意思決定したはずのモンステラへの躊躇い

こんにちは。

今回は、迫力のあるインテリアグリーンへと見た目を改善するためにと意思決定したモンステラ属の観葉植物「モンステラ・デリシオサ」の様子をご紹介します。

モンステラは植え替えや増やすなどの作業をするには今が最適な時季で、UCHIのモンステラにもこういった時季だからこそ、そろそろ決断が必要です。

そこで何を優先するのかといったことを意思決定し、そしてその決断に沿った対処を行うことにしました。

しかし意思決定したにもかかわらず、作業中に様々な思いから躊躇いを持ってしまい、その結果、随所に中途半端な様子が現れた姿になってしまいました。

そんなモンステラはたまたま使っていた素材の影響もあり、改めて仕立て直すことで、その躊躇いすら受け入れてくれたかのような気概を持った姿を見せてくれている気がしますので、何故そのような意思決定が必要だったのか、そして今、UCHIのモンステラはどのような姿をしているのかをご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIのモンステラ
  • 意思決定したことに沿ったモンステラへの対処
  • ここからまた迫力のあるインテリアグリーンへと育てるモンステラ

 

UCHIのモンステラ

UCHIのモンステラは2020年5月23日に、きれいな立ち姿をした幹立ちへと仕立てたいとその時の様子をご紹介しました。

 

今思えば、この時まではそれなりに対処していかなければいけない問題もありましたが、それでも秋までは順調に育てられていたと思います。

しかし前回のご紹介から約1年程空いてしまったのには訳があり、モンステラは思いもよらない害虫の被害に遭い、その対処をした後に、認識の甘さから追い打ちをかけるかのように2次被害に遭わせてしまい、そのことが原因でとてもご紹介できる姿でなかったからです。

 

またその後はすぐに冬が訪れてしまうこともあり、2次被害に遭わせてしまったモンステラにはすぐに対処をせず、冬越しさせることを優先していました。

そして春を無事に迎え、今では2枚の新しい葉も増えて元気を取り戻したような印象も受けています。

 

しかしこういった時季を迎えたからそこ、そろそろ決断(意思決定)しないといけないことがあります。

 

そこで何故そういった決断(意思決定)が必要なのか、モンステラの様子をご紹介したいと思います。

 

 

こちらがUCHIのモンステラの様子です。

隠しきれていないと思いますが、今はまず無事に春を迎えた様子からのご紹介として、モンステラはまた大きな葉を2枚増やして活発な生育期を迎えました。

 

 

また前回のご紹介ではモンステラを支えるための支柱よりやや大きい(高さがある)といった様子でしたが、今ではこの支柱を優に超える程大きく(高く)生長しています。

 

 

そしてそろそろお伝えしないといけないのが、先ほどからちらほらと見えているこちらの葉の痛んだ様子とその原因です。

手前の葉は見るも無残に葉の半分近くが枯れてしまっていて、その奥の葉も以前のような濃い緑色をした様子ではありません。

 

 

何故このような状態にしてしまったのかというと、セロームを襲ったアザミウマ(スリップス)が大量に発生したことから始まりました。

 

もうこの時には葉の色がところどころ黄ばんだ色合いになってしまっていましたが、アザミウマ(スリップス)への対処は経験済みで、屋外に持ち出しベニカXファインスプレーで対処しました。

 

しかし薬剤を散布したのですぐに室内に取り入れることができず、晩秋ということと、モンステラは窓際で日にもよく当たっていたのでそのまま1日屋外に置いていたところ、いとも簡単に2次被害とお伝えしている葉焼けをさせてしまいました。

 

その後アザミウマ(スリップス)は完全に撲滅できたのですが、葉焼けはどうすることもできません。

そしてその後すぐに冬が訪れてしまい生育が鈍ることから、冬越しすることを優先したので、枯れたり痛んだりした葉をそのままにしていました。

 

しかし思いのほか傷んだ葉はその後に痛みが進むこともなく、このことが株に悪影響を与えているような様子も感じません。

このような様子から、傷んだ葉はこのままにしていても株には問題もないような感じもするのですが、インテリアグリーンとしてご紹介していることもあり、見た目のことを考えると、とても魅力的な姿とはいえません。

 

そこで活発な生育期を迎えた今、このまま育てるのか、それともインテリアグリーンとして見た目を整えるのかといった意思決定が必要です。

 

 

そしてこちらが意思決定(決断)が必要な、UCHIのモンステラの全体的な様子です。

迫力のある株姿をしていますが、新葉の2枚以外の全ての葉が、アザミウマ(スリップス)の被害や葉焼けによって痛んでいます。

 

そしてやはりモンステラは魅力的なインテリアグリーンとしてご紹介したいので、枯れたり痛んだりした葉へ対処(カットする)といった決断をしました。

 

それでは意思決定したことに沿ったモンステラへの対処を始めます。

 

 

意思決定したことに沿ったモンステラへの対処

まずインテリアグリーンとして見た目を良くしたいといった意思決定に沿って、痛んだ葉をピンクの線の付け根辺りでカットして、葉焼けした葉は取り除きたいと思います。

 

 

気持ちが変わらない間に、次々と痛んだ葉を付けね付近でカットしました。

ここまでモンステラを育てたので、なかなかこのようにカットすることを決断できずにいましたが、先にご紹介した新葉を見た時にその新葉のきれいな姿から、また以前のような魅力的な姿へ育てご紹介していきたいといった思いから、このような決断ができました。

 

 

こちらがカットした断面の様子です。

挿し木などで増やすといった場合以外では、なるべくもうこのようなことをしたくはありません。

 

 

またかなりの葉をカットしたので、このように麻紐で葉の向きやの調節や倒れないように固定して、見た目も整えました。

 

 

そしてこちらが傷んだ葉をカットして取り除き、見た目も整えたUCHIのモンステラの様子です。

迫力は失われ、全体的な葉の向きからも、新葉を起点として見た時には、はっきりといって中途半端で見た目が良いとはいえません。

 

実はこの時意思決定しそれに沿って対処していたのにも関わらず、枯れ始めていた葉はカットしましたが、傷んで色合いの悪い葉をカットする際に躊躇いが現れ、結局痛んだ葉全てカットできず一旦作業を止めることにしました。

モンステラの葉は一枚一枚が大きく存在感があり、これまで育てた思いから、剪定といったように割り切れず、そこで残してしまった葉などをなんとか麻紐などで葉の向きを変えたりして見た目を整えましたが、躊躇いが現れた様子が随所に出たような姿にしてしまいました。

 

その後もう1度どの葉までをカットしようかと、改めて考えましたが、なかなかいい結果にたどりつくような考えが出てこず、そして思考は停止してしまい、そのままにしていました。

しかしこの作業から7日(1週間)が経った昨日、モンステラはあることがきっかけで違った見せてくていて、ここからまた迫力のあるインテリアグリーンへと育てたいと思いますので、1日悩みましたが、先送りにせずモンステラの様子をご紹介します。

 

 

ここからまた迫力のあるインテリアグリーンへと育てるモンステラ

まずこちらが新葉(若葉)の様子で、カットしたことによっての影響はなく、光の加減でわかりにくいですが、むしろ日に日に葉の色が濃い緑色に変化して生長している様子すら見せてくれています。

因みに葉の半分程の色合いが違うのは光の影響です。

 

 

そしてこちらがもう1枚の新葉と躊躇いからカットできずに残した傷んだ葉の様子です。

多くの葉が同じような方向へ向いているのは、麻紐を緩く結んでいたので、作業して翌日モンステラの葉や茎の重みからほどけてしまい、改めて落ち着いて固定し直しができたことと、それから徐々に葉が日の当たる向きへと自然と向き直したからです。

 

今回に限っては、ほどけたりしない丈夫な素材などではこのような機会がなかったので、たまたまですが麻紐で固定していたことによって、ある意味やるしかないといった状況になったことが良かったと思います。

またもし麻紐がほどけていないと、おそらくそのままししていたのではないかと思います。

 

 

もちろん切り口もこのようにしっかりと乾きました。

 

 

麻紐がほどけたことによって、改めて麻紐をもっと大胆に長く使ったり、その逆に短くして立ち上げたりと、迫力も考慮した調節をすることができ、そしてそれに応じて葉の向きも徐々に変化してくれて、UCHIのモンステラは躊躇いもありましたが、このように対処して良かったのではないかと思っています。

ある意味で躊躇いから生まれた株姿ともいえますが、これからはモンステラは活発な生育期で、気根も伸びだしているので以前の目標の幹立ちといったことにも意識を向け、意思決定して取り除いた葉のことを後悔しないためにも、ここからまた迫力のあるインテリアグリーンへと育てられるように努力をしたいと思います。

 

残念なこともありましたが、夏にはまた新しい葉が増えたり、葉の向きがより日の当たる方向へ向いたりといった変化もあると思いますので、またそういった新たな変化が感じられましたら、その様子をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したモンステラの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のモンステラの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。