こんにちは。
今回は、セダム属の多肉植物「虹の玉」の地力の様子をご紹介します。
多肉植物の中でも生命力というか発根する力が非常に高いと思うのが虹の玉で、虹の玉は放置していると気根があらゆるところからグングン伸びて、まるで髭だらけになる印象があります。
ただそうなると本来葉の様子などがカワイイ虹の玉の見た目が悪くなり、また茎が伸びやすく、葉もポロポロ落ちやすいことから様子が一変してしまいます。
そこで今回はその見た目が悪くなった虹の玉を、持ち前の地力を見込んでやや大胆にカットし、本来状態を保つためにも必要な仕立て直しをしたいと思いますので、そういった様子をご紹介したいと思います。
今回の目次
- UCHIの虹の玉
- 子株の虹の玉の仕立て直し
- 仕立て直しをして23日が経った虹の玉
UCHIの虹の玉
UCHIの虹の玉は2022年2月23日に、88日前に仕立て直しをした、その後の様子をご紹介しました。

その後は、今年に入るまで毎度ながら徒長はしているものの、それなりに過ごしていたのですが、つい先月、他の多肉植物同様に水を与えようと思った時、葉が全てなくなって枯れていることに気が付きました。
確実な原因がわかりませんが、仕立て直しをサボってしまっていたことと、水の管理が悪かったのかと反省しています。
また別の場所に置いていた子株も同様に状態が悪い見た目をしていて、このままでは親株同様に枯れることが考えられます。
そこでとにかく発根力のある虹の玉ですので、かなり徒長していることもあり、その地力を信じてやや大胆にカットして仕立て直しをしたいと思います。
それではまずは、作業前の2025年5月28日の、虹の玉の様子からご紹介したいと思います。
こちらがこのままでは親株同様に枯れることが考えられる、子株の虹の玉の様子です。
見るからに状態が悪く、茎が伸びて、葉が減り、伸びた気根が枯れて見た目が最悪な状態です。
茎の先端の残っている葉の様子は決して悪くないのですが、このままだと見た目も悪く、親株同様枯れることも考えられます。
またこの見た目からもわかるように、とにかく発根力が凄まじいので、この子株はやや大胆にカットして仕立て直し改善を目指そうと思います。
子株の虹の玉の仕立て直し
まず植える鉢ですが、こちらのこれまで親株に使っていたリメ鉢を使いたいと思います。
もしかするともっと短くカットしても良いのかもしれませんが、過去の経験と現在の葉の様子からピンクの線辺りでカットしたいと思います。
因みに以前の方がもっと大胆にカットしていました。

このようにカットして土に挿しやすいようにしました。
気根はもう枯れているので土に植えてもおそらく機能しないと思いますが、このまま挿していきたいと思います。
ちょっと鉢に土を入れ過ぎてしまいましたが、もうそれは気にせず進めます。
因みに土は以前より保水性を上げようと思い、赤玉土(小粒)7と鹿沼土1とピートモス2の観葉植物用に近いブレンドの土を使いました。
それではこの作業から23日が経った、昨日の虹の玉の様子をご紹介します。
仕立て直しをして23日が経った虹の玉
こちらが仕立て直しをして23日が経った、虹の玉の様子です。
どれひとつ枯れることなく、むしろ葉も増え、全体的に立ち上がった様子すら感じます。
そしてこれぞ虹の玉の地力と言わんばかりに、ピンクの円で囲った部分などに新しい根が見てとれる様子すらあります。
本当に虹の玉にはすさまじい発根力を感じます。
この様子に気が付いたのはこの撮影の2日前で、もう根付いていると思いますので強い株へ育ってほしいという思いも込めて、緩効性肥料 IBのチカラ グリーンそだちEXを与えました。

虹の玉は日当たりが良い場所でも茎が伸び、それを徒長というのかいまだにわかりませんが、その対策として定期的にカットして仕立て直しをしないと気根が伸び、そしてさらにそれを放置すると最初の写真のような姿になってしまいます。
手入れをサボったことで親株を枯らしてしまったともいえますので、反省をして今後はこの子株をUCHIの虹の玉とご紹介していこうと考えています。
撮影のため肥料は取り除きましたが、また肥料を戻して、髭だらけになることがないよう、1年もしくは2年に一度は必ず仕立て直しをして、以前の親株のような様子を保つよう心がけたいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。