誤った判断をしてしまったサニー・イエロー

こんにちは。

今回は、誤った判断をしてしまったフィットニア属の観葉植物「サニー・イエロー」の様子をご紹介します。

サニー・イエローはアノ暑い夏を、さわやかな色合いで少しだけ涼しげな気分にしてくれていましたが、生長とともに茎が伸びて垂れ下がるような草姿になりました。

またその様子を改善するために、水の与え方などを変え、最近では屋外に置いて日と風に当てるようにしていましたが、それでは以前のような姿へと戻すことはできていません。

それには訳があり、本来フィットニア属の茎が伸びた場合のお手入れ方法としては剪定して整えるのが一般的ですが、伸びている茎の向きなどから、なんとか自力で上向きにできるのではといった誤った判断をしてしまったことが原因です。

さらに追い打ちをかけるように気温も下がり始めているので、遅ればせながら方針を改め剪定してサニー・イエローの草姿を整える準備をしましたので、誤った判断をした要因と併せご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのサニー・イエロー
  • 凛とした姿だった頃や、茎が伸びて垂れ下がりだした頃のサニー・イエロー
  • 遅ればせながら剪定して草姿を整える準備をしたサニー・イエロー

 

UCHIのサニー・イエロー

UCHIのサニー・イエローは2020年6月7日に、植え替えと害虫対策をした様子をご紹介しました。

 

このご紹介後はとても状態の良いまま夏を迎え、夏は冒頭でもお伝えしているように、持ち前のさわやかな色合いで、アノ暑い夏を少しだけ涼しげな気分にしてくれていました。

またレースカーテン越しの窓に引っ掛けるようにしていたので、サニー・イエローの葉が揃って光に当たる方向へと向き直したのも印象的でした。

 

しかし秋になりサニー・イエローは生長したこともあって鉢にこんもりと茂ったような草姿でなく、鉢から垂れ下がるような草姿になってしまいました。

何とかその姿を改善したいと思い、冒頭でもお伝えしているように本来フィットニア属の茎が伸びた場合のお手入れ方法としては剪定して整えるのが一般的ですが、何とか自力で改善させたいと思い、そういった傾向もあったのですが、全くといっていいほど改善しませんでした。

それは当たり前で、フィットニア属は地を這うように茎が伸び広がるので、ハンキングにしていると伸びた茎が垂れ下がるようになるのが本来の生長していく姿だからです。

そしてそれどころか最近は気温も下がりだしていて、寒さに弱いフィットニア属のサニー・イエローの改善をするなら、もう今しかないと思い、遅ればせながら剪定して草姿を整える準備をしました。

 

それではまず、前回のご紹介から4ヶ月程が経った剪定前の様子と併せ、草姿を整えるためにどれぐらい剪定したのかをご紹介します。

 

 

こちらが前回のご紹介から、何とか自力で上向きへと起き上がらそうとしていたUCHIのサニー・イエローの様子です。

葉が鉢から溢れるような姿へと生長しています。

しかしこの様子はハッキリといってお手入れ不足だといえます。

 

 

葉を近くでみるとこのようにしんなりとした様子で、これは水切れではなく、重みによって起き上がることができなくなったことと、本来の生長していく姿のようです。

そして葉が茶系に変色しているものがあるのは、土に発生したカビへの対処をしたことにもありますが、自力で起き上がらそうと屋外の日の当たる場所へ移した影響です。

 

 

このようにどのように育て方を工夫しても、ワイヤーなどで誘導しない限り、フィットニア属は本来は地を這うように茎を伸ばし生長するので、自力では起き上がることはなさそうです。

そこでこれ以上誤った判断をしていると、すぐに苦手な冬を迎えてしまい生育が止まってしまいます。

そこで何とか冬を乗り切るためにも状態を良くし、見た目も整えたいと思いますので、まだ日中が温かい今しかないと思い、伸びた茎を剪定しました。

 

それでは剪定して長さを整えたサニー・イエローをご紹介する前に、凛とした姿だった頃や、茎が伸びて垂れ下がりだしたので何とかしようと試行錯誤した頃の様子を併せてご紹介します。

 

 

凛とした姿だった頃や、茎が伸びて垂れ下がりだした頃のサニー・イエロー

まずこちらは2020年6月26日の、植え替えをして20日が経った時の様子です。

茎がシャキッと上を向き、植え替えの効果もあってかサニー・イエローはとても凛とした姿をしていました。

 

 

しかしこの時は日が当たる方向へ全ての葉や茎が向き始めていた頃で、日の当たる向きの逆から見ると、この写真のようになんとも言えない草姿をしています。

 

 

そこでこの対策として、吊り下げる部品が取り外して吊り下げる向きを調節できるので、光と逆に向けたりして調節していました。

 

 

しかし8月下旬から茎が伸びていることには気が付いていましたが、その時は水が切れているのかと思う程度で、ややお手入れをさぼり気味にしていると、2020年9月16日にはこのような状態になってしまいました。

より茎が伸び、完全に鉢から垂れ下がるような姿になってしまいました。

 

 

これは中心部が枯れ始めているといったわけでなく、ハンキングでお手入れ(剪定)せず育てるとこのような姿になってしまうようです。

 

 

しかしここで誤った判断をしてしまいました。

その要因は、伸びた茎の先は上へ向いていることがこの写真からお分かりいただけると思います。

 

そこでしっかりと日に当て、風通しの良い場所で水を与えれば茎が意外に太いこともあり、自力で上向きへと改善できるのではないかと思ったのです。

また先ほどもお伝えしましたが、葉が土を覆うと、その下はカビが発生してしまいます。

ちょうどこの時少し中心部の土に付着した葉の下にはカビが発生していたこともあり、また秋になり日差しも和らぎ始めていたので、軒下なら大丈夫かと思い屋外で草姿の改善を試みました。

そしてその結果が先ほどご紹介した剪定前の姿だということで、誤った判断をしてしまったことには反省が必要です。

 

それでは気を取り直して、遅ればせながら剪定して草姿を整える準備をしたサニー・イエローをご紹介します。

 

 

遅ればせながら剪定して草姿を整える準備をしたサニー・イエロー

こちらが遅ればせながら剪定して草姿を整えたUCHIのサニー・イエローの様子です。

さすがに剪定したからといって直ぐにシャキッとはしませんが、今後は重みが軽減されたこともあり、徐々にですが以前のように茎や葉が上向きになるのではと考えています。

 

 

カットした茎はもう時季的に遅いですが、ビニールポッドに挿し木してみました。

朝晩の寒さが気がかりですが、なんとか根付いてくれればと思います。

 

 

もっと活発な生長をしてくれる時季に剪定すれば良かったのですが、取り合えず遅ればせながら剪定してサニー・イエローの草姿を整える準備をしました。

誤った判断をしてしまい、そのせいでかなり見た目を悪くしてしまい、またカビも発生させてしまう事態になりましたが、手遅れにならなかっただけよかったと思います。

 

また以前同じフィットニア属のシロアミメグサをカイガラムシで枯らしてしまいましたが、今回は事前に薬剤を散布して対策していましたで、害虫の被害はありませんでした。

 

あとは以前のようにシャキッと茎が立ち上がり、凛とした姿へ戻ってくれれば、根元付近への風通しも改善されますので、見た目と株の状態がより良い方向へと向かうのではないかと期待しています。

そしてカットした茎を挿し木にもしましたので、また晩秋頃に挿し木の様子やその時のサニー・イエローの様子も併せてご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したサニー・イエローの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のサニー・イエローの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。