こんにちは。
今回は、最後の最後まで諦めたくないフィロデンドロン属の観葉植物「フィロデンドロン・バーキン」の様子をご紹介します。
UCHIのフィロデンドロン・バーキンは水挿しにし、発根、そしてある程度の根までの生長を待ち、適期ともいえる5月に発根促進剤も用いて、満を持して鉢上げしました。
しかし今、とんでもないというか、正直諦めるまでの状態になっていたのですが、たまたま気が付いた様子から、最後の最後まで諦めたくないと、今できる最後の賭けともいえる大胆な施策をしましたので、その様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのフィロデンドロン・バーキン
- 最後の最後まで諦めたくないフィロデンドロン・バーキンの水挿し
UCHIのフィロデンドロン・バーキン
UCHIのフィロデンドロン・バーキンは2025年5月6日に、東山再起(後編)をご紹介しました。

これは前編と後編に分けてご紹介していて、前編ではとても状態の悪い様子から処置をして水挿しにまで、後編では発根から鉢上げした様子をご紹介していて、UCHIのこれまでの中では、根の様子、時季、発根促進剤とかなり満を持して鉢上げできたので、早い場合今頃にはもう数枚の新しい葉が出てきてくれているだろうと考えていました。
しかし6月に入っても新芽は出てこず、中旬には一枚葉が枯れ、その後中央部が変色し始め、そして今月(7月)に入った時には、もう一枚の葉が枯れて落ちてしまうまでになってしまいました。
そして今日、正直にいうと諦め、処分しようとしたとき、たまたま気が付いた様子があります。
残念ながらもう土から抜き出た様子からになりますが、たまたま気が付いた様子がどういったものなのか、その様子からご紹介したいと思います。
まずこちらが処分しようとして土から抜き出た様子です。
本当なら土に植えている状態の様子からご紹介したかったのですが、もうご想像もつくと思いますが、葉もないとてもひどい状態で諦めてしまったので、このような状態からとなります。
鉢上げ後に根が生長しなかったのか、あまり長さが変わっておらず、その付け根の根元付近が変色していることが印象的です。
本来ならもう諦めていることからこのまま処分すると思いますが、たまたまゴミ箱に捨てた向きからあれっといった様子に気が付きました。
それはこのピンクで囲った円の部分で、おそらくこれは根ではなく新芽の様子です。
これはほんとたまたまゴミ箱に入れた角度からちょうど上に向いていたのでこの様子に気が付きました。
そこで洗って確認すると、間違いなく新芽で新しい葉が出てきているのではないかと思います。
また運よくその下に気根が伸びていて、変色してブニョブニョした部分を切り落とせばまた発根させられるのではないかと感じました。
可能性があるなら諦めたくありません。
そこでハサミでピンクの線辺りでカットすることにしました。
するとこのようにまだ傷みが進行しておらず、断面もきれいなので、十分に可能性があると感じました。
こうなるとやはり経験から発根確率が高い水挿しがベストだと思いますが、どのようにして水挿しにするかそれが難しい問題です。
そこで少し貧乏くさい様子となりますが、たまたま近くにあったどこにでもある、あるモノに気が付きました。
最後の最後まで諦めたくないので、とにかく工夫して水挿したいと思います。
最後の最後まで諦めたくないフィロデンドロン・バーキンの水挿し
いつもなら竹串を使って工夫するのですが、ちょうど竹串がきれていて、そんな時、たまたま近くにあったペットボトルに気が付きました。
これならカットしたフィロデンドロン・バーキンの先端は水に浸からず、そして気根や断面は水に浸かるちょうどよい高さです。
ただこのままだとちゃんと断面と気根が水に浸かっているのか、そしてそれ以外は水に浸けずにできているかわかりませんし、そもそも深すぎます。
やはりこのままでは使えず、工夫が必要です。
そこでペットボトルの上部をカットして逆さまにして浸けてみました。
うまくいったと思いましたが、これでは風辺りが悪く、蒸れてしまいそうです。
そこでもうひとつ小さなペットボトルがあり、膨らんでいる幅がちょうどピンクの線辺りなので上部でカットできそうです。
またこれは飲み口が透明だったので、水に浸かっているかなども確認しやすいと思います。
カットして逆さにして浸けてみると前のよりかはいい感じです。
新芽が少し水に浸かっている気もしますが、すぐに水は減ります。
そして横から見るとしっかりと気根が水に浸かっています。
見た目は悪いですが、まだUCHIのフィロデンドロン・バーキンの可能性は残せたと思います。
ただ状況的にかなり難しい状態で、可能性は残せたものの、かなり低いことも事実だと思いますが、まだ時季は適期なことが幸いなこともあり、最後の最後まで諦めたくないので、また状況に変化があり次第、その時のフィロデンドロン・バーキンの様子をご紹介したいと思います。
最後にせっかくの機会ですから、ここまで読んでいただいた読者の皆様にご質問したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。