こんにちは。
今回は、不用意に折れてしまった棒状の花付きペペロミア属の観葉植物「ペペロミア・オブツシフォリア」の茎とかわいい奇形葉の様子をご紹介します。
きれいな状態で棒状の花を撮影しておこうと考え、ペペロミア・オブツシフォリアを撮影台へ移動させた時に、予期せぬことが起こってしまいました。
それは支柱に固定せず、寄りかかるように伸びた茎を立てていたことが原因で、少しの揺れでその棒状の花が付いた茎が支柱から離れ不用意に折れてしまい、そのまま落下させてしまいました。
しかしペペロミア・オブツシフォリアはとても丈夫で、折れて落下した茎に付いていた数枚の葉は衝撃で取れてしまいましたが、その後も棒状の花すら枯れることなく、今ではきれいに断面も乾いていますので、こうなるとやることは一つしかありません。
またそんなことがあったペペロミア・オブツシフォリアですが、よく観察してみるとこれまでの葉とは違うかわいい奇形葉が出ていることに気が付きましたので、折れてしまった茎の対処と併せそのかわいい奇形葉をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのペペロミア・オブツシフォリア
- 不用意に折れてしまったペペロミア・オブツシフォリアの茎の挿し木
- それぞれのペペロミア・オブツシフォリアと奇形葉
UCHIのペペロミア・オブツシフォリア
UCHIのペペロミア・オブツシフォリアは2021年4月7日に、約3ヶ月かけて伸びた花の様子をご紹介しました。
花を取り除いたその後はトラブルなく過ごしていましたが、生長とともに茎は伸び、増えた葉の重みなどから傾いたりするので、支柱を立て茎を絡み付けるようにして、倒れたり傾いたりしないように過ごしていました。
するとまた棒状の花が出てきたので、前回とは違いまだ淡い色をしている状態を写真に収めようと移動させると、支柱に固定していなかったことが原因で、移動させる際の振動によって絡み付けるようにしていた茎が支柱から離れ、棒状の花が付いた茎はそのまま折れてしまいました。
またそのまま落下させたので衝撃で葉が取れてしまい、ダメージもあるので枯れる可能性があるかもと思っていましたが、2日経っても棒状の花すら枯れることなく、むしろしっかりと断面も乾いていました。
そこでその折れた茎へ対処したいと思いますが、その前にまずは前回のご紹介から約11ヶ月が経った、不用意に茎が折れた現在のペペロミア・オブツシフォリアの様子をご紹介します。
こちらが不用意に茎が折れた、UCHIのペペロミア・オブツシフォリアの様子です。
右の方に何を支える訳でもない支柱がむなしく残っていることがお分かりいただけると思いますが、この部分の茎を折ってしまいました。
そんなペペロミア・オブツシフォリアですが、今ちょうど棒状の花が付いています。
前回も棒状の花の様子をご紹介していますが、その時は4月でこの棒状の花の色合いも変わってしまっていましたが、このように1ヶ月も早い様子だと、まだ花は咲いていないといった表現が正しいのかわかりませんが、全体がこのようにまだ緑系の色合いをしています。
そしてまだ伸びて向きが変わる可能性もありますが、今はどの花も真っすぐ上へ向かって伸びています。
そこでこういった様子を写真に収めようと撮影台へ移動させているときに、冒頭でお伝えしていることからこのように茎が折れてしまいました。
これは支柱に固定していなかったことが原因です。
その翌日の朝にはこのように折れた断面に水がにじみ出ていて、まるで悲しんでいるような様子すらありました。
そして落下させたこともあり枯れるのではと考えていたのですが、ペペロミア・オブツシフォリアは丈夫なこともあり、2日経っても棒状の花すら枯れる様子ではありません。
それどころか断面がこのようにきれいに乾燥しています。
こうなるとこの折れた茎は時季的に早めとなりますが、挿し木すれば子株として育てることは経験済みです。
それではこの不用意に折れてしまった茎を挿し木したいと思います。
不用意に折れてしまったペペロミア・オブツシフォリアの茎の挿し木
やり方は簡単です。
まず、このようにビニールポッドに観葉植物用の土を入れ用意します。
次にこのようにその土へ挿します。
あとは土に水を与え、直射日光の当たらない場所に置いておくと発根して根付いてくれます。
因みに成功率を上げるなら5月から8月辺りが適期だと思います。
このあとの様子として根付いてからご紹介するつもりでしたが、たまたまペペロミア・オブツシフォリアにかわいい奇形葉があることに気が付きましたので、この機会に以前挿し木して育てている子株の様子などと併せ、まだこの作業から3日しか経っていませんが、挿し木した株は無事なのかなどそれぞれの様子をご紹介したいと思います。
それぞれのペペロミア・オブツシフォリアと奇形葉
まずこちらが以前茎をカットして挿し木し、その後親株を植えていた鉢に植え替えた、子株のペペロミア・オブツシフォリアの現在の様子です。
数枚の葉が落ちてやや茎が目立つ部分もありますが、冬でもエアコンのない部屋に置きっぱなしですが無事に過ごしています。
この株にはまだ棒状の花が伸びてくることはありませんでしたが、このように新しい葉も付き、本当にペペロミア・オブツシフォリアは丈夫な観葉植物だといえそうです。
そしてこちらが改めてご紹介する、UCHIのペペロミア・オブツシフォリアの様子です。
右側に挿していた支柱は不要となったので取り除き、また見た目をこのように整えました。
そしてこの作業中にこれまでのペペロミア・オブツシフォリアの葉とは違う様子の葉に気が付きました。
それがこちらの奇形葉です。
奇形葉というと何となく歪な形の変な葉といった印象ですが、こちらはまるでハート形でかわいい印象があります。
そしてこの葉は葉の形もそうですが、最大の特徴は正しい表現ではない可能性もありますが、本来ペペロミア・オブツシフォリアの葉といえば中央に葉脈が1本あるのですが、この葉の葉脈は付け根付近から2本に分かれています。(もしくは2本別々であります。)
たまたまですがこのような葉を見ることができ、また今後どのような生長をするのか楽しみになりました。
そしてこちらが挿し木して3日経った、折れてしまった茎の様子です。
根元付近にも棒状の花にも変色するような様子はなく、この様子なら無事に根付いて新たな子株となりそうな期待が持てそうです。
ただ気になるのはこれからピンと開こうかといった様子の若葉は枯れず維持できるかといったことです。
棒状の花の様子を撮影しようとして不用意に茎を折ってしまいましたが、ペペロミア・オブツシフォリアは丈夫なこともあり見た目以外の影響がほぼなかったことは不幸中の幸いです。
できればこの写真のように無理に支柱に固定したくないのですが、また茎を折ってしまってはいけませんので、この撮影後に支柱に茎を固定するつもりです。
挿し木の方はまだ気が抜けませんが、今の様子からだと春までに発根して根付いてくれそうな気がしますので、またその春から遅くても夏の間にそれぞれのペペロミア・オブツシフォリアの様子と併せ、アノ気になるハート形のようなかわいい奇形葉はどのような姿に生長をしたのかなどをその時にご紹介できればと思います。
今回ご紹介したペペロミア・オブツシフォリアの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。
また過去のペペロミア・オブツシフォリアの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。