こんにちは。
今回は、茎が曲がり鉢のふちに乗りかかってしまったグラプトペタルム属の多肉植物「グリムワン」の様子をご紹介します。
グリムワンは無事夏を乗り越え、秋の生長や変化を楽しみにしていたのですが、そのような期待した変化はなく、むしろどうすればいいのかわからないような状態になってしまいました。
そしてそのまましばらくは変化もなく状態を維持していましたが、最近ではグリムワンの茎は縮れ、ついには葉の裏側にシワが目立ち始めました。
このままでは枯れるのではないかと判断し、枯れる前に思い切ってグリムワンに手を加えたいと思いますので、その様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのグリムワン
- グリムワンの挿し木
- 挿し木にしたグリムワン
UCHIのグリムワン
UCHIのグリムワンはに、リメ鉢へ植え替えをした様子をご紹介しました。
このご紹介から7ヶ月が経ち、その間の苦手な夏は無事乗り切りましたが、生育期の今でも期待した変化はありません。
むしろ冒頭でもご紹介したように、茎が縮れ、葉の裏側にシワが目立ち始めた今の様子から、根や茎が正常に機能しているとは思えない状態です。
グリムワンの茎が曲がり始め、やや縮れている状態になったのは夏の終わりぐらいからです。
その後は変化はなく、そのうち元に戻るだろうと判断して水は適量を与え続けていました。
またグリムワンの状態が気になっていましたが、無理に手を付けずにそのままにしていました。
しかし先ほどもお伝えしたように、最近ではついにグリムワンの特徴の肉厚な葉の裏のシワがかなり目立ち始めました。
このままではまずいと考え、今回は思い切って手を加えたいと思います。
まずはその前にグリムワンの現在の様子をご紹介します。
UCHIのグリムワンはこのように鉢のふちに乗りかかってしまっています。
そしてこちらがグリムワンの葉の裏側で、結構深いシワが目立っています。
そして問題のグリムワンの茎ですが、このように枯れたような状態で縮れてしまっています。
この様子から、おそらくもう機能していないのではないかと思います。
しかしグリムワンは茎の一番上の方から新しい根が生えていて、この根は透明な色合いということもあり、多分最近生えてきたものだと思いますので希望が持てそうです。
このような状態のグリムワンですが、葉は淡い緑色をしていてとても魅力があり、またグリムワンも懸命に生き抜こうとしていると思います。
ここはこのまま様子を見守るのではなく、思い切って手を加えたいと思います。
グリムワンの挿し木
今までは手を加えず様子を見守るようにしていましたが、葉の状態から、もうグリムワンの茎は機能していないと考えられます。
そこでピンクの線の辺りでカットして、挿し木にしたいと思います。
早速ハサミを使って、バッサリと茎をカットしました。
茎はかなり固くなっていました。
こちらがカットした茎の断面です。
内側まで茶色く変色しているので、根腐れして機能していないと考えられます。
そしてこちらがカットしたグリムワンですが、このまま挿し木しても問題ないと思います。
しかしより挿し木しやすいよう調節することと、またうまく根付かなかった場合も考慮して、下の葉を採取して葉挿しの準備もしておきたいと思います。
シワがありますが下葉を4枚採取しました。
こちらの葉を葉挿しにします。
因みに前回葉挿しように採取した葉は、夏に腐ってしまい、残念ながら失敗してしまいました。
そしてこちらが下葉を取り除いたグリムワンで、先ほどの状態より、挿し木しやすくなったと思います。
それでは元の鉢に土を入れ替え、挿し木したグリムワンをご紹介します。
挿し木にしたグリムワン
こちらが挿し木したグリムワンです。
今回は挿し木後に、土の表面が湿る程度に水を与えました。
外側の葉はシワが目立ちますが、内側の葉はグラプトペタルム属の多肉植物らしい肉厚な様子もあります。
また新しい根の存在も確認していますので、あの根がうまく根付けば、また以前のような元気な姿に戻ってくれると期待したいです。
グラプトペタルム属の多肉植物は、春と秋が株分けや挿し木、そして葉挿しするには適期です。
そこでもう少し早く作業すればよかったかと思いますが、まだ手遅れではないと思いますので、手を加えたことがいい結果に繋がってくれることを信じて見守りたいと考えています。
水を与えたのでしばらくは日陰気味の場所で様子を見て、また少し落ち着いたら日の当たる場所へ移したいと思います。
そして葉挿しにした葉もあるので、また今後手を加えたグリムワン共々、それぞれに変化がありましたら、その様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
その後の様子
194日後の様子をご紹介します。