こんにちは。
今回は、愚計を帳消しにしてくれた頑健なエピプレムヌム属の観葉植物「ポトス・パーフェクトグリーン」の様子をご紹介します。
いつも通りに育てていればポトス・パーフェクトグリーンのこのような性質に気が付かなかったかもしれませんが、たまたま自宅に居た時に降った雨に、これは一石二鳥と葉水がてら葉に付いたホコリごと洗い流そうといった計らいが、まさかの愚計となってしまいました。
しかしそれを機会に対処したことで、ポトス・パーフェクトグリーンはまるでそのことを帳消しにしてくれるほどの、持ち前の頑健な様子を見せてくれましたので、それがどういったことなのかご紹介したいと思います。
今回の目次
- UCHIのポトス・パーフェクトグリーン
- ぐったりとしたポトス・パーフェクトグリーンの根の状態と土の量の調節
- 愚計を帳消しにしてくれた頑健なポトス・パーフェクトグリーン
UCHIのポトス・パーフェクトグリーン
UCHIのポトス・パーフェクトグリーンは2021年6月26日に、まばゆいぐらいの光沢を放つ若葉が印象的な様子と併せ、植え替えをした様子をご紹介しました。
このご紹介後は、他の同じエピプレムヌム属(ポトス系)と並べて飾って育てているのですが、葉の葉緑素が他の品種より多いことから、とちらかというと一番奥の光が届きにくい場所にポトス・パーフェクトグリーンを置いていましたが、そういった置き場所の影響を全く感じさせることなく順調に生長して過ごしてくれている様子でした。
しかし冒頭でもお伝えしているように、4月中旬辺りの温かくなってきた頃に、たまたま自宅に居た時に降った雨に葉水がてら葉に付いたホコリごと洗い流そうと屋外にポトス・パーフェクトグリーンを置いたところ、以前も別の植物で同じミスをしてしまったのですが、屋外にポトス・パーフェクトグリーンを置いたことを忘れてしまい、そのまま屋外に数日置きっぱなしにしてしまいました。
これまでずっと室内の弱光にしか当たっていないポトス・パーフェクトグリーンは、やはりぐったりとした様子になっていました。
運よく曇りの日が続いていた時だったので葉焼けすることはなかったのですが、すぐに室内に取り入れ、これまで置いていた場所より日が当たらない場所に置いて水を与えず1週間程様子を見ることにしました。
それでは初期のぐったりとした様子は撮影していませんが、ほぼ変わりない前回のご紹介から約10ヶ月程の水を与えず1週間程が経った、ポトス・パーフェクトグリーンの様子からご紹介します。
こちらがぐったりとしてしまった、UCHIのポトス・パーフェクトグリーンの様子です。
去年の夏前に植え替えてから葉が増え順調に育てられていたのですが、たまにやってしまうミスをやってしまいました。
ただその中でもこのようにあまり影響を受けなかった若葉の様子もあります。
しかしこのようにある程度生長した葉は、元の日当たり(弱光)に慣れていたので、曇り空といえど、時折さす強めの日の光などの影響でなのかかこのようにぐったりとした様子になってしまいました。
そして何故この時水を与えなかったのかというと、茎の状態もやや倒れこむような状態だったことから以前同じ鉢に植えているエピプレムヌム属では土が多すぎる(深くまで入れすぎている)ので、もし根の状態まで悪くしていると水が溜まったままになり根腐れさせてしまう可能性もあると考えてからです。
そのことはポトス・グローバルグリーンのご紹介をご覧ください。
ただもちろんこのままずっと水を与えないわけにはいきませんので、土しっかりと乾いていることから、一度ぐったりとしたポトス・パーフェクトグリーンを鉢から抜き出して根の状態を確認し、土の量などを調節したいと思います。
ぐったりとしたポトス・パーフェクトグリーンの根の状態と土の量の調節
鉢の側面の土をコンビニのスイーツに付いているプラスチックのスプーン(へらのような形状のもの)を使ってほぐし、ゆっくりと株を持ち上げるようにポトス・パーフェクトグリーンを鉢から抜き出しました。
そしてこちらがポトス・パーフェクトグリーンの根の様子です。
今月になり同じエピプレムヌム属のポトス・ライムなどの植え直しをしていますが、ご覧いただいているように、その中でポトス・パーフェクトグリーンの根の状態は一番良い状態でした。
これには少し安堵しました。
しかしやはり根のは鉢の下の方まで伸びている様子はありません。
こういった様子から、個人的にやはり水やりは控えてよかったのかと思います。
根の状態は今のところ問題なさげですが、やはり葉の状態などから枯らしてしまうこも考えられますので、今のうちに伸びたつるをピンクの線でカットして挿し木にし、子株を改めて育てたいと思います。
因みに以前同じように伸びたつるをカットして水挿しにした株は、発根後ポトスの寄せ植えに使っていますが、今も元気に過ごしています。
このようにつるをカットしました。
そして親株を植えるのに用意した赤玉土(小粒)7、ピートモス2、鹿沼土1といったブレンドの土のあまりを使って、ビニールポッドに挿し木しました。
そして同じように赤玉土(小粒)7、ピートモス2、鹿沼土1のブレンドの土を使って、なおかつ土の量を調節して、親株のポトス・パーフェクトグリーンもこのように元の鉢へ植え直しました。
そして1ヶ月程静かに見守りつもりでしたが、この作業からたった2日でポトス・パーフェクトグリーンは驚くことに、愚計を帳消しにしてくれる程の頑健な性質を見せてくれましたので、それがどういった様子なのか、今朝のポトス・パーフェクトグリーンの様子をご紹介します。
愚計を帳消しにしてくれた頑健なポトス・パーフェクトグリーン
こちらが植え直してから2日しか経っていない、愚計を帳消しにしてくれた、UCHIのポトス・パーフェクトグリーンの様子です。
誰かが別の株をこの鉢へ植え直してくれたのかと思うほど見違えた様子です。
先ほどご紹介したように植え直しの作業をした際、ほぼポトス・パーフェクトグリーンに絡んでいた土を取り除いているので根付いているとは考えにくいのですが、雨に当てる前の元気な頃のように茎はシャキッと立ち上がり、葉もピンとした様子に戻っています。
しかし子株はポトスを挿し木した経験がある方ならお分かりいただけると思いますが、このようにぐったりとは少し違いますが、2日しか経っていないのでほぼ仕込んだ時のような状態のままです。
ただ比較的新しい葉は多少親株同様にピンとした様子になりつつある感じもありますが、これも根があるのとないことでの差なのでしょうか不思議な感覚です。
あまりにも短期間での変化に驚きが隠せませんが、ある意味横着しようとして結果的に愚計となってしまったことで、ポトス・パーフェクトグリーンの持ち前の性質である頑健さに気づくことができました。
けれどもこれはたまたま時季が良かったことや、状態を悪くしたと思っていた株の状態がそれほど悪くなかったことなどが運よく重なったことで、一応今のところ今回の愚計はポトス・パーフェクトグリーンに助けられ帳消しにしてくれましたが、それでもやはり同じミスを繰り返さないように反省は必要です。
ただそれでも自宅にいる雨は気分がさえない日となりがちですが、そういった何でもない日も植物を育てていると捉え方を魅力的な日と置き換えることができるので、反省していないと思われるかもしれませんが、雨に当てられる日はやはりホコリを落とすためにも雨に当てようと思いますが、必ずその日に取り込むといったことを忘れない工夫をして植物達と雨の日を過ごしたいと思います。
今回はポトス・パーフェクトグリーンの持ち前の頑健な性質に助けられましたが、これからより活発な生長をすることが期待できますので、恩返しとはいえませんがしっかりと定期的に肥料を与え、また新たな変化があれば挿し木した株の様子と併せ、その時の様子をご紹介したいと思います。
今回ご紹介したポトス・パーフェクトグリーンの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。
また過去のポトス・パーフェクトグリーンの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。