大和錦の本当に対応すべきこと

こんにちは。

今回は、エケベリア属の多肉植物「大和錦」には本当に対応すべきことがあったので、その対応をした様子をご紹介します。

大和錦は素焼きの鉢に植え替えトラブルなく順調に過ごしていて、夏の終わり頃から下葉が枯れ始めているものの、上の方の葉が生長していることもあってそのままにしていました。

そして秋を迎え、下葉が全て枯れたこともあり、そろそろ株を仕立て直そうと様子を見てみると、仕立て直す前に大和錦には本当に対応すべきことがあったことに気が付きました。

そこで数日かけてその問題に対応し、ようやく仕立て直すことができましたので、その本当に対応すべきことへ対応した様子と併せ、仕立て直した大和錦をご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIの大和錦
  • 大和錦の本当に対応すべきこと
  • 対応すべきことに対応して、仕立て直した大和錦

 

UCHIの大和錦

UCHIの大和錦は2019年11月3日に、同切りした大和錦の植え替えをした様子をご紹介しました。

 

このご紹介後はトラブルなく過ごし、同切りした先端のわきから出てきていたわき芽(子株!?)は約11ヶ月かけ、立派な大和錦らしい姿へと生長を遂げました。

しかし冒頭でもお伝えしているように、夏の終わり頃から下葉が枯れ始め、今では全ての下葉が枯れてしまいました。

 

そこでそろそろお手入れをして仕立て直したいと思いますので、現在の大和錦をご紹介してから、仕立て直したいと思います。

 

 

こちらがUCHIの大和錦の様子です。

以前ご紹介したわき芽が立派に生長していることがお分かりいただけると思います。

 

 

そしてこちらが大和錦らしい姿へと生長を遂げたわき芽(子株)の様子です。

立派に生長した葉は、外側は赤紫系の色合いへ色づいたりもしていて一目瞭然に大和錦と認識できるまでになりました。

 

 

そしてこちらが先ほどからお伝えしている枯れた下葉の様子です。

株の下の方がこのような様子になっているので、この葉を全て取り除きたいと考えていますが、そうすると茎が目立ってしまいます。

そこでこの機会に新しい土を使って植え直して全体の様子を仕立て直したいと思いましたが、なにやら白い粒が所々にあることに気が付きました。

 

よくその白い粒を観察して見ると、仕立て直すより、大和錦には今すぐに対応すべきことがありましたので、その本当に対応すべきことへ対応したいと思います。

 

 

大和錦の本当に対応すべきこと

UCHIの大和錦にとって本当に対応すべきこととは、ピンクの円で囲った白い粒への対処。

それは発生させてはいけないカイガラムシへの対処です。

 

 

2、3匹しか見えていなかったのですが、カイガラムシはそう甘くはありません。

よく観察してみるとピンクの円で囲った葉の付け根付近の数ヶ所に固まってうようよと無数にいます。

また枯れた葉もよく見ると、かなりの数のカイガラムシがいて鳥肌が立ちました。

 

とにかく株を枯らさないためにはすぐさま対応が必要ですので、屋外でホースで水をかけとにかく洗い流し、ガジュマルのカイガラムシ対策で結果を出してくれているベニカXファインスプレーを吹き掛けました。

 

しかしベニカXファインスプレーで対策したといえど、さすがに翌日では効果は発揮せず、前日カイガラムシは完全に流しきれなかったのか何匹か成虫が見て取れます。

そこで思い切って株を鉢から抜き出し、改めて水で株を洗い流し、あまりオススメできませんが、もう1度ベニカXファインスプレーを前端に吹き掛けました。

 

まだまだ不安が残りますが、鉢から株を抜きさしたこともありますので、ようやくここで当初の目的の仕立て直しをするため、新しい土を使って植え直しました。

※この作業は終始屋外でやりましたので、残念ながら写真に残すことはできませんでした。

 

そしてカイガラムシの発見から、対応すべきことに対応して、仕立て直して1週間が経過した大和錦をご紹介します。

 

 

対応すべきことに対応して、仕立て直した大和錦

こちらが対応すべきことに対応して、仕立て直したUCHIの大和錦 の様子です。

かなり全体に水をかけながらカイガラムシを洗い流し、古い根なども整理して植え直して1週間が経ちましたが、枯れるような異変は今のところありません。

そしてなにより今のところカイガラムシも見当たらず、取り合えずカイガラムシへの対応もうまくいったといえそうな様子です。

 

 

そして改めてのご紹介ですが、こちらが同切りしたわきから生長してきた子株2株のやや大きめの株の様子です。

色合いや葉の様子から、まずまずな立派な大和錦へ生長したといえそうです。

 

 

そしてこちらがやや小さめの株の様子です。

小さめと表現しましたが、そこまで大きさに代わりありませんが、葉の枚数(詰まり具合)がやや少なく、全体的にも葉が開いたような印象があります。

しかしその分葉の根元付近が観察しやすく、葉の根元にカイガラムシがいないこともしっかりと見てとれます。

 

ここで読者のみなさまに質問させていただきます。

 

育てている観葉植物や多肉植物などに害虫などが発生したときはどうされていますか?

  • 基本的に薬剤を使って対応する (45%, 10 票)
  • 状況に合わせて薬剤を使ったり使わずに対応する (27%, 6 票)
  • 基本的に薬剤を使わず対応する (14%, 3 票)
  • そのままにする(放置・自然任せ) (14%, 3 票)
  • あきらめる(処分する) (0%, 0 票)
  • その他 (0%, 0 票)

合計投票数: 22

貴重なご意見をいただきありがとうございました。

※植物の品種や被害状況、そして発生状況(害虫の数)などにもよりますが、今回は大まかに害虫が発生した場合とさせていただきます。

 

 

UCHIの大和錦は仕立て直しよりまず先に、カイガラムシへの対応といった、本当に対応すべきことをして、ようやくこのような姿をご紹介できるようになりました。

 

まだしっかりと根付いているとは言えそうにないので、まだまだ気が抜けず、薬剤もこれからしっかりと浸透するのではないかと思いますので、その間またカイガラムシが発生しないか気になりますが、しばらくはこまめに様子を見ながら見守りたいと考えています。

 

そして秋は大和錦の生育期でもありますので、しっかりと根付いた様子が感じられれば、少し液体肥料も与え、冬までになるべく状態を整えられるようにしっかりと育てたいと思います。

 

まだまだ気が抜けませんが、また大和錦に新たな変化がありましたら、その様子をご紹介します。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

59日後の様子をご紹介します。