こんにちは。
今回は、真逆なセデベリア属の多肉植物「樹氷」の様子をご紹介します。
植物の多くは当然ながら年月とともに大きく生長しますが、多肉植物は必ずしもではありませんが大きくなった場合などは株姿を保つために適期に仕立て直したりもします。
そんな中、前回のご紹介から気が付けば約3年3ヶ月もの月日が経ってしまってる樹氷は意図しないこともありましたが、その長い間に株によっては見た目がまるで真逆といってよい姿となっていますので、それがどういった様子なのか現在のそれぞれの樹氷の様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIの樹氷
- 親株とは真逆な姿の樹氷と初めての寄せ植え
- 小さくてかわいい樹氷への仕込み
- 仕込み終えた樹氷
UCHIの樹氷
UCHIの樹氷は2020年1月16日に、ツンツンとシワシワな様子をご紹介しました。
その後は水を適切なタイミングでしっかりと与えることによってシワシワはもちろん改善され、想定外のことは置きましたが、ツンツンの株もシワシワだった株も枯れるようなトラブルはなく過ごしています。
そして気が付けばなんと約3年3ヶ月もの月日が経ちました。
期間が長い分余計な話で長くなってしまうといけませんので、早々に現在の樹氷の様子からご紹介します。
こちらがUCHIの樹氷の様子です。
あれっと思われたかもしれませんが、経過した月日のわりにはあまり生長していないような姿をしています。
しかしこれには訳があり、それは後程ご説明します。
次に葉の様子ですが、樹氷らしくツンツンとしていて、赤い斑点(おそらく傷??)が所々あるものの、今もやや紅葉していた様子が残るような黄色が強めの黄緑系といったような色合いをしています。
茎が伸びて徒長気味ですがこれでもずっと屋外で育てています。
そしてこのように茎がカットしたといより折れたような跡がありますが、これは強風の日に棚から落ちて折れてしまい、その結果伸びていた茎が折れてしまったからです。
こういった経緯が約3年3ヶ月の間にあり、経過した日数の割にはあまり生長していない姿をしています。
ではそれまで折れた茎がどのような様子をしていたのかというと、それはもうひとつのリメ鉢に植えたシワシワだった方の株を見ていただければと思います。
こちらがシワシワだった株の現在の様子です。
立派な茎が印象的ですが、こちらもより太い茎が強風の影響によって棚から落下したことによって1本折れてしまっています。
ただ幸いにもこちらの茎は折れることはなくこのように今も健在で、先の株もこのような茎が2本伸びていました。
ここまで伸びた茎は所々このような気根が伸びていたりするのですが、葉が付いている付近の根はより生長していて、カットして挿し木するとすぐに根付くような見た目です。
ただ何故茎に葉がつまらないのかと疑問もありますが、その折れた茎はご紹介してきた樹氷とは違った姿に生長しています。
またその部分はおこがましい言い方となりますが、UCHIでは初めてとなる多肉植物の寄せ植えに使っていて、またどちらかというと葉の色合いはそちらの方が本来の今の時季の樹氷らしい色合いだと思いますが、それよりその姿があまりにも違いすぎます。
そこでその葉の色合いなども含め、親株とは真逆な姿の樹氷の様子を初めての寄せ植えの様子と併せご紹介します。
親株とは真逆な姿の樹氷と初めての寄せ植え
こちらが初めての多肉植物の寄せ植えの様子です。
販売されている寄せ植えというともっと色合い豊かでおしゃれな印象があり、それと比べるとどちらかというと寄せ集めといった見た目をしていますが、おこがましいですがこれがUCHIでは初めての多肉植物の寄せ植えです。
彩りというよりは育てやすさを重視しているので生育タイプが春秋型のエケベリアで揃えていて、使った品種はピンクザラゴーサ、桃太郎、そして品種が不明なエケベリア、そして先日余っていたアイボリーも入れてみました。
ただその中ひと際目立つ唯一のセデベリアがあります。
そうです。
これが樹氷で、強風の日に折れた茎を挿し木したところこのような立派な樹氷へと生長を遂げました。
葉が茎に隙間なく詰まった様子がいい感じで、葉色は葉先以外は淡い緑色をしていてこれが本来、今の時季の樹氷の葉の色でないかと思います。
こういった様子から親株(UCHIの樹氷)と見比べると株の大きさ(迫力)、葉色、葉の詰まり方がまるで真逆です。
このように迫力のある樹氷はカッコイイのですが、育て始めた頃の小さな樹氷もかわいいです。
そこでまだご紹介していない株があり、そちらはそろそろお手入れが必要な様子ですので、その株を使って新たな小さくてかわいい樹氷となるよう仕込んでみたいと思います。
小さくてかわいい樹氷への仕込み
こちらがプラスチックに植えていたもうひとつのシワシワの樹氷と同じように挿し木していた株です。
この株を使って小さくてかわいい樹氷となるよう仕込みたいと思います。
このように先の方をカットして挿し木する準備をします。
次に挿し木しやすいように少し茎が出るよう葉を取って調節しました。
そしてただ敷き詰めるだけではつまらないので、雅楽の舞に使っていた割ってしまったこちらの素焼きの鉢があり、たまたまですが面白味のあるカタチに割れているので、その割れ方を利用して、いつもとは少し違った見た目に仕上げたいと思います。
それでは作業はそれほど難しくなかったので、作業を終えて1日置いた今朝の仕込み終えた樹氷をご紹介します。
仕込み終えた樹氷
こちらが一部が割れた素焼きの鉢を使って仕込み終えた樹氷の様子です。
ニュアンスが難しいのですが、小さくてカワイイ樹氷が溢れ出るような印象にしてみました。
まだ根付いていないので今後思い通りに仕上がるかわかりませんが、UCHIでは日の当たり方の影響もあって少し前にご紹介したパープルキングのように傾く傾向にあります。
このようになる置き場所の特性を利用すれば割れた部分が目立たなくなり、いい感じになる可能性があると思いますので、これがうまくいくかまた夏前か初夏にご紹介したいと思います。
そして折れた茎の現在の様子とは真逆の見た目のUCHIの樹氷。
おそらくですが、今の鉢で迫力のある姿へ育てるのは難しい気がしていて今後見た目を整えるか、それともこのまま育てるかどうするか悩みますが、とりあえずは次のご紹介までこのまま育ててみたいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。