傾きに感興を覚えるエバーフレッシュ

こんにちは。

今回は、傾きに感興を覚えるコヨバ属の観葉植物「エバーフレッシュ」(コヨバ・アルボレア・アングスティフォリア)の様子をご紹介します。

背丈が伸びる観葉植物はまっすぐに育てるだけでなく、あえて曲げてその個性的な形状を楽しんだりすることもできますが、強制的に曲げずとも、日の当たり方や置き場所、上部の重みやその株の性質などによって自然に曲がるというよりは傾いたりすることもあります。

そういった自然な傾きが表れる傾向があるように思える品種のひとつがエバーフレッシュで、これはあくまで独自の見解ですが、園芸店で販売されている株などを見ると特にそれなりの高さまで育っている株は、当然まっすぐに伸びている株もありますが、曲げているというより傾いたままもしくは屈折しているといったぐらいの角度のまま育っている株なども見かけることが多い気がし、またそれがひとつの魅力となっていることもあるように思え、そういった傾きに感興を覚え始めています。

そこでUCHIのエバーフレッシュにもそのような傾きがあるので、これを強制するのでなく、個性ある魅力にしたいと思いますので、どのような育ち方をしてもしっかりと安全に育てる準備を整え、安心して見守れるように植え替えをすることにしましたので、現在のエバーフレッシュの様子と併せその作業の様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのエバーフレッシュ
  • エバーフレッシュをしっかりとした鉢へ植え替え
  • 植え替えたエバーフレッシュ

 

UCHIのエバーフレッシュ

UCHIのエバーフレッシュは2022年8月13日に、環境に順化したその時の様子と併せ、植え替えた様子をご紹介しました。

 

その後はトラブルなく順調に上へ上へと生長し、今では購入時の3倍近い高さにまで生長したのではないかと思います。

 

そんなUCHIのエバーフレッシュですが、元々少し傾きがあった株なのですが、特に根元の角度によってはかなり傾きがあり、高さもそれなりに伸びてきたので、今植えている鉢だと今後転倒してしまうことも考えられます。

そこで大きめの少し重めの鉢に植え替え、根元はしっかりとまっすぐにそして今後より上部などが傾いたとしてもしっかりと支えれるようにしたいと思います。

 

それでは植え替える前に、まずは前回のご紹介から約1年10ヶ月程が経った、現在のエバーフレッシュの様子からご紹介していきたいと思います。

 

 

こちらが購入時の3倍近い高さにまで生長した、UCHIのエバーフレッシュの現在の様子です。

随分と上へと伸びて生長したことがお分かりいただけると思います。

 

 

エバーフレッシュはこれからより活発な生長が期待できる時季となりますが、その様子がこれから開こうかといったこのそれぞれの若葉の様子からもひしひしと感じられます。

 

 

そしてピンクの円で囲った部分にはまだ上への生長を感じさせる新芽の様子もあるのですが、こういった様子からそろそろ対処が必要なことがあります。

 

 

それは今植えている鉢で、約1年10ヶ月前の夏にこの鉢に植え替えましたが、今となっては上へとかなり伸びたのでかなり全体的にバランスの悪い状態となっています。

またUCHIのエバーフレッシュですが、かなり斜めに傾いていて、以前まではこの傾きをどうにかしたいと考えていたのですが、いろんな株を見ていると、お伝えしているようにエバーフレッシュの傾きに感興を覚えるようになりました。

 

ただ今の角度のままだと今後より上へと生長し、葉が増えることによってどのような方向へどのぐらい傾くかわからず、またそのことによって転倒することも考えられます。

またそれでなくても土もそろそろ古くなり始めていることもあり、この機会にもっとしっかりとした鉢へ植え替え、上部はともかく根元は全体をしっかりと支えるためなるべくまっすぐにしたいと思います。

 

 

エバーフレッシュをしっかりとした鉢へ植え替え

どのような鉢に植え替えるかですが、今手持ちの鉢のストックの中から目に付いたのが、こちらの以前、ペペロミア・オブツシフォリアに使っていた無印良品さんの縦長の素焼鉢です。

 

サイズ的にも今よりワンサイズぐらい大きくなり、深さがあるのでしっかりと植え付けることができ、また鉢にも重みがあるのでしっかりと根付けば株を支えられるのではないかと思いこの鉢にすることにしました。

 

 

そして植え替える前に、前回の植え替え時に、植物の植え替え時の土の水分について読者の皆様にアンケートを実施させていただきました。

その結果、合計36票の投票をいただき、その結果が下記となっています。

 

  • 植え替え時には土がなるべく乾燥した状態にしている (21 票)
  • わからないので興味がある (5 票)
  • 植え替え時には土が乾燥した状態にしている (4 票)
  • 植え替え時にだからといって特に水分の調節はしない(普段どおり) (4 票)
  • 品種によって植え替え時の土の状態を調節している (2 票)
  • その他 (0 票)

 

ご協力ありがとうございました。

「植え替え時には土がなるべく乾燥した状態にしている」が21票と最も多い結果となりました。

今後観葉植物の植え替えに適した時季となりますので、ひとつの参考としていただければと思います。

 

そしてUCHIでも植え替え前はなるべく乾かし気味にしてから植え替えをしていますが、今回は時間の関係上から湿っているとまではいえませんが、ややこれまでより土に水分が含まれた状態ですが植え替えを進めたいと思います。

 

 

まずはこのように今植えているオリジナルの鉢からエバーフレッシュを抜き出しました。

すると中間層辺りの赤玉などの土が崩れている印象を受けましたが、比較的状態が悪いわけでないような気がしますので、上手に土を取り除き再利用したいと思います。

 

 

ビニール袋に根元まで入れて揺さぶることで、このようにこれまで使っていた古い土をきれいに取り除くことができました。

 

そしてぜひ前回の植え替えじの根の様子と比較していただきたいのですが、かなり根が増えて立派に生長していることが実感できました。

 

あとはいつもの赤玉土(小粒)6、ピートモス3、鹿沼土1といったブレンドの土で植えるのですが、無印良品さんの表記で素焼鉢(素焼きの鉢)となっているのでプラスチックの鉢より通気性が良いこともあり、多少保水性を上げる工夫が必要かどうか悩みましたが、これまでこの鉢を使った経験から、一般的な素焼きの鉢を室内で使うと鉢の表面にカビが発生したりするのですが、この鉢だとこれまでそのようなことがないことなどを含め、また今後どのような結果になるのかわかりませんが、そのままのブレンドで深い位置で植え付けました。

 

それではこの作業から2日が経った、今朝の植え替えたエバーフレッシュの様子をご紹介します。

 

 

植え替えたエバーフレッシュ

こちらが植え替えたエバーフレッシュの根元付近の様子で、予定通りより深くから植え付け、なるべく根元まっすぐとなるようにしました。

 

 

そしてこのように若葉もかなり開いて、今のところ植え替えをした影響はなく、2日前より生長していることが感じ取れます。

 

 

また鉢の性質から土を多少考慮した方がいいのかといったことですが、2日(植え替え当日と合わすと3日)ほどで、表面だけの様子となりますがいい感じの乾き具合で、この様子だとまだ土の中心部辺りから下にかけてはより水分が土に残っている感じだと思いますので問題ないと思います。

 

 

そしてこちらが素焼鉢に植え替えた、UCHIのエバーフレッシュです。

鉢との雰囲気はまずまずでないかと思います。

 

鉢の重み、そして以前より深く植え付けられたのでかなり安定感があり、重みで倒れたりする可能性は格段に減ったと思いますが、ただ株をしっかりと支えるために根元はなるべくまっすぐとなることを意識したので、特に上部は傾くのは当然かもしれませんが、やや茎が伸び、葉の重みも増した影響か、植え替え時よりさらに上部が傾いた気がします。

 

一応この傾きによって転倒したりすることはないと思いますが、これは今の段階では意図しない様子で、まだ完全に根付いていないこともあり、土から出て倒れたりしないかだけは気を付ける必要がありそうです。

 

しかし今後この傾きがこのままの方向に伸びるのか、それとも中心部に寄るのかは自然と株任せに育て、それがどういった姿に、そして本当に感興を覚えたようなひとつの魅力になるのかを楽しみにして育て、また機会を見てどのような様子に育っているのかその時の様子をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

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エバーフレッシュの育て方をご紹介します。

こちらの育て方のご紹介では、エバーフレッシュの育て方だけでなく、これまでにご紹介しているエバーフレッシュの様子の一覧や、品種によっては全体的な様子をご紹介するために一回転させた動画もご用意しています。