新葉が思うように育たず葉が減ってしまったポトス・マーブルクイーン

こんにちは。

今回は、新葉が思うように育たず葉が減ってしまったエピプレムヌム属の観葉植物「ポトス・マーブルクイーン」の様子をご紹介します。

エピプレムヌム属(ポトス系)は基本的には丈夫で育てやすい品種だと思いますが、ポトス・マーブルクイーンだけは以前もお伝えしているように難しいと感じています。

その原因はなかなか他のポトスのように次々と新葉が育たないからです。

もちろんこれは置き場所の気温や日当たり、そして水の管理方法などの影響もあるかもしれませんが、UCHIのポトス・マーブルクイーンは新葉が育たないうえに随分と葉も減ってしまいました。

そこで思うように育てられない原因として、置き場所や水以外で土と鉢のサイズに着目し、時季外れですが対処すると、ようやく小さな変化の兆しが感じられましたので、その様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのポトス・マーブルクイーン
  • 葉が減ったポトス・マーブルクイーンへの対処
  • 株の状態に合わせダウンサイズしたポトス・マーブルクイーン

 

UCHIのポトス・マーブルクイーン

UCHIのポトス・マーブルクイーンは2021年3月6日に、どうしてもお揃いの鉢にしたくなったので植え替えた様子をご紹介しました。

 

このご紹介後は特に変わりないまま春を迎えられましたので、いよいよ活発な生長が期待できるといった思いが膨らんでいましたが、なかなか思うように新葉が育たず、出てきては生長する前に枯れたりするようなことが多く、また次第に夏から秋の間に葉も減り、今では購入時(約1年前)より葉が減り、弱々しい姿になってしまいました。

 

それではまずは前回のご紹介から8ヶ月半が経った頃の、かなり葉が減ってしまったポトス・マーブルクイーンの様子をご紹介します。

 

 

こちらがかなり葉が減ってしまった、UCHIのポトス・マーブルクイーンの様子です。

夏の生育期に思うような生長がなく、それから晩秋にかけて徐々にこのような姿になるまで葉が減ってしまいました。

 

 

このように残っている葉の状態はポトス・マーブルクイーンらしい様子ですが、その葉は比較的小さく、なにより枚数が少ないことが気になります。

 

 

もちろん植え替えなどの影響もあると思いますが、このように新葉が次から次へと出てくるのですが、なかなか先ほどご紹介したようなサイズの葉どころか、開く前に変色したりして枯れてしまいます。

 

そこで原因を考えたところ、植え替え以外では鉢の深さや土に原因もあるのではないかと思うようになりました。

そしてこの時(2021年11月20日)の葉の枚数などの状況からこのままでは冬越しできず枯れてしまうのではないかと考え、時季外れですが葉が減ったポトス・マーブルクイーンへ対処することにしました。

 

 

葉が減ったポトス・マーブルクイーンへの対処

まず今のポトス・マーブルクイーンの葉の枚数(株の様子)から、今植えている鉢では大き過ぎ(深過ぎ)で、土に量も多過ぎると思います。

そうなると、水を与えた後の土が乾きにくく、根腐れに繋がる可能性が考えられます。

また土ですが、土自体が古く状態が悪いわけでないのですが、植え替えてからのことを考えると、使っている土がUCHIのポトス・マーブルクイーンに合っていないことも考えられますので、鉢を思い切ってかなりダウンサイズして、その際土はオリジナルブレンドの土にしたいと思います。

 

 

まず鉢からポトス・マーブルクイーンを抜き出しました。

すると抜き出した根は弱々しく、このように植え替え前より少ない(減っている)ことに驚きました。

 

 

しかしこれは根が減ったのでなく、おそらく弱っていた根などが抜き出す際に切れたりしたのだと思います。

またある意味健全な根がこれだけなので、やっぱり鉢をダウンサイズするべきで間違いないと思います。

 

 

そこでポトス・マーブルクイーンはこちらのビニールポッドに植え替えることにしました。

 

 

そして土は赤玉土7とピートモス3といったブレンドの土を使い、植え替え後すぐに水をたっぷり与えました。

 

それではこの作業から2週間が経った、株の状態に合わせダウンサイズしたポトス・マーブルクイーンをご紹介します。

 

 

株の状態に合わせダウンサイズしたポトス・マーブルクイーン

こちらが株の状態に合わせダウンサイズして2週間が経った、今朝のUCHIのポトス・マーブルクイーンの様子です。

置き場所を冷気から遠ざけるため若干移動させたため、葉が立つというより開く感じになってしまいましたが、目立つ悪い影響はなく過ごせています。

 

 

一枚の葉の先が茶系に変色してしまいましたが、それ以外の葉は今もこのようなきれいな状態のまま維持できています。

 

 

そしてうれしい変化もあります。

それはこのようにアノ出てきていた新葉が開き始めたことです。

ご存じの方も多いと思いますが、先ほどもお伝えしたように、状態が悪いポトス・マーブルクイーンだとこのように新葉は開く前に変色して枯れたりします。

またその下の方でも新しい葉も芽生えていて、時季的にはあまり活発な生長は期待できませんが、室内管理だということもありますがアノ根の状態から考えると、これまでとは違うまずまずな手応えが感じられます。

 

 

ただ今回は撮影の為、白のプラスチックの鉢に入れていますが、ビニールポッドのままではオシャレといえませんので、白の縦長の素焼きの鉢を活用したいと思います。

 

 

もちろん植え替えるわけではありません。

ただこの鉢に入れるにはビニールポッドに植えたポトス・マーブルクイーンでは高さが足りません。

そこで高さの調節や、僅かかもしれません根の保温の効果も期待して、このように紙を丸めて底に敷き、白の縦長の素焼きの鉢にビニールポッドごとポトス・マーブルクイーンを入れることにしました。

 

 

これでUCHIのポトス・マーブルクイーンは元の見た目に近い印象で、また今の株の大きさに合わせた鉢と土の量にダウンサイズできました。

 

とりあえず幸先の良いまずまずな変化もあり、期待も持てそうな様子ですが、やはり時季的なこともありまだまだ気が抜けません。

 

前回は植え替えして良かったとご紹介できればと考えていましたが、先にご紹介した結果から良かったとはいえませんでした。

しかし今回は土の保水性や通気性も考慮した土へ入れ替えもでき、小さな変化の兆しも現れましたので、次こそ植え替えをして良かったとお伝えできるようにしっかりと管理して冬越をし、春辺りに葉が増えより良い姿に変化したポトス・マーブルクイーンをご紹介できればと考えています。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

315日後の様子をご紹介します。