こんにちは。
今回は、葉が変色し出したフィロデンドロン属の人気の観葉植物「セローム」の植え替えをした様子と黒く細長い害虫をご紹介します。
セロームは葉が黄色くなり始めていることに気づき、季節が変わるためかと考えていましたが、その葉をよく観察すると小さくて黒く細長い怪しげな物体が付いていることに気が付きました。
すぐに対処しましたが、翌日もどこからか現れて対処を繰り返していると、葉の一部が枯れ全体的にも黄色くなってしまいました。
またセロームはまだビニールポッドに植えたままなので、植え替える時季としては最適ではありませんが、この機会に植え替えもしたいと思います。
今回の目次
- UCHIのセローム
- 葉が変色したセロームの植え替え
- 植え替えたセローム
UCHIのセローム
UCHIのセロームはに独特の葉のカタチの魅力的な様子などを交えご紹介しました。
このご紹介からまだ、セロームの葉が黄色く変色してしまいました。
変色したのは季節がかわるから仕方がないとかなり甘く考えていましたが、よく観察してみると原因は害虫で、葉を隈なく見ると小さな黒く細長い虫が発生していました。
まずはそんなセロームの現在の様子をご紹介します。
こちらが現在のセロームの様子です。
葉が全体的に黄色く変色し、一部が枯れている葉が害虫の被害にあった葉です。
セロームは一般的にはこのような緑色していて、特徴的なカタチをしています。
しかしこの葉は冒頭でもご紹介したように、害虫被害により黄色く変色し一部が枯れてしまっています。
気が付いたときにはすぐにその害虫は駆除しましたが、このように日に日に変色してしまいました。
そして葉を隈なく目を凝らして観察すると、やはり小さくて黒く細長い物体を発見しました。
マクロレンズに取り換え撮影しましたが、あまり近寄ると逃げる(飛び跳ねる)ので微妙な距離のまま撮影しました。
やはり残念なことにしっかりと写真に写すことができませんでしたが、こちらがその害虫です。
気になって正体を調べてみると、たぶんアザミウマ(スリップス)という害虫で、やはり飛び跳ねるようです。
またなかなかしつこい害虫で、薬剤を使って駆除するのが一般的のようですが、中には薬剤が効かない場合もあったり、そして卵には薬剤が効かないようで、残っている卵が孵化してまた発生するような害虫のようです。
とりあえず今回は2匹発見したので、すぐに駆除しましたが、また発生する可能性は高いです。
※アザミウマ(スリップス)のような甲虫系の害虫には住友化学園芸から発売されている殺虫剤「ベニカXファインスプレー」などが有効のようです。
そんなセロームはビニールポッドのままで、このまま冬越ししよかと考えていましたが、やはりもっと大きな鉢へ土ごと植え替えをしたいと思います。
また、害虫が発生して変色した葉は卵が付着している可能性もあるので、この際茎から取り除いておきたい思います。
それでは作業を始めます。
葉が変色したセロームの植え替え
セロームの鉢には100円ショップで購入したプラスチックの鉢へ植え替えます。
ご存じの方もいらっしゃる思いますが、この鉢は底に溜まった水を捨てやすい仕組みになっているので後程ご紹介します。
まず変色した葉をピンクの線辺りでカットして取り除きたいと思います。
アザミウマ(スリップス)の卵が付いている可能性もあるので、あまり台には置きたくなかったのですが、このように茎からカットして取り除きました。
次にビニールポッドから抜き出しました。
セロームの根は太くしっかりとした根だったので、ビニールポッドでは少し詰まりかけていました。
それでは変色した葉を取り除き、植え替えたセロームをご紹介します。
植え替えたセローム
こちらが植え替えたセロームです。
土はたっぷり使い以前より生育環境がよくなったと思います。
またこの100円ショップのプラスチックの鉢は、写真のように下の方に排水できる部分があるので、水をたっぷり与え底に染み出て溜まった水を効率よく捨てられる優れものです。
しかしセロームには一度アザミウマ(スリップス)が発生していますので、今後も引き続き注意が必要です。
また他の植物に害虫が移ってもこまるので、一旦屋外(軒下)で様子を見たいと思います。
植え替えをしたセロームはビニールポッドよりかは根が伸びるスペースが広くなり以前より環境が良くなりましたが、植え替えの適期ではありませんので負担をかけてしまいました。
アザミウマ(スリップス)がまた発生しないか(たぶんする)心配ですが、今後はおとなしく冬が終わるまで見守りたいと思います。
また植え替えたセロームに変化がありましたら、その様子をご紹介します。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
その後の様子
83日後の様子をご紹介します。