こんにちは。
今回は、どうしても夏に傷ませてしまうオトンナ属の多肉植物「ルビーネックレス」の仕立て直しをした様子をご紹介します。
今年は夏に散々の多肉植物を枯らしたり、弱らせてしまったことは再三お伝えしていますが、ルビーネックレスだけはそれとは関係なく、必ずといっていいほど夏に弱らせてしまっています。
ただ今年はこれまでよりひどく、改善のため使える部分も限られていますが、ちょうど気温的にベストといえるタイミングで仕込みましたので、どの程度弱らせたのか、また改善に向けた作業は無事に成功したのか、作業から25日が経った今朝の様子も併せてご紹介したいと思います。
今回の目次
- UCHIのルビーネックレス
- ルビーネックレスの仕立て直し
- 作業から25日が経ったそれぞれのルビーネックレス
UCHIのルビーネックレス
UCHIのルビーネックレスは2021年11月7日に、再び夏に傷み、もう秋の間で改善が見込めないと感じて仕立て直しをした様子をご紹介しました。

その後も改善して、夏に弱らせてを繰り返してはいますが枯らすことなく過ごせていましたが、今年の夏はこれまでより状況が悪く、増やした株や親株を枯らしてしまいました。
また唯一残っている株も状況が思わしくなく、当然このままでは改善することはないと思います。
そこで冒頭でお伝えしているように、傷みが激しいので改善に使える部分も限られていますが、何度も経験しているやり方で仕立て直したいと思いますので、まずは前回のご紹介から約4年が経った、夏に傷んだルビーネックレスの仕立て直し前の様子からご紹介したいと思います。

こちらが夏に傷んだ、2025年10月21日のルビーネックレスの様子です。
この株はビニールポッドのままなのですが、赤のやや縦長のプラスチックの鉢に入れていたことが最悪の状況から免れた要因な気がします。
というのも縦長なのでビニールポッドを入れるとやや深くに入り込み、鉢の内側(ウォータースペース)が日陰となってくれたことが、唯一この株だけ枯れずにやり過ごせたのでないかと勝手に感謝しています。

ただ葉はかなり傷み、水分が足りていない様子がはっきりと見てとれます。
雨の当たる場所に置いているので、水分が不足しているというより、おそらく根が機能していないのだと思います。

ただ傷んだルビーネックレスの多くはこのように先端付近にきれいな葉が出ていることが多く、これは残っている力を先端部分につぎ込んで生命を維持しているのだと思っています。
もちろんこのまま放置していると、置き場所の下が地面ではありませんので、根付くわけがなく、枯れることは間違いありません。
当然このままにするつもりもないので、傷みが激しいので使える部分も限られていますが、こういったまだ改善できる部分などを活かして仕立て直したいと思います。
ルビーネックレスの仕立て直し

まずこのように仕立て直しのため、枯れた部分と根付くことができる部分に分けました。

次に鉢は以前使っていた、こちらのリメ鉢やビニールポッドを使いたいと思います。
土は赤玉土(小粒)6と日向土(細粒)1.5とピートモス2.5のオリジナルブレンドの土を使います。

そしてカットした茎はリメ鉢と小さなビニールポッドに分けて入れ、元株の方は足すことはせず状態がまだ改善見込みのあるものを残して整理しました。
ここでUCHIでの経験から、カットした茎をなるべく密集させたやり方が成功率が高い気がしているので、結構詰め込むように入れました。
あとは直射日光は避けてやや日陰気味の場所に置き、土をやや湿らせた状態で維持する(毎日水を与えるではありません)ようにすると成功率があがると思います。
それではこの作業から25日が経った、今朝のそれぞれのルビーネックレスの様子をご紹介します。
作業から25日が経ったそれぞれのルビーネックレス

こちらが作業から25日が経った、それぞれのルビーネックレスの今朝の様子です。
変化が明白なものからあまり感じられないものまでありますので、個別にそれぞれの様子をご紹介したいと思います。

まず一番変化があったのがこちらの一番小さなビニールポッドに詰め込んだルビーネックレスです。
置き場所はほぼ朝しか日が当たらない場所ですが、新しい葉が立ち上がり、特に数枚の葉は長く伸びてこのまま無事に子株として歩んでくれそうな手応えがあります。

次に以前から使っていたリメ鉢を使ったルビーネックレスの様子で、こちらは小さなビニールポッドとは違い、日が当たる場所に置いた棚の一番下に置いたものです。
新葉も成長を初めている様子は見てとれますが、どちらかというと元の葉も元気を取り戻して、和名の紫月という名にふさわしい色に色づいた葉が目立つ様子が特徴です。
こちらも問題なく根付いてくれる手応えを感じています。

そして元株の方ですが、こちらは見えにくいため赤のやや縦長のプラ鉢から抜き出してご紹介します。
仕立て直しのためカットしたものの残った部分で、枯れた部分を整理したものなのでボリュームはありませんが、新しい葉が出てきている様子もあり、すべての根が機能していなかったわけでなく、残したものは無事に機能し始めていると思いますので、新葉の様子などから徐々に改善していく気がしています。

UCHIのルビーネックレスは夏が来るたびに傷んで仕立て直してを繰り返していますが、そのたびに見事改善してくれていたましたが、今年の夏はこれまで以上に傷ませてしまいました。
一応このように仕立て直しをして、また再起させることができそうですが、なかなかベストな置き場所を見つけられず、状態維持できてませんが、タイミング(時季)さえ見誤らなければ比較的改善もしやすいと思います。
しかしできることならやはりこのようなリスクは取らずに育てたいと思いますので、今後一番小さなビニールポッドの株の様子を参考にして、あの株はそのまま日に当たりにくい場所で育てて試してみたいと思います。
また元株やリメ鉢で育てる株はこれまで通りの日が当たる場所で育て、タイミングを見てそれぞれの株の様子と併せ、置き場所での違いがあるのかご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。






















