こんにちは。
今回は、フィロデンドロン属の観葉植物「フィロデンドロン・バーキン」の東山再起の様子(後編)をご紹介します。
フィロデンドロン・バーキンは今年の2月に自立できない程までに傷んでしまったため、再び自力で立ち上がれるように戻そうと、カットして水挿しにして、発根するまでの様子を前編としてご紹介しています。
それでは引き続き発根してからの根の生長と鉢上げまでを後編としてご紹介していきたいと思います。
今回の目次
- UCHIのフィロデンドロン・バーキン
- 発根したフィロデンドロン・バーキンの鉢上げ
- 鉢上げしたフィロデンドロン・バーキンと筒状の新葉
UCHIのフィロデンドロン・バーキン
UCHIのフィロデンドロン・バーキンは昨日、傷んだ様子から、カットして水挿しにし、そして発根した様子までをご紹介しました。

それでは後編として発根した根の生長での変化と、そして鉢上げまでをご紹介していきたいと思います。
まず発根したのが2025年4月15日で、それから2週間が経った2025年4月29日の根が生長したフィロデンドロン・バーキンの様子です。
状態として2枚の葉は枯れず無事に過ごしています。
そして発根後の様子としてご紹介している、YouTubeから見比べてもしっかりと根が伸びたことがお分かりいただけると思います。
しかしポトス系(エピプレムヌム属)やフィカス属のようにぐんぐんと伸びる感じではなく、かなりゆっくりと伸びることから、鉢上げするタイミングに迷っていました。
そんな時ちょっとまずいなといった様子に気が付いたのが、こちらの葉の様子です。
まだ開いていない筒状の葉が変色し始めていて、これだけで判断できませんが、このまま水挿しにして根がもっと生長するといった自分なりのタイミングをまっているわけにいきそうでない気がしました。
そこで今がその時ではないかと、鉢上げすることにしました。
ただまだ根の状態から成功率が高い状態だと何となく思えませんので、アノアイテムを使ってより成功率を上げたいと思います。
発根したフィロデンドロン・バーキンの鉢上げ
まずこちらがフィロデンドロン・バーキンの根の様子です。
太くしっかりとした根と上向きに細いねなどが何本か出てくれました。
ただ一本の太く長めな根はともかく、それ以外の根は短く、他の水挿しにした植物と比較するのはやや違う部分もありますが、なんだかまだ時期相応でない気がします。
そこであくまで発根促進剤ですが、ルートンを使ってみようと思います。

すでに発根しているので発根促進剤であるルートンが根の生長に活躍してくれるかはわかりませんが、何もせずにいれません。
一応断面と、それ以外の部分や根にもルートンを塗布しました。
ちょっとだまになっていますが、このまま進めます。
次に今回植える鉢ですが、こちらの余っているオリジナルのプラ鉢を使いたいと思います。
土は赤玉土(小粒)6、ピートモス3、鹿沼土1をブレンドした土を使いました。
また塗布したルートンが残るように水はたっぷりと与えず、軽く表面が湿る程度にしました。
それではこの作業から5日とさらに1週間が経った今朝の様子をご紹介します。
鉢上げしたフィロデンドロン・バーキンと筒状の新葉
こちらが水挿しにしてから発根、そして鉢上げしてから5日が経った、UCHIのフィロデンドロン・バーキンの様子です。
まだ根付いているとはいえませんが、一応無事に過ごしています。
ただやっぱりまだ開いていなかった筒状の新葉はより茶系に変色して傷みが進んでいます。
残念ながら、もうこの葉が開く前に変色してかれるのでないかと思います。
一旦ここで締めくくろうかと思いましたが、筒状の葉の様子が気になるのでもうしばらく様子を見ることにしました。
そしてこちらが鉢上げしてさらに7日が経った様子です。
やっぱりだらんとした様子へと状態が悪化しました。
葉と茎の付け根を見るとこの部分まで茶系に変色していて、もうどうにかできる状態ではありません。
そこで取り除くことにしました。
付け根からポキッと折るように取り除こうとしたとき、葉の部分は取れてしまい、そして茎も難なく取り除くことができました。
UCHIのフィロデンドロン・バーキンの筒状の新葉は残念な結果となりましたが、それ以外の部分での異常は見当たらず、まだ完全に根付いているとはいえませんが状態は安定しているのでないかと思います。
今後は様子を見ながら徐々に水を多く与え、そして時間をかけてでも、以前のように斑が魅力で人目を惹くインテリアグリーンとしての確固たる地位へと東山再起できるよう努力したいと考えています。
また今後はフィロデンドロン・バーキンが生長が活発になる時季でもありますので、改善の様子に変化があれば、その時々の様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。