これまでと違った姿へと生長した神刀に迫る小さな脅威

こんにちは。

今回は、これまでと違った姿へと生長したクラッスラ属の多肉植物「神刀」の様子と併せ、その存在を脅かしかねない迫りくる小さな脅威をご紹介します。

神刀に様々な呼び方(別名)がありますが、これまでの刀(ファルカタ)といった姿から、今では別の呼び方の、ナポレオンハットへと近づいたような印象を感じる姿へと変化を遂げています。

そんな順調に過ごしている神刀ですが、そろそろ土の入れ替えをしようとたまたま様子を見てみると、アノ小さな脅威の存在に気が付きました。

そこで土の入れ替えと併せ、順調に生長している神刀の存在を脅かしかねない、迫りくるその小さな脅威に徹底抗戦しましたので、その様子をご紹介します。

今回の目次

  • UCHIの神刀
  • 神刀の土の入れ替えと小さな脅威への徹底抗戦
  • 小さな脅威へ対処し、土の入れ替えもした神刀

 

UCHIの神刀

UCHIの神刀は2020年8月21日に、大きく生長したので次は花を咲かせたいと、その時の様子をご紹介しました。

 

その後は残念ながら花を咲かせる様子がないまま過ごしていますが、今では冒頭でもお伝えしたように、UCHIの神刀はこれまでと違った姿へと生長を遂げました。

こういった様子から神刀は今後花を咲かせてくれることに期待が持てるのではないかと感じています。

そこでこれからもより良い生長を続けてもらいたいのですが、今植えている素焼きの鉢に植え替え2年以上が経っており、また神刀は春秋型なので、この機会に土を新しい土へと入れ替えたいと思います。

 

それでは作業を始める前に、まずは前回のご紹介から8ヶ月が経った、これまでと違った姿へと生長した現在の神刀の様子をご紹介します。

 

 

こちらがこれまでと違った姿へと生長した、UCHIの神刀の様子です。

特徴の葉の様子から以前とは違った姿へと生長した様子がお分かりいただけると思います。

 

 

これまでも大きくなった葉が横へ開くような様子がありましたが、今ではその横へ広がった葉がより大きく生長してやや下へ湾曲するような様子も現れたので、こういった姿から別名でナポレオンハットとも呼ばれているのではないかと思います。

 

 

そしてその横へ広がり湾曲した、フェルトのような質感の刀のような葉の様子をご紹介しようと近づいてみると、生長した神刀の存在を脅かしかねない小さな脅威にこの時初めて気が付きました。

 

 

その小さな脅威とは、ピンクの円で囲ったカイガラムシのことです。

 

カイガラムシはご存じだと思いますが、その植物の養分を吸ってどんどんと繁殖していきます。

そして養分を吸い取られたその植物はどんどんと弱ってしまい、最悪の場合には枯れてしまいます。

UCHIでもカイガラムシによって植物を枯らしてしまった経験があり、この小さな脅威には、数を増やして迫りくる前に早めに対処する必要があることも知っています。

 

そこで神刀の土の入れ替えと併せて、迫りくる小さな脅威、カイガラムシの撲滅へと、株を守るために徹底抗戦したいと思います。

 

 

神刀の土の入れ替えと迫りくる小さな脅威への徹底抗戦

まず慎重に葉に傷がつかないように爪楊枝などで簡単に取り除けるカイガラムシを取り除きました。

そして土の入れ替えのために神刀を鉢から抜き出しました。

 

 

根の整理をしつつ、古い土をなるべくきれいに取り除きました。

また作業しながらカイガラムシを探し続けていましたので、この間に数匹の存在を発見できました。

 

カイガラムシは本当に厄介で、今対処しておかないと後々後悔しますので、思い切った対処をしたいと思います。

 

 

そこでこのように、古い土を取り除いた神刀を水洗いしました。

これは先ほどは目視できるだけの個体には対処しましたが、隙間にいるようなより小さな個体や卵などから、またカイガラムシが次々発生してしまうからです。

 

このため完全にカイガラムシを撲滅させるため、徹底抗戦する手は止めません。

 

 

そこでまず赤玉土(小粒)1と日向土(細粒)1で植え直し、この植え直した神刀を守るため、UCHIの害虫対策の要であるベニカXファインスプレーで徹底的に対処しておきます。

 

因みに植え直した神刀にビニール袋を被せているのは、ベニカXファインスプレーを散布する際に周りに飛び散るのを防ぐためです。

 

これで一応今できるカイガラムシへの対処はすべて終えました。

それでは小さな脅威へ対処し、土の入れ替えをして1日おいた、今朝の神刀の様子をご紹介します。

 

 

小さな脅威へ対処し、土の入れ替えもした神刀

こちらが小さな脅威(カイガラムシ)へ対処し、土の入れ替えもした、今朝のUCHIの神刀の様子です。

少し神刀が鉢の片方へ寄っていましたので、植えなおす際になるべく鉢の中央に植え直しました。

 

 

少し徒長もしているのか、これまで見て取れることができなかった神刀の茎が見えるようになってしまいましたが、こういった部分にも薬剤を散布して対処しておきました。

 

 

そして刀の様な特徴を持つ葉の重なりあう部分をしっかりと確認しても、今は一応カイガラムシが見て取れることはありません。

けれどもまだ気を緩めず、もうしばらく様子を見守る必要があります。

 

 

しかしこれで一応きれいな神刀の様子がご紹介できます。

 

 

そしてこちらが先ほどご紹介し損ねた、フェルトのような質感の、刀のような葉の様子です。

近くで見るとやはり個性的で存在感があります。

 

 

こちらは真上からの神刀の様子で、今は花を咲かせるような気配がありませんが、中央から新しい葉が出てきていて、まだまだ大きく生長することが期待できそうな印象です。

 

 

UCHIの神刀は迫る小さな脅威(カイガラムシ)に対して徹底抗戦し、株を守るためとはいえ水洗いをしましたので、こういった作業からの悪い影響がでないかまだ心配もありますが、一応今できる対処はできたと思います。

そして無事に今の状況を乗り越えられれば、土の入れ替えもしているので、神刀はより活発な生長が期待できると考えられます。

 

まだしばらく油断できませんが、もし夏に神刀に花が咲く気配があればその様子を、花の気配がなければ秋辺りにさらに生長した姿をご紹介できればと考えています。

 

今回ご紹介した神刀の基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去の神刀の様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。