こんにちは。
今回は、花を咲かせたグラプトペタルム属の多肉植物「淡雪」の様子をご紹介します。
淡雪は想像以上に株姿をいい感じに仕上げることができず、なかなか苦戦続きなのですが、そんな中初めて花を咲かせてくれました。
そこで淡雪の見た目は良くありませんが、花の様子をご紹介して、もう一度見た目を整えるために、いつものように土の入れ替えなどをして仕立て直しを試みました。
しかしその作業の中で迷いが現れ、その迷いから淡雪は中途半端な仕上がりになってしまいご紹介するか悩みましたが、過去は変えることはできませんので、花の様子と併せその作業の様子などをご紹介します。
今回の目次
- UCHIの淡雪
- 淡雪の見た目の悪い株姿への対処
- 株姿の改善のために仕立て直しをした淡雪
UCHIの淡雪
UCHIの淡雪は2019年5月4日に、もう一息といった様子をご紹介しました。
そしてその後の秋にその後の様子をご紹介しようと考えていましたが、想像以上に株姿の改善がうまくいかず、なんだかんだしていると、いつの間にか約11ヶ月が過ぎてしまいました。
そんな手をこまねいている淡雪ですが、決して状態が悪いわけではありません。
そういった様子としては、葉は以前より増え、大きさや厚みも増し、今では初めての花を咲かせてくれるまでに生長しています。
そこでその花の様子をご紹介して、この機会に土の入れ替えなどをしてもう一度より良い姿を目指して仕立て直しをしたいと思います。
それでは仕立て直しをする前に、まずは前回のご紹介から約11ヶ月が経った、花を咲かせてくれた淡雪の現在の様子をご紹介します。
こちらが花を咲かせてくれた、UCHIの淡雪の様子です。
一見した様子だと淡雪の角度、そして鉢の塗装が剥がれていることの方が気になるかもしれませんが、このように花を咲かせ元気に過ごしています。
そしてこちらが淡雪の花の様子です。
今月の上旬に仕立て直しをしようかと検討していましたが、花を付けてる花茎が伸びていたので、初めての花ということもありこのように花が咲くまで手を付けず待つことにしました。
すると先日ようやくきれいに花が咲いたといった様子が感じられるようになりました。
その咲いた淡雪の花は、小ぶりな星型のようなカタチをしていて、色は薄めの黄色をしています。
そして花を咲かせようと花茎を伸ばしているのは、以前カットした先端部分を素焼きに挿し木にして育てている株も同じです。
こちらはまだ花は咲いていませんが、以前の弱々しい様子から考えると、葉は増え、厚みも増し、淡雪らしい姿へと立派に生長しました。
しかしビニールポッドの葉挿しの株は、残念ながら枯らしてしまいました。
そして解決しないといけないのが、それぞれの淡雪の株姿で、伸びた茎がこのように傾いてしまっているので、以前のもう一息といった様子より悪くなってしまいました。
一応これまでもこういった株姿を何とかしたいと、日の当たる向きの調節などはしていますが、先端部の重みなども影響してか淡雪は全く改善する気配が感じられません。
そこでまた土に伸びた茎ごと埋めて、この見た目の悪い株姿に対処したいと思います。
淡雪の見た目の悪い株姿への対処
早速作業を始めたいと思いますが、こちらの淡雪はこのようにわき芽が生長しているので、土の入れ替えなどで茎ごと埋めてしまうといった手段が取れません。
そこでどう対処して株姿を整えるのか迷いが生じましたが、とりあえず作業を進めました。
まず植え直すために花を花茎ごと取り除きました。
素焼きの鉢の株もまだ咲いていませんが、同じように取り除きました。
そして次に鉢から抜き出した直後の、淡雪の根鉢の様子です。
次にどのように対処するかまだ決めかねていましたが、古い土を取り除きながら根の整理をして、植えなおす準備を進めました。
迷いながら株の様子を見て考え、ピンクの線でカットして挿し木で仕立て直すことにしました。
こういった結論にしたのは、ある意味迷いを断ち切れなかったからです。
そしてこのように、カットして準備を進めました。
また素焼きの鉢の株も茎が長く、茎を埋めてもいい感じにできないので、同じようにカットして挿し木にすることにしました。
そしてカットした先端の方はこのように葉を採取して、いったん株を小さくしました。
あとは挿し木にしたり、植え直しをするだけなので、赤玉土(小粒)1と日向土(細粒)1で植え、無事に作業を終えました。
それでは株姿の改善のために仕立て直しをした翌朝(今朝)の淡雪の様子をご紹介します。
株姿の改善のために仕立て直しをした淡雪
こちらが株姿の改善のために仕立て直しをした、今朝のUCHIの淡雪の様子です。
やはり作業中に迷いがあったからか、これまでというか以前のように傾いたような株姿のままになってしまいました。
その迷いの原因は、どちらかのわき芽をカットして挿し木などにすればよかったのですが、どちらを残すかといった決断ができず、どちらも残してなんとかしたいといった思いに駆られたからです。
このように思い切ってカットして挿し木にして仕立て直した淡雪もあり、こちらの2株は根付いてくれれば次こそ期待が持てそうです。
花を咲かせてくれたUCHIの淡雪は、迷いから中途半場な株姿になってしまいました。
しかしながら失敗したわけでなく、この決断での中途半端な株姿が今後は個性へと変化してくれることを期待して育て、結果は焦らず、ここからより良い株姿を目指したいと思います。
また挿し木も成功するか不安がありますが、また夏前辺りにそれぞれの様子を改めてご紹介したいと思います。
今回ご紹介した淡雪の基本的な育て方はこちらでご紹介しています。
また過去の淡雪の様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。