430日後の子宝錦(ガステリア)

こんにちは。

今回は、430日後のそれぞれのガステリア属の多肉植物の「子宝錦」の様子をご紹介します。

ガステリア属の子宝錦はとても丈夫で、わき芽を株分けすることによってとても簡単に増やすことができるので、そこで育て方といえば大げさとなりますが、同じ置き場所でも素焼きの鉢とプラスチックの鉢、鉢のサイズの違いや、肥料を与えた株、そして数株一緒に植えるなどすることによってどういった違いがあるのかを楽しみにして育てています。

それから気が付けば1年以上の430日が経過しましたので、そろそろ時季的にも生長も鈍りだすころで今後はほとんど変化は期待できないと思いますので、楽しみにしていたような違いがあったのか現在のそれぞれの株の様子をご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIの子宝錦
  • 子宝錦の子株の430日後の様子
  • 植え替えて430日が経った子株の子宝錦

 

UCHIの子宝錦

UCHIの子宝錦は2021年9月15日に、違いを楽しみたいと、冒頭でお伝えしたような簡単な方法で今後どのような違いがあるのかといった様子をご紹介しました。

 

このご紹介後もひと株も枯れることなく過ごしていて、もうご存じだと思いますが本当にとても丈夫な品種だといえます。

ただ難点というか性質としては日差しは苦手で、ハオルシア属などと同様に数時間だけ日がよく当たるといった時間がある場所などでも簡単に葉焼けして葉の色が変色してしまいます。

 

そういった性質は置き場所を工夫するなり遮光するしかありませんが、一応同じ場所でどういった違いがあるのかといったことをご紹介したいと、前回のご紹介後全て同じ場所の、屋外の軒下の棚の2段目奥(あるべく短時間しか日が当たらない場所)に置いて育て、前回のご紹介から約1年2ヶ月(430日)が経ち、気温も下がりだし、今後の変化は期待できないといった時期となりましたので、今それぞれの株はどういった様子なのか現在の様子をご紹介していきたいと思います。

 

 

まずこちらが素焼きの鉢(リメ鉢)に植えている、UCHIの子宝錦の様子です。

葉が増えてやや大きくなったと思いますが、やはり経過した時間の割には大きさの変化だけでいえば乏しいといえそうです。

 

 

そして残念なのが葉の色合いです。

先ほどもお伝えしましたが、子宝錦はとても日差しに敏感なのか、屋外といえどほとんど日が直接当たらない、当たっても数時間程度でその日差しも別の多肉植物や棚によって遮られているにも関わらずこのように変色してしまいます。

 

 

そしてまたこのようにわき芽が黄色系に変色している様子もあるのですが、このわき芽は以前黄色に変色した時のわき芽とは違って枯れる様子がない少し変わった感じがあります。

 

それではこのような子株を株分けして、それぞれを少しだけ違った育て方をしていますので、前回のご紹介時と同じような角度で撮影した430日が経ったそれぞれの子株の現在の様子をご紹介したいと思います。

 

 

子宝錦の子株の430日後の様子

まずこちらが他の子株より少し大きめのビニールポッドに植えた子株の様子です。

この株はもともと少し大きめな子株でしたが、より大きく生長したといえます。

 

ただ若干、葉が変色していて、やはりこれは日差しによる葉焼けだと思います。

因みにこの株は肥料を与えていません。

 

 

次にこちらは小さめのプラスチックの鉢に植えたそれぞれの子株の様子です。

どちらもやはり少し葉焼けしているような色合いですがその葉はピンと立つような感じで、先にご紹介した株ほどではありませんが大きく生長したことがお分かりいただけると思います。

 

しかしこちらの株の一方(右下の株)には肥料を与えていたのですが、上の株と比べても大きさに違いはなく、違いといえばわき芽が出ているぐらいといえます。

たまたまかもわかりませんが、肥料による効果はあまり確認できませんでした。

 

また前回の様子と見比べるとひと株足りていないと思いますが、枯らしたわけではなくそのひと株は大きめのプラスチックの鉢へ植え替えた株ですので後ほどご紹介します。

 

 

続いてこちらは数株をまとめて一緒の鉢に植えた子株達です。

どの株も大きく生長していて、同じ場所に置いているにも関わらずこの子株達だけ葉焼けしている様子はありません。

不思議な現象です。

 

 

そして全ての子株を並べた様子ですが、個性が引き立つ様子はなく、多少違いはあるもののほとんどの株の大きさが似てきているといえそうです。

 

鉢の大きさ、肥料、個別かまとめたかなどの簡単な違いだけではそれほどそれぞれに違いがあるとはいえない結果となりました。

唯一目立つ違いとして、数株一緒に植えた子株達だけ同じ日当たりでも葉焼けしなかったぐらいではないかと思います。

 

それでは大きめのプラスチックの鉢へ植え替えた子株だけまだご紹介していませんので、その植え替えて430日が経った子株は今どういった様子なのかご紹介したいと思います。

 

 

植え替えて430日が経った子株の子宝錦

こちらが植え替えて430日が経った、子株の子宝錦の様子です。

明らかに他の子株と様子が違うことが少し離れたこの距離からでもお分かりいただけると思います。

 

 

根元辺りだけでいうと以前よりしっかりとしたといえますが、株全体でいうと小さく、他の子株のような生長は感じにくいといえます。

そして何より気になるのは葉焼けの様子で、同じ場所に置いているのにこの植え替えた子株が最も葉焼けしてしまっています。

 

何故この株はこのように葉焼けの影響が強く出ているのかわかりませんが、もしかすると鉢に高さがある分他の株より日差しがより強く当たった可能性が考えられます。

ただ個体差などもあるので何ともいえませんが、結果としては少し残念です。

 

 

しかし日が当たりにくい向きにはこのようなきれいな色合いのわき芽がまた新たに出てきていますので、これからの生長に期待が持てそうです。

そしてどの株も葉焼けに関しては日差しをより遮ることで、軽度な葉焼けでの変色は改善できると思いますので、冬の間はともかく次の春にはより遮光を強くするなど対処したいと思います。

 

 

楽しみにしていたような違いはUCHIの子宝錦とその子株達からは残念ながら感じられませんでしたが、どの株からも子宝錦は丈夫だというたくましさのようなものはひしひしと伝わりました。

 

おそらく風通しさえ確保できればレースカーテンで遮光した室内でも育てられ、むしろその方が子宝錦には適しているのではないかと思います。

そこで次の春に植え替えそういった育て方をしてみたいと思いますので、またそういった作業をする際はその様子やその時のそれぞれの子宝錦の様子をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介した子宝錦の基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去の子宝錦の様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。