ユニフロルムの失ったものと得たもの

こんにちは。

今回は、パキフィツム属の多肉植物「ユニフロルム」の失ったものと得たものの様子をご紹介します。

ユニフロルムはパキフィツム属らしいふっくらとした様子と濃い緑色、そしてその葉がツンツンとしていることから迫力ある様子が楽しめる品種で、以前は高さもそこそこあることから力強い見た目をしていましたが、いつしか少し様子がかわりつつあります。

しかしそれとは逆にこれまでとは違う様子もあり、それはユニフロルムだけに現れる固有の様子ではありませんが、以前からそういう風にも仕上げたいと考えていた様子がほぼ実現できていますので、現在のユニフロルムの様子と併せ、そういった様子も併せてご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのユニフロルム
  • 子株のユニフロルム
  • ユニフロルムの得たも

 

UCHIのユニフロルム

UCHIのユニフロルムは2021年5月20日に、小さな薄紅の花を咲かせた様子をご紹介しました。

 

その後はお伝えしていたように葉の色は濃い緑色へと変化するにはしていたのですが、特にご紹介するほどでもなく、その後はこれまで通りの様子で過ごしていました。

しかしある時気が付けば、ユニフロルムが棚から落下してしまっていて、一本の茎がダメージを受けてしまい、その後その伸びた茎がシワシワになり傾き、そしてついには枯れてしまいました。

そしてその後、特に落下の影響がなかったと思われる、2本目、3本目の長い茎にまで連鎖してしまい、今では葉も減ってしまったことからこれまでの迫力を失ってしまいました。

 

それではまずは前回のご紹介から約3年が経った今、ユニフロルムはどういった様子をしているのか現在の様子からご紹介したいと思います。

 

 

こちらがこれまでの迫力を失ってしまった現在の、UCHIのユニフロルムの様子です。

随分とコンパクトにしてしまいました。

 

 

先にご紹介したように長く伸びた茎は、今この茎だけになってしまっています。

2本目、3本目の長い茎まで枯れてしまいましたが、茎の根元の方では葉が詰まった様子で新しい葉がついていて、ユニフロルムにはこのような新しい様子もあります。

 

こういった様子から一応状態の悪化は時季的にも現在は止まっていると考えていいのではと思う部分もあるのですが、ユニフロルムは状態が良ければこの時季にある様子が表れ始めます。

 

その様子は子株で見ることができていますので、そういった様子も含め、現在の子株のユニフロルムの様子をご紹介します。

 

 

子株のユニフロルム

こちらが現在の子株のユニフロルムの様子です。

子株も一本の茎がグンと伸び、親株に近い見た目となっています。

 

葉こそ以前の親株のように詰まっている様子ではありませんが、ご覧いただいているように紅葉していた様子が感じとれます。

 

 

そしてこの時季に状態が良ければ見れる様子として、それはこのように花茎を伸ばし始めることです。

 

 

それは長い茎にも同じ様子が表れていて、葉は少ないものの、子株の状態はまずまずだといえそうです。

 

 

またこのように根元にも落ちた葉が発根している様子もありますが、先にお伝えしたこれまでとは違う様子ですが、この子株にもそういった様子が表れ始めています。

しかしそれはわずかで、おそらく夏まで維持できないと思いますが、その理想形としては迫力を失った親株では鉢の表面いっぱいに現れています。

 

それではそれがどういった様子なのか、ユニフロルム固有の様子ではありませんが、ユニフロルムの得たものとしてご紹介します。

 

 

ユニフロルムの得たも

その得たものの様子とは、こちらの様子です。

ご覧いただいているように、鉢の表面をほぼコケで覆いつくすことができました。

 

 

これは上級者の方なら狙ってできるのかもしれませんが、以前からコケが生えては暑くなるにつれ枯れ、また生えてを繰り返して、コケは環境の変化にかなり敏感でなかなかここまで土の表面を覆いつくすことができずにいました。

 

 

しかし今年は特に何か手を加えたわけではありませんが、まずまずいい感じに多肉植物とコケがひとつの鉢で共存している様子へと育てることができました。

これが以前からご紹介したかった様子で、力強さのようなものは失ってしまいましたが、それとは違う得たものはこの優し気なユニフロルムの様子です。

 

そしてもっと一面を完全に覆うまでご紹介するのを待つかどうか悩みましたが、これから気温が上がり、晴れて強い日差しの日が増えるとまたコケは枯れてしまいそうな気がするので、この鉢に植え替えてちょうど5年が経った今日ご紹介することにしました。

 

 

ユニフロルムはおそらく状態が良ければ今の時季この子株のように紅葉した様子が残り、また花茎を伸ばすものだと思いますがそれは子株で見ることができていますので、子株の順調な生長を感じることができました。

 

 

そして迫力というか以前のような力強さを失ってしまっているUCHIのユニフロルムですが、以前からご紹介したいと考えていた、コケで土の表面を覆った様子がユニフロルムでご紹介でき、今の新たに得たユニフロルムの姿にとても満足しています。

 

ただ今後何か対策を考えなければおそらくこの様子は維持できず、またコケは先にお伝えしているように環境の変化に敏感なので、ただ単に場所を移すなどのような対策を取るのは難しいと思いますので現実的にどうすべきか策は思いつきませんが、できればこういった様子を維持できればと思います。

 

UCHIのユニフロルムは購入して育て5年が経ち、特別素晴らしい様子とはいえませんが、様々な様子を見せてくれて感謝しています。

なかなか今後新たな様子をご紹介することは難しいと思いますが、また新たな変化があればその時のユニフロルムの様子をご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。