葉などもあり、このような葉はこの機会に取り除きたいと思います。

 

 

しかしこのように状態の悪いアグラオネマ・サイアム オーロラですが、今後の回復が期待できそうな新しい葉が出てきています。

 

今できるお手入れをして、この寒い時季を乗り越え状態を回復することを期待したいと思います。

まずお手入れの前に、アグラオネマ・サイアム オーロラの基本的な育て方をご紹介します。

 

アグラオネマ・サイアム オーロラの育て方

遮光気味の日当たりのある場所が最適ですが、耐陰性が強いので、室内の明るい場所で育てることができます。

暑さには比較的強いですが、寒さがとても苦手です。

 

日当たり

強い日差しや直射日光は避け、遮光気味の柔らかな日当たりのある場所が最適ですが、室内の明るい場所で育てることができます。

 

水やり

春から夏は土が乾いたらたっぷりと水を与え、特に夏場は乾きやすいのでほぼ毎日水を与えるようにします。

また秋から冬は寒さが苦手なので乾かし気味に管理します。

 

冬越し

寒さが苦手なので、最低でも10℃以上、アグラオネマ・マリアの経験から12,3℃は確保するほうが無難ではないかと思います。

 

より詳しいアグラオネマ・サイアム オーロラの育て方はこちらでご紹介します。

 

それではアグラオネマ・サイアム オーロラのお手入れを始めます。

 

 

アグラオネマ・サイアム オーロラのお手入れ

まず病害虫予防のため、早速先ほどご紹介しました枯れた葉や根元辺りの枯れた茎の残骸などを取り除きました。

 

そしてこの枯れた葉は簡単に手で取り除けたので、他の枯れた葉も取り除こうとしたのですが、ここで想定外の事態になりました。

 

 

その想定外とは枯れた葉を少し引っ張ると、なんと茎ごと取れてしまいました。

 

 

本来の目的はこのピンクの円で囲った枯れた葉を、茎の付け根から取り除きたかったのですが、まだ枯れていない葉まで失ってしまうことになってしまいました。

 

 

こんな簡単に折れるとは考えていなかったので、とても残念です。

不覚にも弱っている株にさらにダメージを負わせてしまいました。

 

申し訳ないですがもう元には戻せませんので、引き続き作業を進めます。

残りの作業は簡単な作業なので、同じミスをしないように慎重に作業を進めました。

 

それでは今できるお手入れをしたアグラオネマ・サイアム オーロラをご紹介します。

 

 

お手入れをしたアグラオネマ・サイアム オーロラ

元々弱々しい姿のアグラオネマ・サイアム オーロラでしたが、余計軟弱な姿になってしまいました。

 

 

葉がヨゴレていたので、折れた切り口に気を付けながら葉水しながらヨゴレなどを一枚一枚拭き取りました。

 

 

そしてこのようなイメージで、プチプチを鉢に巻き付けできるだけ断熱と保温を心掛け冬越しさせたいと思います。

 

 

安価で購入したアグラオネマ・サイアム オーロラをよりよい状態にできるかは春までわかりませんが、春に状態が良くなったアグラオネマ・サイアム オーロラをご紹介できるように努力したいと思います。

 

お手入れでミスをしてしまい、前途多難な出発になってしまったアグラオネマ・サイアム オーロラですが、今後新たな変化がありましたら、その様子をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

200日後の様子をご紹介します。