こんにちは。
今回は、斑の模様がかすんでしまったエピプレムヌム属の観葉植物「ポトス・グローバルグリーン」の様子をご紹介します。
ずっといい感じの状態で育てられていたポトス・グローバルグリーンでしたが、去年の晩秋辺りに置き場所を移してから徐々に状態を悪くしてしまい、冬には特徴の斑の模様も一見しただけでは感じられない程にかすんでしまいました。
このような状態にしてしまった原因としては置き場所を移動させたことが大きな要因だと思いますが、あくまで自分なりの見解となりますが株の様子などからそれ以外にも原因があるのでないかと考え、そのことへ対処したいと思いますので、斑の模様がかすんでしまったポトス・グローバルグリーンの様子と併せ、その対処した作業の様子もご紹介します。
今回の目次
- UCHIのポトス・グローバルグリーン
- ポトス・グローバルグリーンの水はけの悪さへ対処
- 植え直したポトス・グローバルグリーン
UCHIのポトス・グローバルグリーン
UCHIのポトス・グローバルグリーンは2021年2月14日に、白の縦長の素焼きの鉢に植え替えた様子をご紹介しました。
この作業をしたのはまだ寒い時季でしたが、特にそのことでの影響もなく、その後の春や夏も思いのほか変化なく過ごしていました。
ただ今思えば、生育期の春、そしてより活発な生長が期待できる夏に変化が乏しいということはなんらかの問題があると考えればよかったのですが、そういったことも考慮せず、その後の晩秋辺りに置き場所を移してから徐々に状態を悪くしてしまい、冬には特徴の斑の模様も一見しただけでは感じられない程にかすんでしまいました。
このままでは枯れてしまう可能性もありそうな気がしましたが、冒頭でお伝えしているように状態が悪くしてしまったのは置き場所を移動させたことが大きな要因だと思いますが、株の様子などからこと時にそれ以外にも原因があるのでないかと考えるようになりつつありました。
しかし慌てて対処すると、やはりその時の時季から考えてより状態を悪くしかねないと思い、一旦落ち着いて目の前の課題への対処として、水を控えながら冬越しすることに専念していました。
このようにして過ごしていたので、ポトス・グローバルグリーンの状態は改善することはありませんでしたが、それでも冬はなんとかしのぐことができ、暖かくなってきたので置き場所以外の原因と考えていることに対処することにしましたので、まずは前回のご紹介から約1年2ヶ月が経った、斑の模様がかすんでしまったポトス・グローバルグリーンをご紹介します。
こちらが斑の模様がかすんでしまった、UCHIのポトス・グローバルグリーンの様子です。
以前はこのような距離感からでも特徴の斑模様を感じることができていたのですが、この時はそういった様子が感じられず、見るからに状態が悪くしていることがお分かりいただけると思います。
状態が悪い中でこのような斑部分が白系の色合いになった葉が出てきたことも印象的でした。
ただこの撮影した2022年4月19日は春を迎えていたので、暖かくなりこのように新しい葉もなんとか出てきている様子もあります。
しかしまだこの時は株の状態を考え水を控えたりしていたので、少量の水と葉水だけではこのような古い葉が枯れゆくことを止めることができていませんでした。
では何故春になっても水を控えていたかというと、あくまで自分なりの見解となりますが株の状態を悪くした別の原因として、それは鉢と土にあると考えたからです。
これは鉢が悪いといっているわけでもなく、使っている土が悪いわけでもありません。
斑がかすれたのは日当たりが原因で、状態を悪くしてしまった原因はUCHIが比較的に寒いことと、置き場所を移動させたことが主な原因だと思いますが、この株の状態や春と夏に思いのほか変化がなかったことは、鉢のカタチと土の量を考慮しなかったことでの水はけの悪さが原因ではないかと考えました。
そこで暖かくなってきたので、その原因と考えている水はけの悪さへ対処したいと思います。
ポトス・グローバルグリーンの水はけの悪さへ対処
まずこの今植えている鉢は縦長なので、状態が良い株なら根が下の方までしっかりと伸びることも考えられますが、状態が悪いと根が下の方まで伸びず、そのことによって与えた水が下の方に乾かず溜まったまま(湿ったまま)になることによって根腐れに繋がるのではないかと考えました。
そこで一番下のピンクの線からその上の中間のピンクの線までを底石にし、土を中間のピンクの線から一番上の線までとなる量に調節し、底部辺りに不必要な水が溜まったままにならないよう水はけを考慮した状態に調節して植え直ししたいと思います。
まずこのようにポトス・グローバルグリーンを鉢から抜き出しました。
するとやはり根の状態は良くありませんでした。
この鉢に植え替えてから約1年2ヶ月も経っているのに、根は生長しているどころか植え替えた時より弱々しい状態になっていました。
そして抜き出した鉢を見ていただけるとすぐにお分かりいただけると思いますが、側面の土を掘り返したりすることなくこのように抜き出せたので、しっかりと根付いていなかったのではないかとも思えます。
あくまで自分なりの見解ですが、こういった状態だったので春と夏、そして秋も変化がなかったのではないかと思います。
むしろこの状態でよく持ちこたえてくれたとポトス・グローバルグリーンに感謝しかありません。
そして予定通り底石を多めに入れ、土は一般的な観葉植物用の土を使わず、赤玉土(小粒)7、ピートモス2、鹿沼土1といったブレンドの土で植え直しました。
そしてこちらが植え直しをしたUCHIのポトス・グローバルグリーンの様子です。
ここから改善してくれればいいのですが、すぐは難しいと思いますのでしばらく待つことにしました。
それではこの対処で変化があったのか、この作業から2週間が経った植え直した、今朝のポトス・グローバルグリーンの様子をご紹介します。
植え直したポトス・グローバルグリーン
こちらが植え直してから2週間が経った、今朝のUCHIのポトス・グローバルグリーンの様子です。
結論だけでいうと、見た目からお分かりいただけると思いますが、ほとんど変化はありませんでした。
ただもし植え直しが失敗しているのであれば、エピプレムヌム属は茎がこのようにシャキッと立つ感じでなく、だらんと倒れるような状態になる傾向にあると思います。
また特徴の斑模様も今の葉で以前のようにくっきりと出てくることはないと思いますが、なかなか置き場所を確保することが難しくなってきていますが、今後出てくる葉の為になるべく日の当たる場所へ移したいと思います。
斑の模様がかすんでしまったUCHIのポトス・グローバルグリーンは改善に向けて作業しましたが、残念ながら2週間ではその結果へと結びつけることはできませんでした。
ただこれは当然で、以前のようなはっきりと斑の模様が見てとれるような状態にするには、日の光をたっぷりと浴びながら新しい葉を健全な状態で育て続けるしかないと思います。
そう考えると、これからより良い変化があるのではないかとも考えられますので、ポトス・グローバルグリーンの改善の様子は次回へ持ち越したいと思います。
もちろん自分なりの見解から考えた対処でそういった結果へと繋げられるかといったこともありますが、それは本来より生育が活発になる夏頃の様子で感じられると思いますので、また夏に機会を見てポトス・グローバルグリーンの様子をご紹介したいと思います。
今回ご紹介したポトス・グローバルグリーンの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。
また過去のポトス・グローバルグリーンの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。