ポトス・ライムの仕立て直しと、つるだけの状態からの再生

こんにちは。

今回は、エピプレムヌム属の観葉植物「ポトス・ライム」の仕立て直しと、つるだけの状態から再生を始めた様子をご紹介します。

ポトス・ライムは1年以上の時間がかかりましたが、植え替えた時と比べると随分と葉が増え、UCHIではポトスとお伝えしているゴールデンポトスのような生命力すら感じられます。

ただ、手付かずで育てていたので片側に葉が寄ってしまい、インテリアグリーンとしてはやや物足りなさから、時季を待って見た目を整えるために仕立て直しする必要を感じていました。

またこの株とは別にビニールポッドに植えた株は、冬に葉をすべて失ってしまいつるだけの状態となってしまったことで諦めかけていたのですが、やはりその持ち前の生命力から再生を始めましたので、仕立て直しの作業と併せ、そういった様子もご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのポトス・ライム
  • ポトス・ライムの仕立て直しとつるだけの状態からの再生の兆し
  • 仕立て直したポトス・ライムとつるだけにした株のその後

 

UCHIのポトス・ライム

UCHIのポトス・ライムは2021年3月27日に、葉焼けを乗り越え、株分けして見た目を整えた様子をご紹介しました。

 

この作業後の様子からその時のポトス・ライムのボリューム不足感は否めませんでしたが、しっかりと根付いて生長してくれたことによって、冒頭でお伝えしているとても丈夫なゴールデンポトスのような生命力から、その時の様子を忘れてしまうぐらいまでに葉が増えました。

しかし問題は丈夫がゆえに、基本的な水を与えるといったことは除いてほぼ手付かずで育てていたので、片側に葉が寄ってしまい、やや見た目に対しては時季を待って仕立て直しする必要を感じていました。

 

そしてその仕立て直しを前回のご紹介から約1年1ヶ月が経った、2週間前にすることにしましたので、まずはその作業前の、植え替え後と比べると随分と葉が増えたポトス・ライムの様子からご紹介したいと思います。

 

 

こちらが2022年4月21日の植え替え後と比べると随分と葉が増えた、UCHIのポトス・ライムの様子です。

このように葉が増えたことにはとても満足な結果となりましたが、ご覧いただいているように片側に葉が寄っているような見た目になってしまいました。

 

 

その方向の上からみると葉の量などもそれなりで、このような一部が濃い(緑系の)色合いをした葉などもあり、面白みもあるのですが問題はやはり別の場所にあります。

 

 

それがこちらの根元付近の様子で、先の上から見た様子とは違い、このように根元はスカスカな感じで、土も上部まで入れ過ぎている気がします。

株の数から根元付近のボリュームアップは難しいと思いますが、ポトス・ライムはリビングに置いているのでこういった根元の見た目も考慮して仕立て直しようと考えていました。

 

またこの株とは別に、この鉢へ植え替えた時にビニールポッドに植えた株もあるのですが、その株は冬に葉をすべて枯らしてしまい、つるだけの状態にしてしまいました。

さすがにつるだけの状態なので諦めようかと考えていたのですが、適度に水を与え放置していると、再生の兆しが感じられる様子がありましたので、その時の様子も併せてご紹介します。

 

 

ポトス・ライムの仕立て直しとつるだけの状態からの再生の兆し

少し写真が増えるので、いつもより作業途中の様子を省いたご紹介となりますが、ポトス・ライムを植えていた白い縦長の素焼きの鉢から抜き出し、このように古い土もほぼ取り除きました。

前回ご紹介したポトス・グローバルグリーンの根と比較すると随分と長さなどの状態に違いがあることがお分かりいただけると思います。

 

 

そして次になるべくきれいに植え直すために、絡み合った根をほどき、それぞれの株を別々にしました。

するとすぐに他の2株とは違う気になる株があることに気が付きました。

 

 

その株はこちらで、葉が付いていないつる(茎)が長い部分があるので、この株は適度にカットして調節したいと思います。

 

 

そこで今伸びている根を活かすため、このようにカットして分けました。

左の株は他の2株と一緒に元の鉢に植え、真ん中の株は別の用途に、そして右の株は水挿しにすることにしました。

 

続いてはつるだけの状態にしてしまった、ビニールポッドに植えたポトス・ライムの様子をご紹介します。

 

 

こちらがつるだけの状態にしてしまったポトス・ライムで、この様子は2022年4月17日のものです。

ご覧いただいているようにこのビニールポッドに植えた株(プラスチックの鉢に入れている株)は、冬に葉をすべて枯らしてしまい、それから約2ヶ月程このような状態だったので諦めかけていたこともあり撮影することなく放置気味にしていました。

 

しかし葉を失ってからも変色したり、枯れたりすることがなかったので、水だけは与え続けていました。

 

 

するとこの撮影日の朝に気が付いたのがピンクの円で囲った部分の様子で、ツノのような新芽が出てきていることに気が付きました。

この様子ならこのまま新しい葉を付けるのではないかと、引き続き水を適量与え様子を見ることにしていました。

 

それでは見た目を考慮して仕立て直した2週間後のポトス・ライムの様子と併せ、つるだけになったポトス・ライムは無事に新しい葉を付けたのかといったことをご紹介します。

 

 

仕立て直したポトス・ライムとつるだけにした株のその後

こちらが仕立て直してから2週間が経った、今朝のUCHIのポトス・ライムの様子です。

結果でいうと、なんともいえない微妙な中途半端な見た目になってしまいました。

 

 

その一つの原因としては、やはり葉が増えたといってもまだボリューム不足だということではないかと思います。

しかしそれはこれから迎えるより活発な生育期の間に改善できると考えています。

 

 

そしてそういった期待が持てる様子としては、こちらのつるだけになったポトス・ライムからも感じられます。

お伝えしていたつるだけになったポトス・ライムはこのように新しい葉を無事に付け、以前のような姿へと再生を初めてくれました。

 

 

新しい葉はかなり小さめですが、その奥にはまた新しい筒状の葉が出ていて、このまだ筒状の葉はより大きな葉になることが期待できる長さもあります。

このような結果からもポトス・ライムは比較的に生命力が強いと思いますので、万が一このようなつるだけの状態にしてしまっても、適切に水を与え続ければ再生は可能なようだといえそうです。

 

 

UCHIのポトス・ライムは仕立て直しをして、2週間という期間では中途半端な様子しかご紹介できませんでしたが、それでも今はこれで十分だと考えています。

それは先にお伝えしているように、これからより活発な生育が期待できる時季となりますので、さらに気温が上がることにより鉢の中の土の温度も上がるので、適切に水や肥料を与え、そして日当たりを確保できればさらに根が生長し、特徴のライムのような色合いの葉も増え、今とは見違えるより良い姿を見ることができるのでないかと期待が膨らんでいます。

 

ただ必ずしもその思い描く結果を出せるとはいえませんが、また夏から晩夏までに機会をみて仕立て直したポトス・ライムがどのような姿に変化し、そして期待通りのいい感じのインテリアグリーンへと育てられたのか、またつるだけになった株がどのような再生を遂げたのかといった様子を併せてご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介したポトス・ライムの基本的な育て方はこちらでご紹介しています。

また過去のポトス・ライムの様子を一覧で追ってご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。