気根が鉢に収まりきらないガジュマルの植え替え

こんにちは。

今回は、気根が鉢に収まりきらないフィカス属の観葉植物「ガジュマル」の植え替えの様子をご紹介します。

春に植え替えを予定していたUCHIのガジュマルでしたが、新たに気根が伸び始め、その気根がまだ土までたどり着いていなかったことから一旦その作業を見送ることにしていましたが、そうこうしているとまた新たに次から次へと気根が出てきてしまい、ついには鉢から飛び出るものもでてきて、今の鉢では全ての気根が収まりきらない程にまでなってしまいました。

そこでこれ以上待っていても新たに気根が増えるだけで、また植え替えの適期まで逃してしまいますので、多少切れたりしてしまう可能性もありますがガジュマルをより大きな鉢に植え替えたいと思いますので、現在のガジュマルやその気根、そして植え替えの作業の様子などを併せてご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのガジュマル
  • ガジュマルを大きな鉢へ
  • 大きめの鉢へ植え替えたガジュマル

 

UCHIのガジュマル

UCHIのガジュマルは2022年1月4日に、どうしても気になる細い気根の様子などをご紹介しました。

 

その後も屋外で剪定はせず過ごしているのですが、春前辺りからまた新たな気根が伸びだして、以前読者の皆様にさせていただいたアンケート結果から、その気根が土までたどり着いてから植え替えしようと考えていたのですが、そうこうしていると次から次へと気根が伸び出してしまい、なかなか植え替えのタイミングが掴めないままで現在に至ってしまいました。

しかし今もまた新たに気根が伸び始めていたりもするので、冒頭でもお伝えしたようにこれ以上新たな気根のために植え替えを引き延ばしても植え替えの適期を逃してしまいます。

またその新たに伸び始めた気根は鉢から飛び出て今の鉢では収まりきらない程ですので、多少そういった気根を失ってでも植え替えをすることにしました。

 

それでは作業を始める前に、まずは前回のご紹介から約6ヶ月が経った、気根が鉢に収まりきらないガジュマルの現在の様子をご紹介します。

 

 

こちらが気根が鉢に収まりきらない、UCHIのガジュマルの様子です。

相変わらず屋外の直射日光に当たる場所に置いて育てています。

 

 

葉もこのように増えて、ピンと上を向いていることから株の状態はとてもよさげな印象を受けています。

 

 

ただやはり日差しが強すぎるのか、このように葉焼けしてしまった葉も多少あります。

 

こういったことを考えると、もう少し日差しが遮られる場所に置くなどの対処をする必要もありそうですが、ガジュマルの根元の気根を見るとこのような葉焼けといった課題はかわいく見えます。

 

 

こちらがその気根の様子です。

 

まず以前から伸びている気根ですが、やはり多少太くなりました。

けれどもそれよりやはり目がいくのは新たに伸びてきた気根ではないでしょうか。

まだ数本だけだった春前の分は鉢に収まっていますが、その後の5月から6月の間に辺りに伸びてきた気根はグングンと伸びて、今ではこのように鉢に収まりきらず飛び出てしまっています。

 

 

もちろん反対側も同じ様子で、なんだかカオス状態です。

 

 

そして鉢も以前より横へ膨らんでしまい、もう限界といった様子です。

 

 

もちろん鉢の底の根もすごいことになっています。

 

このようにこれ以上この鉢のままで待っていられませんので、ガジュマルを大きな鉢へ植え替えたいと思います。

 

 

ガジュマルを大きな鉢へ

ガジュマルを植え替える鉢ですが、ここまで黒系のプラスチックの鉢を使っていたのでそういった雰囲気はそのままでと思い、残念ながら枯らしてしまったアグラオネマ・サイアム オーロラに使っていたこちらの1~2周り程大きなこの黒系のプラスチックの鉢を再利用したいと思います。

 

 

まず植え替えをするためにガジュマルを鉢から抜き出すのですが、目一杯に鉢が膨らんでいたことからもお分かりいただけると思いますが、鉢の側面を軽く叩いたり、また鉢の内側の側面に沿って細い棒などを挿したりしてもなかなか抜き出すことができませんでした。

 

それでもなるべく気根を傷つけないように気を使いながら、何度も何度も太い気根(幹のような部分)をゆっくりと持ち上げたりして汗だくになっていると、突如スポット抜き出すことができました。

恐らくその勢いからすると鉢の底から出ていた根は切れてしまったと思います。

 

 

そしてこちらが抜き出したガジュマルの根鉢の様子です。

土と根が一体化したかのようにカチカチです。

 

 

一応あまりこういった機会はないので、抜き出した株の全体的な様子をご紹介します。

 

 

そしてここからが結構大変で、なるべく古い土を取り除きたかったのですが、いつものように揺さぶったりしているだけでは振るい落とせませんでした。

そこで指を突っ込んだりしながら古い土を取り除きましたが、この程度が限界でした。

 

 

これ以上無理して根を傷つけてもいけませんので、上の方では多少古い土が残ってしまっていますが、この状態で赤玉土(小粒)6、ピートモス3、鹿沼土1といったブレンドの土で植えました。

 

それではこの植え替えをして一応一日置いた、大きめの鉢へ植え替えたUCHIのガジュマルの様子をご紹介します。

 

 

大きめの鉢へ植え替えたガジュマル

こちらが大きめの鉢へ植え替えた、UCHIのガジュマルの様子です。

色合いや雰囲気的な感じにはあまり変化はなく、鉢の大きさも株に対してやや大きめですが、根の長さなどから考えると結構深くまで届いているので問題ないと思います。

 

 

そして間口も十分な広さがあるので、しっかりと新たに伸びてきた気根や飛び出していた気根は鉢に収まりました。

 

 

もちろん反対側も同じように収まっています。

ただどの程度の気根が切れてしまったのかわかりませんが、何となく本数が減ってしまっている気がしなくもないです。

 

そして少し話がそれますが、一応ご紹介しておきたいのが以前挿し木にした子株の様子です。

 

 

残念ながらひと株を枯らしてしまいましたが、このように残りの3株は葉も増えしっかりと次の段階に向けて生長を初めています。

ただこの子株は親株(一般的に周知されているガジュマル)のように根元の気根(幹のような部分)が膨らむことはありませんが、引き続き育て生長とともにどういった変化をするのかご紹介していきたいと思います。

 

 

鉢は変形し、気根も鉢に収まりきらない程の勢いのあるUCHIのガジュマルでしたが、ようやく大きな鉢に植え替えることができたのでこれからのさらなる生長に期待が膨らんでいます。

また新しく伸びた気根や以前から伸びて根付いていた気根がどのような変化をしていくのかも楽しみですが、もうしばらくは植え替えたばかりなので安心はできませんので、風通しの良い日陰で様子を見守りたいと考えています。

そして落ち着いたらまたこれまで通りの屋外の日の当たる場所か屋外でも少し日が遮られるような場所に置いて育てていくつもりですので、また大きめの鉢に植え替えたガジュマルに何か新しい変化があれば、その時の子株の様子と併せご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

129日後の様子をご紹介します。

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ガジュマルの育て方をご紹介します。

こちらの育て方のご紹介では、ガジュマルの育て方だけでなく、これまでにご紹介しているガジュマルの様子の一覧や、品種によっては全体的な様子をご紹介するために一回転させた動画もご用意しています。