こんにちは。
今回は、冬の成果にも期待したパキフィツム属の多肉植物「桃美人」の様子をご紹介します。
以前ゴーラムのご紹介で、春秋型の多肉植物は育て方によっては寒い時季でも生長をするのかといったことを肥料を使って試していましたが、そのご紹介でもういち品種試しているとお伝えしていたのがこれからご紹介する桃美人です。
ゴーラムでは肥料を与えた効果はあったのかは定かではありませんが、そういった行動をしたからこそ見れた様子があったので、仕立て直しではそれなりの結果を得れた桃美人に、さらなる成果として同じ時季に肥料を与えていますので、そういったことで桃美人にさらなる成果の様子があったのかなど、現在の様子をご紹介したいと思います。
今回の目次
- UCHIの桃美人
- 冬に肥料を多めに与えた桃美人
UCHIの桃美人
UCHIの桃美人は2022年6月4日に、なかなか対処できない困った癖の様子をご紹介しました。
その癖とは徒長して茎が間延びして目立ってしまうことで、伸びた茎をカットして挿し木にして仕立て直し、またプラスチックの鉢とリメ鉢といった性質の違う鉢を使って違いがあるのかも試しています。
そして気が付けば1年以上の時間が経っていて、それぞれ無事に過ごしていますので、まずは前回の作業から約1年半が経った頃の桃美人の様子をご紹介したいと思います。
まずこちらがカットした先端付近を元のリメ鉢に挿し木した、UCHIの桃美人の様子です。
元気に過ごしてはいますが、やはりちょっと間延びしている様子もあります。
ただ今のところ以前よりは制御できている感じもあり、これはそれなりの成果だと思いますので、このまま育てていければと感じていました。
しかし茎が目立つようになるのは徒長だけが原因でなく、このように何らかの影響で葉が落ちてしまうことによって茎が目立つこともあります。
ただこの落ちた葉は、ご覧いただいているように立派な根が発根しています。
そこで取り出してその様子を確認してみました。
すると根は結構伸びていて、しっかりと土に絡みついている様子がうかがえます。
この時は11月下旬と葉挿しには向く時季ではありませんが、この様子から別の鉢に植えても高確率で成功するのでないかと思い、また取り出していることもあり別の鉢に移すことにしました。
次にこちらがカットした根元の株の様子です。
もうこのように傾いて倒れてしまいそうなぐらいにまで生長しています。
ただこちらは葉が落ちたわけではないのですが、リメ鉢より茎が目立つ様子になってしまっています。
因みにカットした部分は枯れて縮れている部分で、このように生長しているのはわきから出てきていた方です。
置いている場所は同じ場所なので、水分量(保水力)の違いでの違いなのか、それぞれの株にこのような違いが表れました。
ただこれだけを記事にしてもさほど面白くないのではと思い、そこでゴーラムと同様に、ある行動をとってみました。
それは冬に肥料を多めに与えると効果があるのかということで、どういう結果となるかわかりませんが、それぞれに肥料を与え、そして発根している葉は別の小さなプラ鉢に葉挿ししてみました。
それではこの作業からさらに2ヶ月程が経った、冬に肥料を多めに与えた今朝のそれぞれの桃美人の様子をご紹介します。
冬に肥料を多めに与えた桃美人
肥料を与え、2ヶ月程が経っていて、その間も水も普通に水も与え、さらには置いている場所が雨ざらしなので、肥料の見た目からもしっかりと肥料は溶けて養分はそれぞれの桃美人にいきわたっていると思います。
それではそれぞれの様子を見ていきたいと思います。
まずこちらがプラスチックの鉢の桃美人の様子です。
あまり変化が感じられず、違いといえば先がピンク系に色づいたぐらいで、これは時季的なことが大きいと思います。
またまっすぐ立っているのは土などで調節しているからで、これも肥料の成果とはいえません。
ただこれは肥料の成果かはわかりませんが、今の時季でも中心部から新しい葉が出てきていて、生長している様子が感じられます。
冬だからといって生長しないわけではないので、もしかするとこういった部分に多少成果が表れた可能性はあるのでないかとも思います。
またその様子はリメ鉢の株にもいえることで、中心部から新しい葉が出てきている様子がうかがえます。
しかし全体的な様子からは肥料の成果は感じられず、またゴーラムのようなこれまでとは変わった様子は感じられませんでした。
肥料は与えてから2ヶ月程が経っているので、ここでいったん肥料は取り除くことにしました。
そして高い確率で成功すると考えていた発根した葉を使った葉挿しですが、残念なことに変色して枯れてしまいました。
これに関しては時季的にやはり難しかったのか、取り出さずにそのままにしておくべきだったと反省しています。
肥料を与えたことでの成果は残念ながら感じられず、またゴーラムのような変わった様子もありませんでしたが、UCHIの桃美人は以前ほど徒長せず過ごしてくれています。
ただ今後も徒長せず茎が目立たないということはないと思いますので、また今と違った様子があればその様子をご紹介したいと思います。
そしてプラ鉢の株も肥料の成果はほとんど感じられず、また茎が目立つような様子になりました。
しかし状態としてまずまずで、生長はリメ鉢の株より早いような気がしています。
ただプラ鉢の方が保水性が高いからかそのことによって茎が伸びている可能性があるのではないかといった気づきがありましたが、これはまだまだ断言ができません。
そこで今後はプラ鉢の桃美人はこれまでどおり育て、さらに徒長してしまうのか様子を見ることにし、そしてリメ鉢の株に当たるUCHIの桃美人はもう一度新しい肥料を与え、そしてそれぞれに違いがあるのか、肥料の効果ももう少し見守りたいと思います。
試作としては単純なことですが、こういった方法で違いがあればまたその時のそれぞれの桃美人の様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。