こんにちは。
今回は、半分ほどの葉が先祖返りしたスキンダプサス属の観葉植物「ポトス・ステータス」の再彩の様子をご紹介します。
ポトス・ステータスといえば、「最も美しくゴージャスなポトス」と記載されているほど生産者の方の意気込みが感じられる品種です。
しかし前回、UCHIのポトス・ステータスは、その最も美しいといわれている特徴のひとつの斑が失われ、緑一色の葉が半分ほどまでになり、以前の色彩豊かな様子にもどすため手を加えていくとお伝えしていました。
そして手を加え段階的にご紹介していこうと考えていましたが、その時々の様子をご紹介しても変化が乏しくつまらないかもと思い、ご紹介するタイミングをずっと見計らっていましたが、そろそろ現在の状況をご紹介してもいいかと思える様子ですので、先祖返りしたポトス・ステータスは以前のような斑の再彩に成功したのか現在の様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのポトス・ステータス
- 斑がほぼないポトス・ステータスの鉢上げ
- 先祖返りしたポトス・ステータスの再彩
UCHIのポトス・ステータス
UCHIのポトス・ステータスは2024年2月24日に、半分ほどの葉が先祖返りしたその時の様子をご紹介しました。
そして冒頭でご紹介したように、以前の様子にもどすため手を加え、そしてその時々の様子などをご紹介していくつもりでしたが、作業して終わりではつまらないかと思いこれまでずっと様子をご紹介せずにいました。
ただ前回のポトス・ステータスのご紹介時に、先祖返りした植物を以前の様子に戻す努力をしたことがありますかと、読者の皆様にアンケートさせていただいていて、その結果がこちらとなっています。
- 経験がないので他の読者の意見が気になる (15 票)
- 以前の様子に戻す努力をしたことがあり成功した (3 票)
- 以前の様子に戻す努力をしたことがあり失敗した (2 票)
- 以前の様子に戻す努力をしたことはない (2 票)
- その他 (0 票)
ご協力ありがとうございました。
このご回答結果からも、先祖返りした植物を以前の様子に戻すことに多くの方がご興味があると感じられますので、今回は長くなるので少しでも短くご紹介していくために、早速作業を始めた春、そしてその間の出来事と、そして今朝までの約6ヶ月を一気にご紹介していきたいと思います。
まずこちらが、2024年4月29日の先祖返りしたUCHIのポトス・ステータスの様子です。
半分もしくはそれ以上が先祖返りといっていいのか、特徴の斑や波打つ葉の様子が消えてしまい、緑一色に近い葉ばかりとなっている様子です。
ご存じの方も多いと思われますが、こちらが数少ない本来のポトス・ステータスの葉で、斑がこのように美しい色合いで、葉の形状も独特のうねりがあります。
そこでこのように斑がほぼない葉を思い切ってカットし、新たに出てくる葉が先にご紹介した葉となることを期待したいと思います。
そしてこちらが斑がほぼない葉をカットしたUCHIのポトス・ステータスです。
当然ボリューム感が落ちてしまいましたが、この時は春でここから夏の間は新しい葉が増えることが期待できるのでこのように思い切って剪定しました。
当然カットした葉もこのように水挿しにして、斑がほぼないポトス・ステータスに育ててみようと思います。
斑がほぼないポトス・ステータスの鉢上げ
そして水挿しにして1ヶ月とちょっとが経った、2024年6月8日の斑がほぼないポトス・ステータスの様子です。
発根している様子がお分かりいただけると思います。
この時写真の中心の丸まっている新葉の様子からしてそろそろ鉢上げしてもいい時期かと思い、また時季的にも良かったので、作業することにしました。
しかし葉柄でカットしたものを見てみるとどれも発根しておらず、1ヶ月以上が経ってこの状態だということは、こういった葉柄でのカットだと発根はしないのでないかと思いました。
ただ気根がある茎はこのように発根しているので、やはり水挿しでの発根は、茎に気根があるものや太い茎だと高確率で成功するといえそうです。
そして今回は現在のポトス・ステータスのミニチュアのようなイメージにしたいので、以前スリコ(3COINS)で買ったこちらの角形のセメント鉢を使おうと思います。
それではこの作業からさらに約4カ月半が経った、こちらの斑がほぼないポトス・ステータスは無事に根付いているのか、そして半分ほどの葉が先祖返りしたポトス・ステータスは計画通りに再彩したのか、現在のそれぞれのポトス・ステータスの様子をご紹介します。
半分ほどの葉が先祖返りしたポトス・ステータスの再彩
こちらが半分ほどの葉が先祖返りした、UCHIのポトス・ステータスの様子です。
半分ほどの葉が先祖返りした時の様子とくらべ、彩りを感じられるようになりました。
ボリューム感は以前ほどではありませんが、斑がほぼない葉が減ったことによって以前のような見た目に近づいたと思います。
そして今付いている葉の多くはポトス・ステータスの特徴を持った美しく大胆な斑が入っていて、葉によってはうねりもあり、葉のサイズもそこそこ大きいことから、一応目的は達成できたのでないかと思います。
そしてこちらが鉢上げした、斑がほぼないポトス・ステータスで、一応無事に根付いてくれています。
ただ思いのほか新しい葉が出てこず、今はおとなしく過ごしているといった状態です。
UCHIのポトス・ステータスは以前ほどではないものの、斑の色合いが美しく、独特のうねりも感じられ、本来の豊かに感じられる彩りを取り戻せたのでないかと思います。
またまだ葉は少ないもののサイズ的にもやや大きなものも多く、今後さらに時間をかければ以前のようなボリューム感へ育てられるのではないかと考えています。
そういった様子をご紹介するにはまだしばらく時間もかかると思いますので、また機会を見てポトス・ステータスの様子をご紹介し、そしてその時に斑がほぼないポトス・ステータスはどのような様子なのかも併せてご紹介します。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。