こんにちは。
今回は、仕立て直しをしたグラプトペタルム属の多肉植物「パープルキング」のその後と驚喜の様子を併せてご紹介します。
徒長した多肉植物は仕立て直しをしてより良い姿に戻すことができ、品種にもよりますがそれはやはり生育期の春と秋が適期となりますが、本当にそれが可能なのかということをご紹介しようと、4月上旬に徒長したパープルキングの仕立て直しをしています。
そして1ヶ月が経った今、その仕立て直しは成功しているのかといった様子として、パープルキングの全体的な様子や根の様子をご紹介したいと思いますが、この作業の中でこれまで失敗続きだったことにも思いがけないことがあり、それは小さな喜びとなっていますので、仕立て直しをしたパープルキングのその後と併せて、その驚喜の様子をご紹介します。
今回の目次
- UCHIのパープルキング
- 仕立て直しをしたパープルキングの根の様子
- パープルキングの驚喜
UCHIのパープルキング
UCHIのパープルキングは2023年4月1日に、シャキッとした姿へ戻したいと徒長したその時の様子や、伸びた茎の葉の部分と根元部分でカットして仕立て直した様子をご紹介しました。
このご紹介後数日は無難にやや日陰気味の場所に置き、そしてその後元の置いていた場所に戻しました。
すると下葉はしぼむような様子がありましたが、そのこと以外で異変は感じることなく、それからあっという間に1ヶ月が経ちました。
そんな中ある驚喜することがあり、また仕立て直したパープルキングも無事に過ごしていて、理想的な姿に仕上がってきているので、その姿に磨きをかけるために最後の仕上げにかかりたいと思います
それではその作業をする前に、まずは仕立て直して1ヶ月程が経った、パープルキングの現在の様子をご紹介します。
こちらが仕立て直して1ヶ月程が経った、UCHIのパープルキングの様子です。
ほとんどの葉が上へと立ち上がり、いい感じのシャキッとした姿をしています。
ただ気になることもあり、それは先にお伝えしたしぼむような下葉が今ではこのようにほぼ枯れてしまっていることです。
下葉が数枚枯れる程度なら仕立て直しは成功だといえそうですが、残していた根もありますが無事に新たな根が発根して(伸びて)根付いているのかだと思います。
そこでパープルキングを土から抜き出し、根の様子を見てみたいと思います。
仕立て直しをしたパープルキングの根の様子
パープルキングを鉢から抜き出しました。
するとこのように無事に発根して(伸びて)いましたというより、たった1ヶ月でこのように根がびっしり側面にまで広がるような生長をしていましたのでしっかりと根付いているといえそうです。
この表面の根は白系なので比較的に新しいもので、まだ透明感も残っています。
もっとしっかりと根が生長すると赤系から茶系の色合いと変化すると思いますので、生育期だということもありまだまだこの表面の根は生長して広がるような生長をすることが期待できそうです。
まだ根が新しいこともあり、あまり時間をかけて乾いてもいけませんので、最後の仕上げとして枯れた葉を取り除き手際よく鉢に戻しました。
またこのパープルキングにはカットした根元側があり、その根元には葉を残しておらず、またこれまで同じようにカットして仕立て直した根元側はいつも枯れてしまっています。
これは仕方がないことなのか、それともまた新たな葉を付け育てていくことができるのかといったことを読者の皆様にもアンケートさせていただいています。
その結果がこちらで、合計17票のお答えをいただくことができました。
徒長した多肉植物の仕立て直しすためにカットした根元側を株として維持するには
- わからないので興味がある (8票)
- 葉を残す必要はなく、管理方法次第で株として維持できる (5票)
- 少なくとも多少の葉を残す必要がある (4票)
- 基本的には難しい (0票)
- その他 (0票)
ご協力ありがとうございます。
この結果から株は維持できる可能性が高いということは間違いなさそうです。
しかしこれまで失敗続きだったのですが、思いがけない喜びとして体験することができましたので、元に戻したパープルキングの様子と併せその驚喜の様子をご紹介します。
パープルキングの驚喜
こちらがアノ根元側のパープルキングの今朝の様子です。
おっと思われたかもしれませんが、もっと近寄ってみたいと思います。
カットした切断面の横から新しい葉が出てきています。
また葉はこれだけでなく、その下や反対側、そして根元側からも出てきてます。
驚喜というとかなり大げさですが、これまでこのような茎だけにしたものは枯らしてしまっていたので、初めて葉らしきものが芽生えたことに気が付いたのは5日前ぐらい前で、その時は驚き、そして小さな喜びを感じました。
もちろん葉を残した方がやはり無難に育てていけると思いますが、こういったことから2番目に回答が多かった「葉を残す必要はなく、管理方法次第で株として維持できる」といったことを体験することができました。
ただこれは時季もよかったことがこのような結果に繋がったとも思いますので、これまでの失敗してきた経験からなるべく葉を残した方が無難な可能性もあります。
そしてこちらが鉢に戻した、シャキッとした姿のUCHIのパープルキングの様子です。
ほぼ仕立て直しをする前のイメージ通りの姿にできて満足しています。
ちょっと土を入れすぎていますが、同じ分量の土(使っていた土)を元に戻しても余ってしまうといった不思議なことが起こってしまいましたが、なるべく今の姿を維持して育てたいとは思います。
しかしそれは簡単なことでないので、もしまた徒長したりするようでしたら仕立て直しをしてこのような姿を維持するようにしたいと思います。
また根元側も新葉が芽生え始めましたので、今後またどのような変化があるのか、そしてどのような株姿になるのかといったことを新たな変化がありましたら、その時にそれぞれのその時のパープルキングの様子をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。