ポトス・エンジョイへの払拭できない二面性

こんにちは。

今回は、エピプレムヌム属の観葉植物「ポトス・エンジョイ」への払拭できない二面性をご紹介します。

何度かの実体験から得た経験は、その物事に対して自分なりのバイアスがかかるのは仕方がない部分もありますが、それは僻見となってしまうこともあると思います。

しかし僻見かもと思いつつも、払拭できない二面性を感じるのがポトス・エンジョイで、ポトス・エンジョイは室内の明るい場所ならもちろんやや暗い場所でも育てやすいのですが、このような性質とは違った性質があるのではないかといったことを感じ始めています。

そこでそれがどういった性質なのか、そのある意味二面性と感じているポトス・エンジョイの様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのポトス・エンジョイ
  • ポトス・エンジョイを挿し木で増やす
  • 増やすために挿し木したポトス・エンジョイの子株
  • 元気の良い新葉の付いたつるをカットしたポトス・エンジョイ

 

UCHIのポトス・エンジョイ

UCHIのポトス・エンジョイは2021年3月20日に、理想的に仕上がった様子と併せ、先を見据え、全体の3分の1程を別で育てる準備をした様子をご紹介しました。

 

そしてその別で育てる子株を植えるのに使った鉢ですが、これまで様々なエピプレムヌム属(ポトス)で使っている鉢を無印良品さんの白い縦長の素焼きの鉢とお伝えしていましたが、それには訂正があり、素焼きの鉢でなく正確には磁器鉢という鉢でした。申し訳ありません。

 

それでは話をポトス・エンジョイに戻させていただくと、ポトス・エンジョイは室内でトラブルなくとても元気で順調に育てられていて、いろいろ先を見据えた作業の成果も感じられているのですが、そういった性質とは逆の成果が得られていないことがあります。

 

それは増やすということです。

 

それではまずは順調に生長している様子として、前回のご紹介から1年1ヶ月が経った頃の、良い性質部分が感じられる、いい感じに生長したポトス・エンジョイの様子をご紹介します。

 

 

こちらがいい感じに生長した4月下旬頃の、UCHIのポトス・エンジョイの様子です。

前回は別で育てるために、3分の1程を株分けしたので最終的にはなんとなく物足りない姿になっていましたが、それから1年1ヶ月も経っていますので、そのカット前よりも葉が増え、とてもいい感じのインテリアグリーンへと順調に生長を遂げています。

 

 

ポトス・エンジョイといえばこの葉に入るクリーム系の色の斑が特徴で、その葉の個体差にもよりますが、斑が占める面積も半分以上となる葉もあり、その葉その葉の様々な表情が楽しめ優美な雰囲気が漂っています。

 

 

そしてこちらが開いて間もない新葉の様子で、置き場所によっては年中葉が増えますが、やはり春から秋の間が最も葉が増えやすいといえます。

もちろんこれは活発に生長をしてくれる時季でもあるからですが、室内でも場所をあまり選ばず管理しやすくて育てやすいと感じているポトス・エンジョイは他の品種のポトスとの違を感じることがあります。

大体のポトスは育てやすく丈夫で、その性質からか挿し木や水挿しでも簡単に増やせられ、株分けならほぼ間違いなしといった印象すらありますが、育てる分に同じかそれ以上の感覚があるポトス・エンジョイは他の品種よりも増やしにくいのではないかといった性質を感じ始めています。

こういったニュアンスから察しがつくかもしれませんが、前回先にお伝えした無印良品さんの白い縦長の磁器鉢に植えた株を枯らしてしまっています。

 

もちろんこれは置き場所や水の与え方などの影響が大きく、一概にポトス・エンジョイの性質とはいい難いですが、その後も一度他のポトスと同じ挿し木で再チャレンジして失敗しており、発根しにくいのかもしくは根付きにくいのかもと感じていますが、これはあくまでUCHIでの感じ方で、おそらく僻見であると思うのですがなかなか払拭できていません。

 

また1度だけですが成功している事例もあり、6種のポトスを使って寄せ植えをしていますが、特別なやり方をしたわけではありませんが何故かこの挿し木だけは無事に根付き今でも元気に過ごしています。

 

そこでこのような新葉が付いているつるならより活力があると思いますので、時季的にもまずまずなので、勝手に持ってしまった悪い方の性質を払拭するためにもう一度増やすことにチャレンジしたいと思います。

 

 

その作業の前に、こちらがつるをカットする前のいい感じに生長した、UCHIのポトス・エンジョイの全体的な様子です。

 

それでは作業を始めます。

 

 

ポトス・エンジョイを挿し木で増やす

まずポトス・エンジョイを増やすための挿し木用として、先ほどもお伝えしたように比較的に新しく伸びたつるやまだ初々しい新葉が付いたものを選んでカットしました。

 

 

そして発根しにくい可能性も考慮して、ルートンをこのようにカットした断面と気根などにしっかりと塗布しました。

 

 

そして塗布したルートンが取れない程度(あくまで想像)に全体的に霧吹きで水を与えつつ土を湿らして、このようなやり方を繰り返して発根して根付いてくれるのをまつことにしていました。

 

 

そしてこちらが増やすためにつるをカットしたUCHIのポトス・エンジョイの様子で、やはりややボリューム感が失われてしまいました。

しかしこちらは良い性質と感じている方の性質から、時季的なこともありまたすぐに新しいつるが伸び、そのつるに葉が付けばまたカット前の様子に戻ると思いますので、気にすることはないと考えています。

 

そしてこの作業の成果を5月の連休中にご紹介できると考えてたのですが、それは半分が正解で、半分が不正解となりました。

 

それではこの挿し木が今どのような状態なのか、増やすために挿し木したポトス・エンジョイの子株の約1ヶ月半後の様子をご紹介します。

 

 

増やすために挿し木したポトス・エンジョイの子株

このようにポトス・エンジョイらしい葉はピンと上を向いていい感じな様子もあるのですが、なぜこれまでご紹介しなかったかというとこういった様子だけでないからです。

 

 

それはこのように葉がだらんとした様子となり、このような様子は挿し木後数日で現れ、その後約1ヶ月半程度このような状態で変化がないまま過ごしていたからです。

 

 

結果的にルートンを使っても約半分は成功している様子ですが、半分は失敗しているような様子です。

 

そこで状態を確認するため土から抜き出すことにしました。

 

 

するとご覧いただいているようにすぐにお分かりいただけると思いますが、やはり発根していませんでした。

ただこれまでの時間発根しないのであれば、ピンクの円で囲った辺りは黒っぽく変色して腐ったりするのですが、この見た目からだと挿し木するためにカットした時のままな様子です。

 

 

そこで抜き出していないので正確なことはわかりませんが、発根して根付いている様子のものはそのまま残して、時季的にまだ可能性が残されていると思いますので、だらんとしたものは諦めず水挿しで発根を待つことにします。

ただこの時もう一度つるの一部をカットした方がよさげな気もしたのですが、とりあえずそのままの状態で水挿しにしました。

 

それでは最後に元気の良い新葉の付いたつるをカットした親株にあたるUCHIのポトス・エンジョイは今どういった様子なのか、約1ヶ月半後の様子をご紹介したいと思います。

 

 

元気の良い新葉の付いたつるをカットしたポトス・エンジョイ

こちらが今朝の元気の良い新葉の付いたつるをカットした、UCHIのポトス・エンジョイの様子です。

ややつる(茎)の立ち方などが違いますが、ほぼ以前のようなボリューム感へ戻っていると思います。

 

 

傷んだ葉もありますが、このようにまた新しい葉が増えていると感じれる様子が見てとれるので、良い面と感じている性質はやはり本物です。

 

 

やはり今回の結果からはポトス・エンジョイにいだいてしまった二面性は払拭できない部分が残りましたが、つるを何度もカットしたりしている今のUCHIのポトス・エンジョイの様子からも育てるといった基本的なことにスポットを当てると、やはりポトス・エンジョイは育てやすく丈夫といえます。

ただ増やすことには他とはやや違いがあり、乱暴な言い方をすると一般的なポトス(ゴールデンポトス)やポトス・ライムまたはポトス・パーフェクトグリーンのようにカットして挿すだけといった感じでは難しいのかもしれないといった感覚があります。

 

ただ半分は成功しているので、やはり増やすのは難しいは僻見で、二面性というとやや大げさで他よりは少しデリケートな部分もあるとお伝えした方が今のところ適切かもしれません。

そしてまだ完全に成功も失敗もしたというわけでなく、また挿し木も今はシャキッとしているだけの可能性もあり、その逆で弱っている分難しいですが水挿しもこれから発根する可能性もありますので、また変化があれば頃合いを見てそれぞれのその時のポトス・エンジョイの様子をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したポトス・エンジョイの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のポトス・エンジョイの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。