見送ることができないひと株だけになったサンスベリア・シルバーキングの植え替え

こんにちは。

今回は、見送ることができないひと株だけになったサンスベリア属の観葉植物「サンスベリア・シルバーキング」の様子と併せ植え替えの様子もご紹介します。

今年の夏はとにかく暑すぎて思うように植え替えをしたり、その時々の様々な植物の様子を撮影してご紹介できずにいます。

そこでもう今夏は無理に作業もせず、更新も見送ろうかといったことが脳裏をよぎり始めていたまさにそんな時、これまで何一つ異変がなかったサンスベリア・シルバーキングに異変が表れ、このまま何もせずに見送ることはもうできそうにありません。

そこで何故、何もせずに今夏を見送れないのか、現在のサンスベリア・シルバーキングのそう感じた異変の様子や、それと併せて植え替えもした様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのサンスベリア・シルバーキング
  • サンスベリア・シルバーキングの状態確認と植え替え
  • 植え替えたサンスベリア・シルバーキング

 

UCHIのサンスベリア・シルバーキング

UCHIのサンスベリア・シルバーキングは2021年10月3日に、うっすらと銀色かかった新奇な葉から漂う雰囲気と併せ初めてのご紹介をしました。

 

その後は、そのサンスベリア・シルバーキングの色合いや雰囲気をより良いものとするため植え替え、漂う雰囲気に磨きをかけた様子をご紹介したいと考えていましたが、結局のところずっと植え替えもせず購入時のままで過ごしています。

ただ全く何もしていないわけでなく、やはりよりオシャレに置いて育てたいといった思いがありましたので、試しに以前リプサリス・エワルディアナに使っていた鉢カバーに入れたところ、サイズ的にも思いのほかピッタリでいい感じに仕上がり、こういったことからずっと植え替えもせず、おそらく今夏も今朝のような異変がなければ何もせずご紹介は見送っていたと思います。

 

しかし水を与えその数日後に突如葉に異変が表れてしまい、サンスベリア属は一度異変が表れるとなかなか状態を改善することが難しいといった印象を持っていて、見守ることしかできないと考えていましたが、とうとうもう何もせずに今夏の作業を見送ることができないといった状態になってしまいました。

 

それではまずは前回のご紹介から約1年11ヶ月が経った、異変が表れた今朝のサンスベリア・シルバーキングの様子をご紹介します。

 

 

こちらが今朝の、UCHIのサンスベリア・シルバーキングの様子です。

一枚大きめの葉が増えたものの、なんとなく以前より存在感が薄れてしまったように思えるのでないかと思います。

※鉢カバーから出しています。

 

 

その存在感が薄れてしまった原因は、サンスベリア・シルバーキングは二株一緒に植えられていたのですが、今朝ひと株がぐったりと倒れてしまっていて、少し引っ張り上げただけでヌルっとした感触で抜けてしまったからです。

 

 

そしてこちらがそのヌルっとした感触で抜けてしまったもうひと株のサンスベリア・シルバーキングの様子です。

色は黄色っぽく変色して、根元付近はドロッと溶けたような状態になっています。

 

変色が始まったのは約1週間前からで、水を与えて2、3日後に突如葉の一部がやや黄色ぽく変色しだし、まずいと感じていましたが、日を追うごとに変色している部分が広がり、ついに今朝残念ですが倒れるまでに悪化してしまいました。

 

おそらくこれは根腐れが原因でないかと思います。

 

そこで気になるのがもう一方の株で、根腐れしてしまった株の根元が残る土に一緒に植えていると、悪い影響(害虫の発生など)が及ぶことも考えられ、またしばらく水も与えられません。

 

そこで土の状態も心配なこともあり、様子を見るため抜きだし、新しい土を使って植え替えたいと思います。

 

 

サンスベリア・シルバーキングの状態確認と植え替え

まずは柔らかいプラスチックの鉢だということもあり、鉢の側面に軽く力を入れて少し土をほぐすようにしてからサンスベリア・シルバーキングを土ごと抜き出しました。

最後に水を与えてから10日以上が経っていますが、やや土が湿ったような状態なので、時季的なことも考えるとやはりこういった様子から底部の乾きが遅く、そのことが原因で根腐れしたのでないかと思います。

 

 

次に土を取り除くために、株を軽く振ることでこのような状態にまで土を振るい落せました。

そして現れたサンスベリア・シルバーキングの根を見ると、下の方の根は少し枯れたような色合いでしたが、上の方の根は問題ないように思えます。

また根元付近に倒れた株のような状態の半透明になるような様子はなく、この株は今のところ問題はないといえそうです。

 

 

ただ気になる様子としては、ピンクの円の新葉が縮れて枯れてしまっていることで、倒れた株も少し前に変色と同時ぐらいに中心部から出てきていた新葉がこのように縮れて枯れました。

 

ここから悪化しないか気がかりですが、新しい土を使って植えたいと思います。

 

 

元の鉢に植えなおそうかと思いましたが、この鉢を使ってガジュマルの子株を三つ編みにしたく育てていましたが、残念ながら春に枯らしてしまってこの鉢が空いています。

 

そこでこちらのオリジナルのプラスチックの鉢へサンスベリア・シルバーキングを植えたいと思います。

ただ前の鉢よりやや大きく、丸型なので水を与えてからの底部から上(中間部辺りまで)の乾きが気になるので、その対策としてやや多めに底石を入れて対処したいと思います。

 

それでは植え替えたサンスベリア・シルバーキングをご紹介します。

 

 

植え替えたサンスベリア・シルバーキング

こちらがオリジナルのプラスチックの鉢へ植え替えた、UCHIのサンスベリア・シルバーキングの様子です。

ひと株だけになってしまい、やや寂しさもありますが、鉢のカタチと株とのバランスからそれなりの雰囲気に仕上がりました。

 

 

土は赤玉土(小粒)7、ピートモス3のブレンドの土を底部から中間部に使い、そして上部付近は赤玉土のみの2層にしました。

そしていつもなら水を与えますが、しばらく水は控え、様子を見て霧吹きで軽めに与え始めようと考えています。

 

 

また変色してしまった株も先の写真からもお分かりいただけると思いますが、まだ変色していない部分をカットして乾かし、難しいと思いますが、左のようなイメージで葉挿しで発根を目指したいと思います。

 

 

UCHIのサンスベリア・シルバーキングはこれまで何ら異変もなく過ごしてくれていて、できることなら今夏も何もせずとも無事に過ごしてくれればよかったのですが、突如異変が表れ、残念ながらひと株だけになってしまい暑すぎる夏の作業を見送ることができませんでした。

そしてまだこの株も不安が消えたわけではありませんが、根元や根の様子からこの株は根腐れした株の影響は今は感じられず、新しい土へ根付いてくれると期待がもてるのでないかと思います。

 

イメージしていた漂う雰囲気に磨きをかけた様子とは違ってしまいましたが、それなりの雰囲気に仕上がっていると思いますので、この鉢でより良い様子をご紹介できるように努力し、また新たな変化があれば、その時のサンスベリア・シルバーキングの様子をご紹介し、葉挿しもうまくいけば併せてその時の様子をご紹介します。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

139日後の様子をご紹介します。