またも葉が著しく減ってしまった雅楽の舞

こんにちは。

今回は、またも葉が著しく減ってしまったポーチュラカリア属の多肉植物「雅楽の舞」の様子をご紹介します。

雅楽の舞は特別に育てにくいといった感じはありませんが、株の状態や時季、管理方法によっては葉を著しく減らしてしまうことがあり、前に育てていた株はその時の対処を誤って枯らしてしまいました。

ただ今回は前の株の経験もあり、株自体に改善できそうな様子が感じられ、そしてやや時季的には早めですが運よく対処できそうな気温となっていることから改善に着手することにしましたので、葉が著しく減った雅楽の舞の様子と併せ、改善に向けた作業の様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIの雅楽の舞
  • 雅楽の舞の植え替え
  • 植え替えた雅楽の舞

 

UCHIの雅楽の舞

UCHIの雅楽の舞は2020年6月18日に、小さな盆栽のようなその時の様子をご紹介しました。

 

その後は水分を好む傾向がある一方、根腐れもしやすいと思うので、屋外の風通しの良い場所を確保していると、以前のように葉を減らすことはなく順調に育てることができていました。

そして茎が伸びて存在感も増していたのですが、今季の冬も例年通り水は控えめにしていると、これまでとは違うその水を控えている影響が出てしまい、それにさらに追い打ちをかける予想外の出来事を起こしてしまいました。

 

それではそれがどういったことなのか、まずは前回のご紹介から約2年9ヶ月が経った雅楽の舞の様子をご紹介します。

 

 

こちらが現在の、UCHIの雅楽の舞の様子です。

茎は伸びて生長していることはお分かりいただけると思いますが、今ではこの鉢へ植え替えた時より葉が少ない状態にしてしまいました。

 

 

ただ今回は以前とは様子が違います。

それは葉が著しく減ってしまった原因のひとつがこのように鉢を割ってしまったことにも少しは関係があるのでないかと思います。

それはこれまでの冬は同じような管理方法でいい感じの状態を維持できていたのですが、株も大きくなり、また土も劣化し始めていることが影響してか、今季の冬は水を控えめにしていると葉が減りだし、さらにそれに追い打ちをかけるように、うっかりと鉢の側面をぶつけて割ってしまったことで、これまでに増して土がより早く乾き、みるみると葉を減らしてしまいました。

 

しかし冬だということもあり、水の量を増やして根腐れさせてはいけないので、とにかくなるべく控えつつ暖かくなるのを待つことにしていました。

これは以前同じように葉が減ってしまったことをきっかけに植え替え、そして枯らしてしまった経験があるからです。

 

 

適期でない植え替えはリスクが高く、なるべくなら4月ぐらいまで待ちたかったのですが、気が付けばこのように伸びた茎に新葉が芽生え始め、まだ3月上旬ですが結構気温も上がってきましたので、土があまりにもすぐに乾いてしまうこともあり、また水を与えても葉のしわが消えないいことから、早々に株の改善のため植え替えることにしました。

 

 

雅楽の舞の植え替え

まず雅楽の舞を植え替える鉢は、以前別の多肉植物に使っていて今は空いている、こちらの素焼きの鉢を再利用したいと思います。

この鉢なら通気性は抜群です。

 

 

そして次に雅楽の舞を割れた素焼きの鉢から抜き出しました。

すると以前の写真を見ると赤玉土を使っていたような気がしたのですが、劣化してこのようになってしまったのか、それとも一般的な観葉植物用の土を使ったのか忘れてしまいましたが、この鉢に植え替え春で3年になるので、さすがに土は古くなっている印象を受けました。

 

 

そしてこのように古い土をすべて揺さぶって取り除きました。

するとなんとなくですが、前回も同じような作業をしていてその時からかなり時間が経っていますがあまり根が生長しているような感じがしません。

 

おそらく鉢が小さかったので根の生長するスペースが限られていたことが原因のひとつだと思いますが、もしかするとそのことも現在葉が少ないことに影響がありそうな気がしました。

 

そして土は、赤玉土(小粒)5と日向土(細粒)2.5とピートモス2.5といったやや保水性を高めとしたブレンドにしました。

あとは植え替えた雅楽の舞に水をたっぷりと与え、日陰に置いて1日過ごしました。

 

結局のところ改善策としてはやはり植え替えるといったことになってしまいましたが、以前は適期でない時季でしたが今回は気温的にも以前よりは適期に近い時期、そして鉢もより通気性に優れたもの、けれども土は一定期間はそれなりに保水してくれるようなブレンドとしました。

しかしその一定期間後は乾きが悪いと根腐れへ繋げてしまいますので日向土も混ぜました。

このように決して目新しい対処ではありませんが、今やれることはやれたのでないかと思うので、そこで読者の皆様に、今回の対処で雅楽の舞は改善できると思うか予想していただこうと思います。

 

葉が減った雅楽の舞は無事に改善すると思いますか?

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それでは植え替え1日置いた今朝の雅楽の舞をご紹介します。

 

 

植え替えた雅楽の舞

こちらが植え替え1日置いた今朝の、UCHIの雅楽の舞の様子です。

葉はともかく以前のような雰囲気は継承でき、まずまずな感じにできたと考えています。

 

 

土の乾き具合もまだ若干赤玉土に水分が残った感じで、おそらく今日の日中から夕方にはある程度乾いた感じになると思いますので、今のところいい感じでないかと思います。

 

 

最後に茎が伸びて横へと広がってしまっているので、支柱は使わずしばらくは茎どうしでなるべく上向きになるよう支え合うようにしました。

しかしこれからしばらくが気がかりで、このまま傷まず、春の間により茎が太くなり、上へと向けた様子のままで葉を所狭しと付けてくれることに期待したいと思います。

 

植え替えの時季は4月から6月辺りが適期なので、やや早めの対処となりましたが、土も自分なりに考えブレンドし、こういった対処で無事に改善ができたのかまた春の間にタイミングを見て、その時のUCHIの雅楽の舞の様子をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介した雅楽の舞の基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去の雅楽の舞の様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。