このまま失いたくないスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの特徴

こんにちは。

今回は、このまま失いたくないスキンダプサス属の観葉植物「スキンダプサス・ピクタス・アルギレウス」の特徴をご紹介します。

斑入り品種はやはりその斑の模様が美しく出てこそ最大限の魅力を発揮できるものだと思いますが、購入時は園芸店や専門の方がしっかりと管理していくれているのでいい感じの状態で購入して持ち帰ることができますが、その購入時と同じような環境(日当たりや湿度や風通し)を確保できるなら問題ありませんが、現実的にはなかなか難しい場合があり、そういった影響が現れてしまったのがスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスです。

しかしこのまま特徴を失いたくないと必要でないかと思う対処をしていますので、それがどういった結果になったのか、またその対処前の様子にしておきたいことがありますので、そういった様子を併せてご紹介します。

今回の目次

  • UCHIのスキンダプサス・ピクタス・アルギレウス
  • 生長を始めだした頃のスキンダプサス・ピクタス・アルギレウス
  • 置き場所を変えたスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスと切り戻し
  • 仕立て直したスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスとそのつるを使った挿し木

 

UCHIのスキンダプサス・ピクタス・アルギレウス

UCHIのスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスは2022年3月26日に、つるを伸ばして垂れ下げるために植え替えをした様子をご紹介しました。

 

その後はゆっくりと順調に生長している様子でしたが、ある時から生長が加速したものの、置き場所の影響を受け始めたのか増える葉にはスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの特徴が感じにくくなってしまいました。

そして今ではそれ以外にも気になる様子がありますので、まずは前回のご紹介から約3ヶ月半が経った、今朝のスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの様子からご紹介していきたいと思います。

 

 

こちらが増える葉に特徴が感じにくくなってしまった、UCHIのスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの様子です。

全体的な様子でいうと、つるが伸びて葉も増え株としては生長したことはお分かりいただけると思います。

 

 

そしてこちらがスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの葉の様子です。

葉が増えたことは喜ばしいことですが、この写真から手放しで喜べないことは明確です。

 

 

その様子として、こちらの斑の部分の一部が黄色系になってしまっている葉ですが、これはここ最近出てきた現象(症状)で、これは置き場所を移してからこのような様子が表れてしまいました。

これは置き場所を移したことでのストレスの可能性もあり、なんらかの対処が必要な気がしますが、今は正確にどういったことなのかわかりませんので手付かずとなっています。

 

 

そしてこちらがスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの特徴が感じにくくなってしまった葉の様子です。

もうお分かりだと思いますが、特徴の銀色の斑がかすかに先端付近にあるだけで、全体的でいうとほぼありません。

 

こういったことになりそうな様子が植え替え後の生長を始めだした頃に現れていますので、その時の様子をご紹介します。

 

 

生長を始めだした頃のスキンダプサス・ピクタス・アルギレウス

こちらが生長を始めだした頃の、2022年4月17日のスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの様子です。

まだ短いので上向きにつるが伸びて、その伸びたつるに筒状の新葉や開いて間もない若葉が付いていることがお分かりいただけると思います。

 

 

こういったまだ筒状の新葉の様子は以前もご紹介していますが、いい感じの間隔で(徒長せずに)付いているので育ち方としてもまずまずといった様子に思えていました。

しかしこの時から先の結果となるような様子が現れ始めています。

 

 

その様子がこちらのまだ小さな若葉で、ご覧いただければすぐにお気づきになるかもしれませんが、スキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの特徴でもある銀色の斑がわずかしか入っておらず、何らかの問題があるものだと感じ始めた頃です。

 

そこで一番初めに脳裏をよぎったのは日照不足で、スキンダプサス・ピクタス・アルギレウスでの経験ではありませんが、これまで育てた別の植物の経験から斑が消える(減る)のは日照不足でないかと思いました。

ただ先にお伝えしているようにもし日照不足なら、伸びたつるに付く新葉の間隔がもっと空くと思うのですが、このつるの葉の付き具合からも違った原因の可能性もあるのかとも思いました。

 

しかしこの時にできる最も簡単で必要なことが日当たりの確保で、そこでレースカーテン越しに日に当たるものの、UCHIでは日照時間が短くなる場所で吊るして育てることにしました。

 

それでは生長した葉は変化することはありませんが、それから後に出てくる新葉なのにその効果があったのかなどをもう一度今朝の様子に戻ってご紹介したいと思います。

 

 

置き場所を変えたスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの新葉と切り戻し

こちらが改めてご紹介する、今朝の置き場所を変えたスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの新葉の様子です。

この葉は伸びたつるの先端付近の新葉(若葉)で、以前ほどではありませんがこのように銀色の斑が感じられる程度にはなりました。

 

こういった様子からスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの銀色の斑は、日当たりが不十分だと失われて(消えて)しまうようで、強い日差しが必要といったわけではありませんが、まだまだ物足りないものの銀色の斑を失わないためにはなるべく日に当たるような場所が必要だといえそうです。

 

とりあえず斑のことは置き場所を考慮することで解決できそうですが、その日に当たりにくい場所に置いていた間の生長にもうひとつ問題が発生しています。

 

 

それはつると葉の間隔で、置き場所を移すまでに伸びてしまったつるの中間部分には葉が付いていません。

 

 

つるをよく見ると気根がでているような節といっていいのかピンクの円あたりから葉が出てくるかもしれませんが、まだまだこれから活発な生長が期待できる時季なので、少し理想とは違った姿になりつつ在ることもあり、ここはいったんピンクの線辺りで切り戻しをして仕立て直し、こういった機会ですのでそのカットしたつるを使って増やすことにも挑戦したいと思います。

 

 

まず先程お伝えしたピンクの線辺りでこのようにカットしました。

そして挿し木で増やしたいと思いますので、さらにつるの長さを挿し木しやすいようにカットして整えました。

 

 

あとはこちらの黒のプラスチックの鉢にカットして整えたスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスのつるを挿し木したいと思います。

因みに土は前回のマドカズラの際にブレンドした土(赤玉土(小粒)6、ピートモス3、鹿沼土1)が余っていましたのでその土を使うことにしました。

 

それでは一旦切り戻しをして仕立て直したスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスとそのカットしたつるを使った挿し木をご紹介したいと思います。

 

 

仕立て直したスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスとそのつるを使った挿し木

こちらが切り戻しをして仕立て直した、UCHIのスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスの様子です。

3歩進んで2歩下がるといった結果になってしまいましたが、その分経験が詰めましたので、改めてここから置き場所を移した(カーテンで遮光した日が当たる場所に)吊るしてなるべく葉の間隔が広がらないようにしつつ育てたいと思います。

 

 

そしてこちらが先程カットしたつるを使って挿し木した様子です。

無事に発根して子株となってくれればと思いますが、今回はうっかりルートンを使うことを忘れてしまいました。

 

 

UCHIのスキンダプサス・ピクタス・アルギレウスはこのまま特徴を失いたくないといった行動とその結果から、銀色の斑を完全に失うことなくまた少し理解も深められたと思います。

ただ、まだまだ大きな葉のような銀色の斑が半分程度を占めるまでにはできていませんので、より日が当たる時間が長い場所へ移すことを考える必要がありそうですが、忘れてはいけないのが斑の一部が黄色系になってしまっている葉のような症状で、原因がわかりませんが慌ててまた場所を移すことは避け、こまめに葉などの様子を見ながらその時できる工夫をしていきたいと考えています。

またしばらくは活発な生長が期待できると思いますので、その間にどういった変化をしたのか、そして挿し木は成功したのかなどを秋の間(9月下旬から10月上旬)にご紹介したいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

その後の様子

364日後の様子をご紹介します。