もう一息の淡雪

こんばんは。

今回は、以前のような株姿へもう一息のグラプトペタルム属の多肉植物「淡雪」の様子をご紹介します。

淡雪はかなり時間はかかりましたが、以前のような葉が肉厚な様子へと戻りつつあります。

しかし同切りした後に、わき芽が生長したものなので、カタチがややおかしな株姿をしています。

そこで以前のような淡雪らしい株姿へは、もう一息といったところなので、植え直して株姿を整えたいと思います。

またこの機会に前回、素焼きの鉢へ植えた挿し木の様子や、葉挿しのその後などの様子と併せてご紹介したいと思います。

今回の目次

  • UCHIの淡雪
  • 淡雪を植え直して調節
  • 挿し木と葉挿しにした淡雪のそれぞれの様子
  • 株姿を調節した淡雪

 

UCHIの淡雪

UCHIの淡雪は2019年11月17日に、同切りしたわきから新しい葉が出てきたので、なんとかその葉を以前のような肉厚な姿へ戻したいとご紹介しました。

 

またこの株は室内で育てるつもりで、屋外で育てている挿し木との違いをご紹介したいと考えていましたが、この株も屋外で育てることになりました。

 

そしてこのご紹介から半年程が経過し、淡雪は置き場所を変えた影響でか、以前のような徒長はせず、順調に生長しています。

 

しかしわき芽が生長したものなので、見る角度によってはややおかしな株姿をしています。

そこでやはり株姿を整えたいので、その調節として、一度鉢から抜き出し、植え直しをしたいと思います。

 

まずはその作業の前に、UCHIの淡雪の現在の様子をご紹介します。

 

 

こちらがUCHIの淡雪の現在の様子です。

かなり以前(初めてご紹介した時)のような姿へ近づいている様子がお分かりいただけると思います。

 

 

このような淡雪らしい姿へ戻るのに、半年ほどかかりました。

 

 

しかし冒頭でもお伝えしているように、わき芽が生長したので、このようなややおかしな株姿をしています。

さすがにカットして挿し木にして株姿を整えるのは避けたいので、植え直しで株姿を調節したいと思います。

 

それではややおかしな株姿の淡雪を植え直したいと思います。

 

 

淡雪を植え直して調節

まず淡雪の植え直しの前に、ピンクの円で囲った枯れた葉を取り除きたいと思います。

この葉はこれまで株の生長を支え、ここまで回復することに貢献してくれたのではないかと思います。

 

 

そして役目を果たしたのか、もう数日あれば自然に落ちたと思える状態でした。

今回この葉は手で取り除きました。

 

 

そして次に鉢から淡雪を抜き出しました。

実は先日水をかなりタップリ(鉢の下から水が染み出るぐらい)与えたので、土がかなり湿ったままで、とても抜き出し難かったです。

それでも丁寧に淡雪を抜き出しました。

 

 

そして古い土を取り除き、根に絡まった土はそのままにして植え直し、株姿を調節します。

これで淡雪の株姿の調節はできました。

 

株姿を整えた淡雪をご紹介する前に、挿し木と葉挿しにした淡雪も元気に過ごしていますので、それぞれの現在の様子をご紹介します。

 

 

挿し木と葉挿しにした淡雪のそれぞれの様子

まずこちらが、前回素焼きの鉢へ植えた株(挿し木)の、シワシワになった下葉を2枚を葉挿しにした現在の様子です。

葉挿しの元となる葉は枯れたので、取り除いていますが、どちらもしっかりと発根して、株として生長をしています。

 

 

まだまだ小さな株ですが、このサイズでも淡雪らしい、肉厚な葉の様子がうかがえます。

この株は屋外で育てていますので、引き続き屋外で大きく育て、秋頃に別々に植え替えをしたいと考えています。

 

 

次にこちらは前回素焼きの鉢へ植えた、カットした先端部分を挿し木にして育てている株です。

屋外の棚の2段目に置いていることが影響してか、生長が遅いです。

 

 

また屋外といえど、棚の2段目なので、日照不足なのか茎が伸びて徒長もしている印象もあります。

生長スピードや徒長の様子から、淡雪はかなり強めの日当たりを好むようです。

 

この株も徒長に対処するため、先ほどの株と同じやり方で植え直して、株姿を調節したいと思います。

 

それでは株姿を調節した淡雪をご紹介します。

 

 

株姿を調節した淡雪

こちらが株姿を調節したUCHIの淡雪です。

実はあまりうまくいかず、正直なところやや微妙な仕上がりです。

 

 

そしてこの素焼きの鉢の淡雪も、また前回この鉢へ植え直した時のような姿に戻ってしまいました。

しかし置き場所を変えてこの株は育てる予定ですので、次回はもっと理想的な姿をご紹介できるようにしたいと思います。

 

 

植え直しでの株姿の調節は、やや微妙な仕上がりですが、淡雪はほぼ真っすぐ上へ向けられたので、これからはしっかり日に当て育てることができます。

 

 

また淡雪はパキフィツム属に負けないぐらい肉厚な葉が特徴で、その様子も戻ってきています。

 

 

UCHIの淡雪は植え直しでの仕上がりは、不十分な完成度ですが、それでも本来の姿まではもう一息といったところです。

 

春の生育期だけでは理想までは難しいと思いますが、秋の生育期にはより理想的な姿へ近づけられると思います。

その前に夏を無事に越すことが絶対条件ですので、しっかりと日当たりと水の管理をして、秋には理想的な姿になった淡雪をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

334日後の様子をご紹介します。