こんにちは。
今回は、花茎を伸ばして高さ61cmに咲かせたコチレドン属の多肉植物「銀波錦」の花の様子をご紹介します。
このブログでは育てている品種が初めて花を咲かせた場合はその様子をご紹介することにしています。
しかし銀波錦は屋外管理だということや、コチレドン属の特徴でもある花茎をグンと上へ伸ばして花を咲かせるといった特徴や、つぼみの数が多いことにもよって、そのベストなタイミングが難しく、毎日ビクビクしながらその時を待っていましたが、これ以上その時を待っていると想定外などがある可能性もありますので、今がベストなタイミングだと考え、約3年11ヶ月育て初めて咲かせてくれた、銀波錦の花の様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIの銀波錦
- 独特の株姿をした親株の銀波錦
- 高さ61cmに咲かせた銀波錦の花
UCHIの銀波錦
UCHIの銀波錦は2019年12月6日に、葉先が少し色づき始めた様子と併せ、挿し木のその後もご紹介しました。
その後大きなトラブルもなく、親株、子株ともによく日が当たる屋外で過ごしてはいますが、それでも徒長の影響もあるのか、下葉が次々と枯れてしまったこともあって子株は独特の高さ際立つ株姿になりました。
またその子株は今、銀波錦としては初めての花を咲かせてくれ、とにかくその様子をご紹介しようと思いよりベストなタイミングを待っていたのですが、冒頭でもお伝えしているように様々な条件から、もう少し待ちたいといった思いもありますが、今がベストだと考え、今日の銀波錦のそれぞれの様子と併せ花の様子もご紹介することにしました。
それでは前回のご紹介から3年7ヶ月以上が経った、銀波錦の現在の様子と併せ、初めての花の様子をご紹介します。
こちらが独特の高さ際立つ株姿になった子株の銀波錦の様子です。
子株も屋外の日の当たる場所で育てていますが、茎はグングンと上へ伸び、下葉が段階的に枯れたことによってこのような高さのある独特の株姿にしてしまいました。
しかし葉の様子はまずまずで、特徴の波打つような葉のふちは赤系やピンク系に色づいていて、それぞれの葉はとても大きく肉厚で、なにより葉が詰まって付いているので、今の置き場所と日の当たる高さがようやくこの子株の理想となったのではないかと思っています。
そんな高さのある子株の銀波錦ですが、その中央からさらに何やら茎が伸びています。
さすがにもうお分かりだと思いますのでご紹介させていただくと、それは花茎で、高さのある子株は気が付けば約30cmも花茎を伸ばし、銀波錦としては初めての花を咲かせてくれました。
また花茎が約30cmと予想外に伸びたので、その先端から鉢の底までの高さを図ってみると、約61cmもありました。
続けて花の様子をご紹介していきたいのですが、その前に子株は独特の高さのある株姿となりましたが、親株もまた違った意味で独特の株姿をしています。
それでは今、親株はどのような姿をしているのか、先に前回のご紹介から約3年7ヶ月が経った、親株の銀波錦の現在の様子をご紹介します。
独特の株姿をした親株の銀波錦
こちらが独特の株姿をした親株に当たる、UCHIの銀波錦の様子です。
親株も同じ屋外のよく日の当たる場所で育てていますが、このように子株とはまた違った独特の株姿になりました。
その最大の要因はこの4方向に分岐した茎で、2本は上へ、そしてもう2本は左右に伸びていることです。
どの茎の先にも特徴の先端が波打つようなカタチの葉が付いていて、しっかりと肉厚な様子があります。
ただ以前すぐに転んでしまうことからこの黄色系のプラスチックの鉢へ植え替えをしていますが、また以前と同様に、今の株姿からまたとても不安定で支えがないとすぐに転んでしまいます。
では何故、植え替えをしていないのかというと、このように土の表面が苔で覆われているからです。
できればこの苔ごと植え替えられればいいのですが、みなさんもご存じのように苔はとても環境の変化に弱く、少し置き場所をずらしてだけでも枯れてしてしまいます。
表面が苔で覆われている様子が気に入ってそのまま育てていましたが、最近不覚にも肥料を与えたことによってその周辺の苔が枯れてしまいました。
そこで次の秋辺りにこの株姿を活かせられる鉢へ植え替えたたいと考えています。
それでは改めて、高さ61cmに咲かせた銀波錦の花の様子をご紹介します。
高さ61cmに咲かせた銀波錦の花
こちらが高さ約61cmに咲かせた銀波錦の花の様子です。
見事な色合いで、釣鐘型といった特徴のあるカタチをしていることもあり、心奪われます。
ただ少し残念なのが、すべてのつぼみが開いてからご紹介したかったのですが、屋外なので雨によって枯れたり、害虫(特にアブラムシ)が発生する可能性があり、そして花の数が多いので、おそらく今開花している手前の花はその右隣りなどのつぼみが開花する頃には枯れてしまうことも経験から考えられます。
また子株はこのように花茎が伸び、高さが約61cmもあるので転倒することへの不安もあり、これ以上ビクビクしながらベストなタイミングを待つのは難しいと考え、やや中途半端な感じもありますが、今がベストではないかと考え、子株の銀波錦の釣鐘型の花をご紹介することにしました。
もしかすると今が最高の状態ではないかもしれませんが、花の様子をご紹介できたことで、今はちょっとホッとしていて、緊張感が緩和されたこともありますので、約3年11ヶ月(子株でいえば約3年10ヶ月)育て、初めて咲かせてくれたこの綺麗な釣鐘型の花をもう少し楽しみといと思います。
そしてまたこの子株の銀波錦も親株同様気を抜くと転倒することから普段は別の品種などの鉢で挟み込むようにして固定していて、この撮影も実は見えない部分をガムテープで貼り付け撮影していますので、この子株も秋に親株と同様に少し大きめの鉢へ植え替えをしたいと思いますので、またその時の様子と併せ、作業の様子などをご紹介できればと考えています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。