曲げ木に再挑戦したウンベラータの約1年1ヶ月後

こんにちは。

今回は、曲げ木に再挑戦したフィカス属の観葉植物「ウンベラータ」の約1年1ヶ月後の様子をご紹介します。

自分でウンベラータを曲げ木へと仕込み始めると、園芸店などで曲げ木として販売されているプロの方の仕上げたウンベラータやアルテシーマなどの曲がり方や曲がり具合などに目が行くようになり、曲げ木ではない株が自然に曲がった様子にまで関心を広げてしまいます。

そんな中、UCHIでは以前の過ちから人為的ミスだけでは終わらせないと、置き場所などにも気を使いつつ普段通り育てていると、気が付けば曲げ木に再挑戦してから約1年1ヶ月が経ちましたので、今アルミ線で曲げ木へと仕込んだウンベラータがどういった様子なのか、そしてどのような曲がり方をしているのか現在の様子をご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIの曲げ木へと仕込んだウンベラータ
  • 曲げ木へと仕込んだウンベラータのアルミ線を取り外す
  • ワイヤーを取り除いた曲げ木へと仕込んだウンベラータ

 

UCHIの曲げ木へと仕込んだウンベラータ

UCHIの曲げ木へと仕込んだウンベラータとしては2021年5月23日に、改めて曲げ木に再挑戦したことをお伝えしました。

 

そして冒頭でもお伝えしているように、以前の過ちからとにかく人為的ミスだけでは終わらせないと、置き場所などにも気を使いつつ普段通り育てていると、気が付けば曲げ木へと仕込んでから約1年1ヶ月も経っていました。

 

ただこの間一度も以前のように曲がり具合を確認していません。

これは曲げるために使っているアルミ線(盆栽用)を外したり、また巻き直したりすることによる人為的ミスを防ぐためです。

 

しかし仕込んでから約1年1ヶ月も経っているので、曲げている幹の部分の色合いが茶系へと変化し始めていて、こういった様子からある程度幹の形状は固まっている気がします。

そこでそろそろアルミ線を取り外したいと思いますので、まずはまだアルミ線を巻いたままの、今朝の曲げ木へと仕込んだウンベラータの現在の様子からご紹介したいと思います。

 

 

こちらが曲げ木へと仕込んで約1年1ヶ月(正確には392日)が経った、UCHIの曲げ木へと仕込んだウンベラータの様子です。

 

 

仕込んだ当時の葉は冬に全て枯れてしまいましたが、今ではこのように新しい葉が付いていて、曲げ木へと仕込んだ影響はなく株の状態も良さげな印象です。

 

 

そしてこちらがアルミ線で曲げている幹の様子です。

仕込んだ時はまだこの部分は緑系が強い色合いでしたが、その頃と比べるとやや茶系な部分も見て取れ、この形状で木質化し始めていると思います。

 

これならしっかりと曲げられていると思いますが、実際にこの幹に巻き付けているアルミ線を取り外すと、この形状で曲がっているのかやはり以前の経験から気がかりです。

そこで約1年1ヶ月も経っていることもあり、今から早速アルミ線を取り外してみたいと思います。

 

 

曲げ木へと仕込んだウンベラータのアルミ線を取り外す

とにかく人為的ミスだけは避けたいので、慎重に幹に傷を付けないようにピンクの線の矢印の向きへ向かって作業を進めます。

 

 

このようにクルクルと巻き付けているアルミ線を慎重に逆巻きで緩めていきます。

すると以前とは違い、この段階でもしっかりと曲げた向きで固定されている手応えがあります。

 

 

そして幹に傷付けることなく、無事にこのようにアルミ線を取り外すことができました。

それではアルミ線を取り外した、曲げ木へと仕込んだウンベラータの様子をご紹介します。

 

 

アルミ線を取り外した曲げ木へと仕込んだウンベラータ

こちらがアルミ線を取り外した、UCHIの曲げ木へと仕込んだウンベラータの様子です。

最初にご紹介した全体的な写真の曲がり具合とほぼ変化がないように思えます。

 

 

ただ外してみてわかったことですが、このようにアルミ線を巻き付けて曲げていたことによって、その負荷がかかった部分にはアルミ線の痕が付いていました。

 

 

それは反対側でも同じで、やはり負荷がかかった部分にはアルミ線の痕が付いています。

しかし幹はほぼ仕込んだ通りにしっかりと曲がっていますので、一応やり方としては現段階では成功しているといえそうです。

 

やはりこのように曲げるには木質化する前の幹が緑系の間に仕込む必要があり、その時なら柔軟性もあるので以前のように余程強引でない限り幹が割れたりすることもないといえそうです。

 

 

また下の方に伸び始めていた幹もこのように伸びていて、これも計画的に曲げたりすることでかなり個性的な樹形に仕上げられるのではないかと期待が膨らんでいます。

 

 

UCHIの曲げ木へと仕込んだウンベラータ は今のところいい感じに曲げることができていて、これからしばらくはアルミ線を取り外したまま育て、一旦はこの株の自然の赴くまま上へと幹を伸ばすように育てたいと思います。

 

そして次はこれまでとは逆方向へ曲げたいと計画しているのですが、もう少し早い段階で幹の形状が固まっていたかもしれませんがここまで仕込んでから約1年1ヶ月と、とにかく時間がかかりますので、またある程度幹が伸びて次の仕込みができるようでしたらその時の様子をご紹介して、また曲げる為に仕込む作業も併せてご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したウンベラータの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

ご紹介している植物やこのブログについて、ご意見、ご感想、改善点や品種名の間違いなど、何かお気付きのことがあれば、Contactからメッセージをいただければ、記事の修正や追加、今後のブログの改善の参考にさせていただきます。