こんにちは。
今回は、傾いてしまったコチレドン属の多肉植物「折鶴」の傾きを調節し、また以前とは違ったオブジェのようになった様子も併せてご紹介します。
折鶴の葉の特徴は厚みがあり、大き目なことですが、去年の夏に株を弱らせてしまったことで、その葉は一時失ってしまいました。
しかし前回ようやく冬に回復傾向にある姿をご紹介し、今では折鶴本来の特徴の葉を取り戻すまでに生長しましたが、そんな折鶴には問題もあります。
それはその生長した葉の重さが原因なのか、茎が鉢のふちに寄り掛かるぐらいまで傾いてしまったことです。
そこでその鉢のふちに寄り掛かるようにまでなってしまった茎の傾きを調節し、折鶴本来の魅力的な姿にしたいと思いますので、その様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIの折鶴
- 折鶴の傾きの調節
- オブジェのような折鶴
UCHIの折鶴
UCHIの折鶴は2020年2月19日に、1年前とはかなり見た目が違うその時の姿をご紹介しました。
その後折鶴はやや日当たりのよい、軒下の2段目に置いていることもあり、特徴の葉は、以前のような大きく肉厚のある葉へと生長しています。
しかし問題はその葉の重みが原因なのか、茎が折れ曲がり、鉢のふちに寄り掛かるような状態になってしまいました。
そこでできるだけ株へ影響がないようにして、折鶴の傾きを調節したいと思います。
それではまず、傾いた折鶴の様子をご紹介します。
こちらがUCHIの折鶴の現在の様子です。
まず折鶴の葉は以前のように肉厚で、大きく生長した様子がうかがえます。
またコチレドン属の特徴の白い粉を被った様子も、この距離からでも確認できます。
そして葉先は、折鶴の特徴である紫系の色合いに色づいています。
これだけの要素だけなら順調に回復したといえるのですが、明らかに茎の角度(向き)に異変があることがお分かり頂けると思います。
こちらは先ほどまでご紹介した折鶴の反対側からの様子です。
冒頭でもご紹介したように、大きく太く育った葉の重さが原因なのか、折鶴の茎が鉢のふちの方へ寄り掛かるように傾いてしまいました。
見た目の問題もありますが、これが不測の事態にならないように、できるだけ負担なく調節したいと思います。
それでは折鶴の傾きを調節したいと思います。
折鶴の傾きの調節
できるだけ植え替えはしたくないので、色々と傾きを整える方法を考えました。
ギュッと押し込むように調節するのが簡単ですが、それでは前回表面に足した赤玉土がつぶれ、赤玉土本来の持つ排水と保水性がなくなってしまいます。
そこで、まず状態を確認するために、前回足した赤玉土などを取り除いてみました。
すると茎は真っ二つになり、この写真の右上の方だけがなんとか根付いていて、その根がギリギリ株を支えているようでした。
取り合えず傾きを調節して、取り出した土を戻しました。
また作業の際に小さな下葉が1枚取れてしまいました。
コチレドン属は葉挿しで増やすことは難しく、むしろ葉挿しで増やせるのかわかりませんが、一応この葉はこのまま様子を見たいと思います。
そして土を戻し、水を与え、これで作業を終えようと思いましたが、ピンクの円で囲った折鶴の葉は葉焼けさせてしまったので、この機会に取り除きたいと思います。
それでは一連の作業を終えた折鶴の様子をご紹介したいと思いますが、傾きを調節した折鶴はまた以前とは違ったオブジェのように仕上がりました。
オブジェのような折鶴
こちらが傾きを調節して、以前とは違ったオブジェのように仕上がった折鶴です。
折鶴はやはりこの個性的な姿が魅力です。
茎は負担をかけないようなるべく立ち上げましたが、これ以上は難しいので、後は自然に任せたいと思います。
UCHIの折鶴は、傾きを調節する目的は達成できましたが、やはりあの茎が真っ二つに折れて、一部だけ根が張ってなんとか持ちこたえている様子には不安が残ります。
またこの程度の調節で、ここまで状態を回復した折鶴がこの先持ちこたえるのか心配でしかありません。
しかし折鶴も春秋型の多肉植物なので、この春の生育期に新しい根を伸ばし、株を支えてくれるようになることを期待したいと思います。
今年は去年ご紹介したような、釣鐘型の華麗な花は咲かせてくれそうな様子はありませんが、まずはここまで回復(生長)してくれてホッとしています。
また不安の残る折鶴に新たな変化がありましたら、その様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
その後の様子
222日後の様子をご紹介します。