こんにちは。
今回は、改善しきらないエピプレムヌム属の観葉植物「ポトス・マーブルクイーン」の様子をご紹介します。
ポトス・マーブルクイーンはUCHIへ迎えてから来月で2年になりますが、その半分の1年ぐらいはずっと状態が悪いままで過ごしています。
これはポトス・マーブルクイーンが育てにくいといったことや、ポトス系(エピプレムヌム属)の中でも弱い品種だということでなく、たびたび植え替えたことにも原因がありそうですが、それよりもやっぱりアノ部分に問題があります。
そこでずっと改善を試みてはいるものの、改善しきらないポトス・マーブルクイーンにさらなる対処をすることにしましたので、現在の様子と併せその作業の様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのポトス・マーブルクイーン
- やや改善の兆しが感じられた頃のポトス・マーブルクイーン
- ポトス・マーブルクイーンのさらなるダウンサイズのための植え替え
- 植え替えたポトス・マーブルクイーン
UCHIのポトス・マーブルクイーン
UCHIのポトス・マーブルクイーンは2021年12月5日に、新葉が思うように育たず葉が減ってしまった様子と併せ、株のサイズに合わせ鉢をダウンサイズしました。
このご紹介後は時季的なこともありなかなか変化はなかったもののどうにか春は迎えられました。
そしてその春からは他のエピプレムヌム属のような勢いではなかったのですが、新葉が生長し始めてこれからかといった様子もあったのですが、その後の活発な生長が期待できる生育期には期待していた変化はなく、いつしかそのまま秋を迎えてしまいました。
ただ秋の間もまだ多少は生長を見込めると思いますが、それはやはり状態がよければの話で、もっというならばその状態を左右するといっても過言でないのが根の状態だと思います。
そこで前回、株や根の状態を考え鉢のダウンサイズをしましたが、結果的にはポトス・マーブルクイーンは改善しきらなかったといえます。
むしろ今気になる様子もあり、このまま枯らすよりは対処できる今の間にさらなる対処をしたいと思いますので、そういった作業をする前にまずは前回のご紹介から10ヶ月程が経った現在の様子をご紹介します。
こちらが改善しきらなかった、UCHIのポトス・マーブルクイーンの様子です。
鉢はビニールポッドへ植え替え、縦長の磁器鉢に底上げして入れていましたが、今は訳があり以前テーブルヤシに使っていたこちらの鉢カバーに入れて育てています。
葉はこのように増えそれなりに改善しているような様子もありますが、改善するために植え替えてから10ヶ月かけてこの結果では対処が正しかったとは言い難いです。
ただすべてが間違っていたわけでなく、先にお伝えしているように新葉が生長し始めてこれからかといった様子は春に感じられました。
それでは春の様子を撮影して残していますので、作業前に春のやや改善の兆しが感じられた頃のポトス・マーブルクイーンの様子ごご紹介します。
やや改善の兆しが感じられた頃のポトス・マーブルクイーン
こちらは2022年4月13日の、やや改善の兆しが感じられた頃のポトス・マーブルクイーンの様子です。
株の状態に合わせダウンサイズしてから 4ヶ月経った頃ですが、以前より僅かながら葉が増えていることがお分かりいただけると思います。
それはこのように新葉が生長してくれていたからで、対処が成功してこれからより良い姿へ改善できるものだとこの頃は考えていました。
しかしこの後に別の問題を感じるようになりました。
それは縦長の鉢に入れていたことで、底上げの為に紙を丸めて底に入れていましたが、それにカビが発生していて、多少ですがビニールポッドの穴付近の土もカビが発生していることに気が付きました。
鉢から植えているビニールポッドを出して水を与えていましたが、完全に水が切れるわけはないので、その残った水を紙が吸ってしまい、そして蒸れてカビが発生したのだと思います。
紙は入れ替えることは簡単ですが、より気温が上がってくると蒸れが間違いなく悪い影響を与え、ダウンサイズは意味がなくなると思いますので先にお伝えしたように鉢カバーに入れ直して育てていました。
しかしこれ以降ほとんど生育期には変化がなく、そのまま秋を迎えてしまいました。
そして現在へ戻りますが、観葉植物などでは先端が枯れたりすることはよくありますが、ピンクの円で囲っている大きな葉の先端付近などが接触していないにも関わらず茶系へと枯れてしまっているようすも現れました。
また特に秋からグラグラとグラつく感じがあり、もしかするとまた根の状態が悪いのでないかと感じます。
そう考えると今の鉢カバーに入れる前から蒸れて根が弱りだし、夏から秋の高温の間に根腐れし始めているのではないかと思うようになりました。
そうなると水を与えると蒸れにつながり、ビニールポッドの底と鉢カバーの間に底石なども入れたとしても土も多いので根の状態次第では水を吸収しきれず根腐れを加速させてしまいかねません。
そこで鉢をダウンサイズするといったことには春の様子から手応えがありますので、ポトス・マーブルクイーンのさらなるダウンサイズと蒸れ対処のために植え替えをしたいと思います。
ポトス・マーブルクイーンのさらなるダウンサイズのための植え替え
ポトス・マーブルクイーンを植え替える鉢ですが、昨日、春萌にも使ったこちらオリジナルのプラスチックの丸型の鉢の大きな方を使いたいと思います。
この鉢はカタチだけでなく底部への風通しにちょっとした工夫をしていますので、室内などの風通しが悪い場所でも多少は蒸れることが軽減できると思いますのでこの鉢へ植え替えることにしました。
それではポトス・マーブルクイーンをこちらの鉢へ植え替えを始めます。
まず様子見として、土ごとどの程度持ち上がるかその手応えのようなものを感じるために軽く引くとすぐさま違和感を感じました。
そしてそのままポトス・マーブルクイーンは難なくこのように抜き出すことができ、鉢の土を見てみると根の残骸のようなものが所々にありました。
本来元気に過ごしているポトスならば、根が太く軽く引き抜く感じで株を引っ張るだけでは抜けることはありませんが、UCHIのポトス・マーブルクイーンはやはりまた根腐れで根を減らしてしまっていたようです。
根がこのような状態だと改善することはありません。
むしろこういった状態でも枯れなかったポトス・マーブルクイーンは本当に丈夫だと思います。
おそらく対処せずこの先の冬を迎えていたら枯らしていただろうと思います。
しかし気が付いたからにはまだ対処はできると思います。
そこで一応このように古い土を取り除き、鉢の底に一層底石を敷いて赤玉土(小粒)6、ピートモス3、鹿沼土1のブレンドの土で植え、霧吹きで株と土を湿らしました。
ただこの後気が付いたのですが、今の根だけでは心細いのでこういった時にこそ茎の側面などに発根促進剤のルートンを塗布するべきでした。
それでは特にまだ変化はありませんが、植え替えて一日置いた今朝のポトス・マーブルクイーンの様子をご紹介します。
植え替えたポトス・マーブルクイーン
こちらが植え替えた、UCHIのポトス・マーブルクイーンの様子です。
とてもコンパクトに仕上がっていてかわいいのですが、今はとにかくよくも悪くも変化がないことに安堵しています。
それは本当に状態が悪いと翌日でもヘナッとなってしまうからです。
そして植え方としては、今ある根だけでなく新しく発根してくれることに期待して、以前より深く、茎にも土がかぶさるように植えました。
鉢をダウンサイズしても改善しきらなかったUCHIのポトス・マーブルクイーン。
ただ鉢のダウンサイズがというより、それ以外のことに問題があったと思いますので、それなりに手応えがあった部分からさらに鉢をダウンサイズし、より底部の通気性も改善しましたので、これが良い結果へと繋がってくれることに期待したいと思います。
ルートンを使わなかったことに今も後悔がありますが、また今後植え替えたポトス・マーブルクイーンに新たな変化があれば、その時の様子をご紹介したいと思います。
今回ご紹介したポトス・マーブルクイーンの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。
また過去のポトス・マーブルクイーンの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。